子供さんについてのお悩みを頂いたので、少し考えてみたいと思います。


    まず一番に考慮しなければならないのはやはり息子さんの気持ちだと思いますが、おっしゃりたくなる気持ちはよくわかります。
特に子供さんが頑張ってるなと思えば思うほど、報われないことが納得いかなかったり不憫に思えたりするのだと思います。
   理想としては子供さんも親御さんも、双方が納得した形になることですよね。
子供さんが理解してくれて移籍するのか、親御さんが妥協して残留の意思を尊重するのか…

   指導者が代わらない限り、なかなか競技に関しての方針は動かないと思います。

   まずは子供さんとの十分な話し合いが必要でしょうね。
その上で決めたことであれば、先々双方の後悔が少なくなると思います。
もちろん話し合いの過程で、子供さんの意思を上手に親の意向に沿わせることも可能ですよね。
  ですがその場合には、結果が悪かった時に親御さんは後味の悪い後悔が残るでしょう。

  我が家の四男坊源志の場合は、柔道を続けたいという意思を確認して後は吾輩が進学先を決めました。
いくつかのプレゼンをして、本人に選択させた形です。
本人が岩手の学校を選んだことに依って我が家の生活拠点そのものが岩手になったわけですから、 そういう意味では一蓮托生です。

   たまたまですが、今日はその源志が通う高校の終業式です。
源志は本日の登校を以て高校生活を止めるべく、退学届を用意して家を出ました。
それだって我が家からしてみれば
「おいおい、岩手に越してまで来たのに」
と、言えなくもないアクシデントです。
それでも本人が出した結論に吾輩も賛同したわけですから、今後進む道を応援しようと思います。
  親としては十分に納得したわけではありませんが、息子の夢を最優先しました。

  源志がその結論に至るきっかけはこの故郷に帰って来たからであり、岩手に戻った意義はあったと思います。
  それでも、岩手に来た時はまさか一年後にこんな展開になるとは思っていませんでした。
人生そのものもそうですが、子育てもなかなか長期展望通りにはいきません。

  その場その場で納得を探して積み重ねていかないと、やはりどこかで後悔が残ります。
「じゃあ、そういうことでいいな」
という着地点を探しながら、やっていくしかないですよね。

  今回は御相談に応えるつもりが、危うく我が家の愚痴を言ってしまいそうになりました。
結構やってくれますよ、我が家の子供ども…
そう簡単には安心させてくれません。
   まあ、親としては楽しみでもあるのですが…


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