子供達の進学や入寮に必要な書類を揃える為に、正月以来の故郷に向かいました。

   ただでさえ痛い出費のレンタカーなのに、小型車がなくてかさんでしまいました。

 
   Twitterで運転してるところをアップしたら
「運転出来るんですか」
的な米粒が殺到しましたが、いやいや普通に出来ますからね。

  途中で寄った道の駅で懐かしいものを買いました。
カブの葉を乾燥させ、刻んで茹でたものを丸く握って冷凍したものです。
味噌汁の具に使うのですが、子供の頃は冬場によく呑みました。  


   これを使った味噌汁は干菜汁(HOSUNAZURU)
といい、我が故郷では極々ポピュラーな食材です。

   盛岡に帰るまでまだ数時間あり、道の駅も閉まってしまうので溶けないように雪に埋めておいて目的地へ………


   冬場の大好きな遊びに「川止め」という漁がありました。
豪雪の地域ですから三メートルぐらいの幅の川なら、積もった雪を両側からどんどん落とすだけでせき止められるわけです。
   そのダムを三ヶ所四ヶ所作って、完全に水がなくなった川底から岩魚を拾うんですよ。
嘘みたいな話しですが、吾輩はこれが大好きでした。

   そして獲った魚を一時的に雪に埋めておいて、後で回収するということが多かったんです。(岩魚は大概生きてます)
 
  雪に干菜を埋めながら、そんな子供の頃を想いだしていました。
 
  そして、目的地の久慈市役所に到着しました。


  久慈市と言えば、お陰様で昨年は全国的に大ブレイクしました。


   御存知、あまちゃんの舞台になりました。
宮藤官九郎さんには本当に、いくら感謝しても足りません。
 
   お陰様で元気を頂きました。

   任務を果たして帰って来て、早速干菜汁を作りました。


  見た目では伝わりませんが、香りがいいですし温まりますね。

  往復250kmを越えるドライブの疲れもスーッと、抜けていきます………