まさか、こんな場面が自分の人生にあろうとは思っていませんでした。
「じゃあ、勝負しましょうか」
かなり酔っていたとはいえ、よくこのひと言が口から出たなと我ながら思います。
自分の目の前にいらっしゃるのは、みちのくプロレスのザ・グレート・サスケ氏である。
「わかりました、では勝負しましょう」
長期療養からの復帰戦を数時間前に終えたばかりの氏であるが、その眼光は穏やかな中にもあくまでも鋭いものが……
思えばこの時すでにゴングは鳴っていたのかも知れません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131106/09/big-daddy0408/d5/41/j/o0405072012740455333.jpg?caw=800)
この勝負はなんとしても勝ちたい、勝てるとすれば運しかないのだから
「あらゆる運と交換してもいい」
切実にそう思いました。
そして、お互いの手がスッと動き…
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131106/09/big-daddy0408/c1/96/j/o0720040512740455367.jpg?caw=800)
「ジャンケンポン!!」
サスケ氏:チョキ
清志 :パー
完敗でした。
事の発端は、餃子の最後の一個を譲り合ったところからです。
「あのサスケさんに勝ったんだよ」
って、息子や娘に自慢したかった…