子供が五人六人になってくると、静かな環境を保とうとしても相当難しくなってきます。
どうしてもあちこちでドタバタしだして、気が付けば自分も参加してワイワイやりだす始末です。
  それでも案外、赤ちゃんってスヤスヤ寝てるんですよね。
突発的にデカイ音でもなければ、ガヤガヤしてる分には割りと影響がないものです。

  そうしてみると、最初の子の時はやはり神経質になっていたなと思いますね。
子供を寝かしつける為に、最大限まで生活音を遮断する努力をしました。
夫婦の会話もひそひそ話どころか、ジェスチャーにまでしたりして…
  ところが静かにすればするほど小さな音でも際立ってしまって、軽い咳払いをしただけでも
「ホギャッ」
と、目を覚ましてしまったりするんですよね。



  周りが静かなほど赤ちゃんのセンサーが過敏に働き、むしろ賑やかな方が、油断してくれるような気もします。
  もちろん限度はあるでしょうけどね。

  考えてみれば、聴診器をあてただけでも人の身体の中って結構うるさいですもんね。
何ヵ月もあの中で成長するわけですから、もしかしたら静かな方が不安になるのかもしれません。

  親として様々な経験を積ませて貰った長女から、子離れの経験もやはり最初にさせて貰うのだろう。