長女が二歳ぐらいの時に弟である長男を噛むということは、何度かありました。
でもそれは、やきもちからというわけではなかったように思います。
基本的には仲がよく、頻繁だったわけでもありませんでした。
ある日、長女に腕を噛まれた長男が
「イタイーッ」
って叫んだのを聞いて、我々夫婦が顔を見合せたことがありました。
「今、痛いって言ったよね」
「言った言った」
それが長男新志の初めて発した言葉だったのです。
人間、必死になるとすごいですね。
ちなみに長女の最初の言葉は
「はい」
でした。
どこかに出掛ける時に「行くぞ」と声をかけた時でしたね。
こんな話は子供達が小さい頃に何度も何度も、話してやってました。
だから自分も覚えているんですね。
決して記憶力がいいわけではありません。