さて、いよいよ参拝です。
神社の歩き方③では、ご祭神を知るということをお話しさせていただきました。
ご祭神を知るというとは
何の神さまなのか、どんなご神徳、ご利益の神さまなのかを知るということです。
学業の神さまに商売繁盛をお願いしたところで
「お門違いやんけ」とされますので
調べて行くことが得策です。
大まかな順番は(後ほど1つ1つの作法を詳しく説明します)
①お賽銭
↓
②鈴を鳴らす(鈴があれば)
↓
③一揖
↓
④二拝 二拍手 祈念 一拝
(伊勢神宮は8度拝 8開手(ひらで)・出雲大社では2拝 4かしわ手 1拝などはありますが
ベースとなるものは一揖 二拝 二拍手 で大丈夫です)
↓
⑤感謝やお願い事
↓
⑥一揖
以上が大まかな流れです。
それでは1つ1つ作法を説明していきましょう。
まずは①のお賽銭。
お賽銭は感謝の気持ちでお賽銭します。
ぶっきらぼうに放るのではく、丁寧にお賽銭しましょう。
感謝の気持ち=お賽銭です。
金額は自分の身丈にあった金額で良いでしょう。
初めて参拝させていただく神さまには導いていただけたことに感謝を。
何度も参拝させていただける神さまにはご縁を結ばせていただけている感謝を。
そして②鈴を鳴らす
鈴を鳴らす時は人間界でいう玄関ノックと考えたらわかりやすいかもしれません。
やたらむやみに大きな音を出そうとすれば鈴の音は荒くなります。
また鈴の音には祓いの意もありますので
綺麗に鳴らすようにすると良いでしょう。
つづいて③一揖
この一礼は、二拝 二拍手 一拝の前に軽く会釈をするという事です。
これを【揖・ゆう】と言います。
この揖という作法は丁寧なは気持ちの表れで神職の神拝作法です。
④二拝 二拍手 一拝
まず二拝(深く)は背中を伸ばし90度に腰をおり頭を下げます
(この時は神さまがチラっと覗きに来てるイメージで)
続いて 二拍手は 両手を胸のあたりまで持ち上げ
右手を少し引きパンパンっと鳴らします。
(この時に神さまが玄関スコープを覗きながら「何か用?」と言っているみたいなイメージで)
最後に 深い一拝をします。
(この時の神さまは「これから何を伝えるんだい?」のイメージです)
そして⑤感謝やお願い事をする
まずポイントは感謝ありきです。
初めて参拝させていただく神さまには
「この度は◯◯神社にご縁をいただきありがとうございます。」と伝えると良いでしょう。
通わせていただけている神社では
「本日も〇〇神社に参拝させていただけること、ありがとうございます」
とお伝えしましょう。
そして次に
自分の名前と住まい(どこどこ在住)をお伝えしましょう。
(名刺を渡しているイメージで、
会社経営をさている方は社名と所在地を伝えましょう←会社や事業に関わるお願い事であれば)
例は
「この度は〇〇神社にご縁をいただきありがとうございます」
「私は神奈川県〇〇市〇〇に住まわせていただいているHAYATOと申します」
こんな感じの自己紹介で良いでしょう。
続いて祝詞奏上をされる方は(祝詞奏上をしたい方のみ)
祓詞(はらいことば)→大祓詞(おおはらいことば)→神社参拝の神祝詞
の順番で良いでしょう。
(祝詞については機会があれば後日書きます)
そして感謝と自己紹介の後に
自分のお願いごとを伝える。
この順番はとても大切です。
そして伝え終わったら
⑥軽く一揖
(ありがとうございましたという気持ちで)
終わりです。
その時に混雑していなければ、
ご神鏡があればご神鏡を、御幣(ごへい)があれば御幣を
ボーっと眺めてみて下さい。
ご神鏡や御幣は神さまの依代(よりしろ)となっていますからボーっと感じてみて下さい。
作法を身につけ、感謝を伝えると神さまと出会える可能性は高まります。
焦らず急がず、失敗したら、修正すれば良いんです。
失敗も感謝の対象であり成長の一部です。
いかがだったでしょうか。
神社の歩き方④では本殿に参拝する ということをテーマに書きました。
誰にでもわかりやすいように簡単に書きましたが、
神社で神さまに出会うコツは
自らの祓い清めが神さまに近づくための行いであり
感謝の言葉は愛でありそれも神さまに近づく大切なこと
です。
まだまだ深く掘り下げたり
摂社・末社、人間の波動の話や短編小説、書きたいことはまだまだありますので
楽しみに待ってて下さいね。
HAYATO 拝