Purely Belter
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2018-11-04 00:01:44

自慢の攻撃陣が沈黙…苦戦が続く横浜F・マリノス(その2)

テーマ:観戦レポート(サッカー)

■試合を引き締めた両チームのセンターバック

率直に言って見どころが多い試合ではありませんでしたが、この試合の両チームのセンターバックは見事なパフォーマンスを見せました。彼らの頑張りがあったからこそ、流れの中でゴールが生まれず、0-1という最少スコアの試合になりました。

 

FC東京はチャン・ヒョンス選手と丹羽大輝選手のコンビでした。ピッチ内外でチームを支える森重真人選手を累積警告で欠く中での試合でしたが、代役を務めた丹羽選手のパフォーマンスは見事でした。常に声を出してチームを鼓舞しラインを統率するのみならず、対人戦での粘り強いディフェンスも光っていました。チームを盛り上げる丹羽選手の姿は、嘗て所属したアビスパ福岡時代のままで、とても懐かしい気持ちになりました。

 

そして、この試合の決勝ゴールを決めたチャン・ヒョンス選手のプレーも素晴らしかったです。先日、兵役免除の際の社会奉仕活動につき虚偽の申告をしていたとして、大韓サッカー協会(KFA)から韓国代表永久追放と3000万ウォンの罰金処分が下されました。難しい精神状態での試合だったはずですが、攻守両面で気合が入っていました。ゴールの場面は、DFチアゴ・マルチンス選手よりも早くボールに触ってネットを揺らし、守備面では、ウーゴ・ヴィエイラ選手へのボールを素早い出足でカットしていました。

 

敗れはしたものの、横浜FMのチアゴ・マルチンス選手とドゥシャン・ツェティノヴィッチ選手のコンビも見事でした。T.マルチンス選手のプレーで圧巻だったのは前半35分の場面。MF髙萩洋次郎選手のパスに抜け出したFWディエゴ・オリヴェイラ選手に対し、振り切られずに付いていき簡単にシュートを打たせませんでした。T.マルチンス選手が追い付いてコースに入ったため、D.オリヴェイラ選手は利き足(右足)でシュートを打てず、左足でのループ気味のシュートはバーに阻まれました。あれが右足であれば恐らくネットを揺らしていたでしょう。T.マルチンス選手の粘り強いプレーが失点を防ぎました。

 

■熱戦が続く残留争い 最後に生き残るのは…!?

今季の残留争いは熾烈です。第30節終了時点で降格が決まったチームは1つもなく、毎節ごとに順位や勝点差が変わる団子状態となっています。

 

現在最下位のV・ファーレン長崎(勝点29)、17位の柏レイソル(勝点33)が自動降格圏、16位のサガン鳥栖(勝点33)がJ1参入プレーオフ出場圏となっていますが、13位の横浜FMまでが勝点差5の中にあり、まだまだ分からない状況です。明日鳥栖vs長崎の一戦が行われるため、この試合の結果次第では、さらに読めない展開になるかもしれません。

 

個人的な意見を述べるのであれば…長崎は戦力面で他よりも劣っており、順位的にも残留は厳しいように思えます。また、最近調子を落としている柏も、鹿島アントラーズ、セレッソ大阪、ガンバ大阪と難敵との対戦を残しているため、残留へ向け黄色信号が灯っている印象です。ルヴァンカップ制覇後の2試合で勝点を積み上げることができなかった湘南、一時期の勢いがなくなった名古屋、不安定な戦いが続く横浜FMも決して安全圏にいるわけではないですが、このままの順位で終わる可能性が高いような気がします。

 

今季から導入されたJ1参入プレーオフにより、16位になっても残留の可能性があります。特に、今季のJ2はずば抜けて強いチームがなく、プレーオフ圏内を争っているチームもJ1レベルには程遠いため、16位になればかなりの確率でJ1に残ることができるでしょう。そう考えると、勝点40に乗せることできれば、自動降格圏内に落ちる可能性は低く、残留を勝ち取ることができると思います。

 

 

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2018-11-03 22:51:34

自慢の攻撃陣が沈黙…苦戦が続く横浜F・マリノス(その1)

テーマ:観戦レポート(サッカー)

今日は明治安田生命J1リーグ第31節の4試合が行われました。リーグも大詰めとなり、優勝争いや残留争いが熾烈になっています。とりわけ残留争いは、第30節終了時点で降格決定チームが1つもなく、例年にも増して混戦となっています。

 

降格圏から勝点差5に位置する横浜F・マリノスは、ホームにFC東京を迎えての一戦。前節のガンバ大阪戦、JリーグYBCルヴァンカップ決勝の湘南ベルマーレ戦に敗れており、悪い流れを断ち切りたいところ。一方のFC東京もここ最近は失速気味。AFCチャンピオンズリーグ出場圏内に入るためには、これ以上勝点を落とすわけにはいきません。

 

 

■セットプレーから決勝ゴールを奪ったFC東京

試合は立ち上がりから中盤の攻防が繰り広げられる展開に。両チームともボールを持つシーンはありましたが、崩して決定機を作るには至りませんでした。そんな中迎えた15分、試合が動きます。右コーナーキックをDFチャン・ヒョンス選手がヘッドで合わせ、FC東京が先制ゴールを奪いました。

 

先制ゴールを許した横浜FMは攻撃のギアを上げます。28分にFW仲川輝人選手が右サイドから中へ切れ込んでシュートを放ちましたが、わずかに枠外。36分にはDF松原健選手の右からのクロスが入るも、最後はGK林彰洋選手に阻まれゴールなりませんでした。また、終了間際にはDF山中亮輔選手が強烈なミドルを放つも、これも枠を捉えることができませんでした。

 

後半も横浜FMが積極的な攻撃を見せました。14分にはMFユン・イルロク選手を投入して2トップにシステム変更すると、17分にはペナルティエリア左でボールを受けたMF天野純選手が右足でシュートを放ち、仲川選手がゴールライン上でコースを変えてネットを揺らすも、オフサイドの判定。同点ゴールとはなりませんでした。その後も攻撃的なカードを切った横浜FMでしたが、FC東京の堅い守備陣を崩すには至らず。試合は0-1で終了し、FC東京が勝利しました。

 

■公式戦2試合連続無得点…横浜FMは自慢の攻撃陣が沈黙

ここまでリーグトップの53得点を誇る横浜FMですが、この試合は自慢の攻撃陣が沈黙しました。これで先日のルヴァンカップに続き2試合連続の完封負けとなりました。

 
横浜FMは自陣から粘り強く繋ぎ打開を試みましたが、FC東京が集中して90分を戦いました。いつも通りサイドを基点とするシーンもありましたが、クロスは中と合わず、決定的な場面は個人技によるものでした。仲川選手はスピードを活かしてシュートまで持ち込み、天野選手は良い形でボールを受けてチャンスに絡みましたが、ネットを揺らすには至りませんでした。

 

今季の横浜FMは、リードされている試合の終盤での攻撃にゴールの予感がしないのが残念なところ。攻撃の枚数を増やしてボックス内に人数はいるのですが、そこにボールが入らずシュートまで持ち込めない。ロングボールを使ってパワープレーをしようとしても前線にヘディングが強い選手がいないため合わず、サイドからクロスを入れても相手DFに弾き返されてしまいます。
 
この試合もこれまでと同様、決定機を作ることができず、時間だけが過ぎていきました。試合終盤に守備を固めている相手からゴールを奪うのは簡単なことではないですが、少なくともシュートまでは持ち込みたいところ。今日のような展開になった際にどのようにしてゴールをこじ開けるのか…残り3試合のアンジェ・ポステコグルー監督の采配に注目ですね。
 

痛恨の完封負け…リーグ戦2連敗となった横浜FMの残留争いはまだまだ続く。

 

 

2018-10-27 23:32:19

湘南ベルマーレが1994年以来のタイトル獲得!!(その2)

テーマ:観戦レポート(サッカー)

■怪我に苦しんだ天才 元日本代表MF梅崎司が完全復活!!

全員が好守にファイトする湘南ですが、中でも梅崎選手のプレーは印象的でした。3トップの左に入った梅崎選手は、この試合キャプテンとして出場し後半32分までプレー。慣れ親しんだスタジアムで、積極的に前線に顔を出してチームの攻撃を活性化させました。

 

梅崎選手と言えば、大分トリニータ時代のプレーが印象的です。169cmと小柄ながらスピードとテクニックを活かしたドリブルでサイドを支配し、チームの躍進に貢献しました。その活躍が認められ、イビチャ・オシム監督が率いる日本代表にも選出され、弱冠19歳で代表デビューを飾りました。

 

しかし、梅崎選手のキャリアは順風満帆ではありませんでした。フランスでの挑戦は失敗に終わり、浦和レッズへ移籍後は怪我で何度も離脱しました。その後レギュラーの座を掴んだシーズンもありましたが、2017年シーズンはリーグ戦わずか10試合の出場。今季より湘南に活躍の場を求めていました。

 

今季は序盤戦は出場機会が少なかったものの、第16節からスタメンに定着。キレのあるプレーで攻撃陣を牽引しています。また、ルヴァンカップではチームトップの4ゴール。梅崎選手なしではタイトル獲得はありませんでした。この試合でも中央に入ったりサイドへ流れたりと、状況を見ながらポジションを取って攻撃に絡んでいました。これまで怪我に苦しんだ分、残りのシーズンも大いに暴れてほしいですね。

 

■実を結んだ"湘南スタイル" 節目の年に新たな勲章

この試合の湘南は、前半から積極的にプレスをかけ、横浜FMのリズムを崩しました。ボールを奪ってからは多くの選手が攻撃に顔を出し、空いたポジションは他の選手がケアしました。先制ゴールの場面も、左ウィングバックの杉岡選手が中央の高い位置でボールを受けたため、ゴールへと繋がりました。左右のストッパーは攻守で奮闘し、途中出場のFW高山薫選手は、最終ライン付近にまで戻って守備をサポートしました。

 

チームを率いるチョウ・キジェ監督は2012年シーズンに就任。チームは限られた予算で戦い、チョウ監督就任後も昇格と降格を繰り返すシーズンを送っていました。しかし、全員攻撃全員守備の運動量豊富なサッカーがブレることはありませんでした。ブレイクした選手が引き抜かれても新たな選手が台頭し、一致団結したチームは直向きなサッカーを見せました。そんなチョウ監督のスタイルが、この試合でついに実を結びました。

 

ピッチ上では全員攻撃全員守備のスタイルを貫き、ピッチ外では相手チームへのリスペクトを忘れない…そんなチョウ監督はチーム内外から高い評価を得ています。クラブ創設50周年の節目の年に、チームは新たなタイトルを手にしました。リーグ戦でも現在13位と残留圏内に位置しています。残りのシーズンもチョウ監督率いる湘南の戦いぶりに注目ですね。

 

■1点に泣きタイトルを逃すも…アグレッシブな攻撃を貫け!!

2013年に天皇杯を制して以来のタイトル獲得を目指した横浜FMですが、1点に泣きました。思えば、今年1月1日の天皇杯決勝でも埼玉スタジアム2○○2で敗れており、同じスタジアムで2度決勝で敗れるという悔しさを味わいました。

 

今季は横浜FMの試合を多く観ていますが、シーズン序盤から攻撃的なスタイルを貫いてきました。その戦術の裏を突かれ勿体無い失点もありましたが、サイドバックが高い位置に上がって中盤を厚くし、サイドを攻略してチャンスを作るというスタイルは、ここ最近になってようやく結果が付いてきました。リーグ戦の順位も11位まで上がり、ルヴァンカップでもガンバ大阪や鹿島アントラーズといった難敵を下して決勝までコマを進めました。

 

この試合でも後半は終始敵陣でプレーしてチャンスを作りましたが、1点を奪うことができず、タイトル獲得はなりませんでした。確かに、後半34分にはPKが与えられても良い場面がありました。しかし、MF天野純選手が 「後半は徐々に良くなったけど、前半からやっていれば違った結果になったと思う」 (ゲキサカ「「教訓を生かせなかった」横浜FM天野純、覇者・湘南との違いを悔やむ」参照)と話すように、研究してくる相手をどのように崩すか、さらなる成熟が必要なのでしょう。

 

ところで、チームを率いるアンジェ・ポステコグルー監督については、ギリシャ代表監督就任の噂もあります(日刊スポーツ「ギリシャ指揮官に横浜ポステコグルー監督浮上」参照)。しかし、上記の通り、攻撃的なスタイルがようやく結果に繋がってきたところ。バックラインにも良い選手が加入し、今後が楽しみなチームの一つです。折角大きな舵を切ったのですから、今後もこのスタイルを継続してほしいですね。

 

最後まで集中力を切らさなかった湘南は、見事24年ぶりのタイトルを獲得した!!

 

 

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