Purely Belter
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ニューカッスルがカラバオカップを制して70年ぶりの国内タイトル!!

ニューカッスル・ユナイテッドが、ついにタイトルを手にしました。カラバオカップ決勝戦がサッカーの聖地ウェンブリー・スタジアムで行われ、リヴァプールを2-1で撃破。1995年のFAカップ以来、実に70年ぶりの国内タイトルを手にしました。

 

個人的には、1998年にニューカッスルを応援するようになってから初めて見たタイトル獲得。試合終了のホイッスルが鳴った際はあまり実感が沸きませんでしたが、DFジャマール・ラッセルズ、キーラン・トリッピアー、MFブルーノ・ギマラインスの3選手がトロフィーを掲げた瞬間、涙が出てきました。

 

中継の現地映像では、クラブの、いやイングランドのレジェンドであるアラン・シアラー、長くクラブのゴールマウスを守ったスティーヴ・ハーパーの姿もありました。彼らがクラブを支えた1990年代中盤から2000年代中盤、クラブは激動の時代を過ごしました。1998年と1999年のFAカップでは2年連続で決勝に進出しながらも、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドに敗れました。2007/08シーズンには降格も経験しました。

 

今回のタイトルは、エディ―・ハウ監督をはじめとする選手&スタッフは勿論、クラブの歴史を刻んできたレジェンドたち、そして何よりも、長年タイトルを待ち望んでいた、世界一熱いニューカッスルのサポーターで勝ち取ったものに他なりません。

 

最高の瞬間を味わうことができましたが、ニューカッスルのシーズンはまだまだ続きます。現在リーグ戦では6位につけており、UEFAチャンピオンズリーグ出場権の4位とは勝点差わずかに2です。来季ヨーロッパ最高峰の大会に出場するため、残り10試合を駆け抜けてほしいです。

 

 

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ニューカッスル・ユナイテッドの日本ツアーは1勝1敗で終了(その2)

■新加入選手も躍動し、中断明けから上昇が期待される横浜FM

横浜FMは90分間安定した戦いを披露しました。試合の立ち上がりこそニューカッスルの圧力に手を焼いた印象でしたが、勝利に相応しいパフォーマンスだったと思います。

 

今季はハリー・キューウェル監督体制でスタートを切った横浜FMでしたが、リーグ戦ではここまで11位と苦戦中。ACLでは決勝までコマを進めたものの、UAEのアル・アインFCに2試合合計3-6で敗れアジア制覇はならず。リーグ戦でも思うように白星を重ねることが出来ず、7月15日にキューウェル監督を解任しました。鹿島アントラーズに4-1で快勝し、復調の兆しが見えたところではありましたが、クラブは差し当たりジョン・ハッチンソン暫定監督に託すことに決めました。

 

7月20日のJ1第24節で首位のFC町田ゼルビアを1-2で下した横浜FMは、ニューカッスル戦が2試合連続の国立競技場での試合となりました。今季の横浜FMは、パス回しは巧い一方でペナルティエリア内での迫力に欠ける、という印象でした。そのため、ボールを持たれても最後のところを封じれば無失点或いは最少失点に抑えることができる相手でした。しかし、この試合では、これまでのスタイルを見せつつも、早めに3トップに入れてゴール前に迫ったり、ワンタッチを上手く使ってサイドを攻略したりする場面が見られました。

 

また、この試合では7月上旬に加入したトーゴ代表MFジャン・クルード選手がデビューしました。弱冠20歳ですが、トーゴ代表では主力を務め、ここまで8キャップを記録しています。本職は中盤の選手とのことですが、この試合ではセンターバックの一角として出場。前半22分にハーヴィー・バーンズを冷静に左へ押しやり利き足でシュートを打たせなかった場面や、前半28分にイサクからバーンズへのパスを鋭い読みでカットした場面など、対応の良さが光りました。また、先制ゴールの場面でも西村選手へ起点となるパスを通し、攻撃面でも貢献しました。総合的な能力の高さが垣間見えたユーティリティプレーヤー、今後の活躍に期待です。

 

横浜FMは7日にホームで北海道コンサドーレ札幌を迎え、その後は11日にヴィッセル神戸(H)、17日に川崎フロンターレ(A)と続きます。天皇杯JFA第104回全日本サッカー選手権大会ラウンド16を含め、8月は6試合の公式戦を戦うこととなります。対戦相手も難敵が多く日程もタフですが、この試合では出場した選手が良さを発揮し、選手層の厚さが出ました。ハッチンソン暫定監督のスタイルに磨きをかけ、これから上位に浮上する可能性は充分にあるでしょう。

 

■プレミアリーグ開幕まで2週間余り…ニューカッスルの人員整理にも注目

ニューカッスルはイングランドへ戻り、9日にスペインのジローナFC、10日にフランスのスタッド・ブレスト29とプレシーズンマッチを戦い、17日にサウサンプトンとの開幕戦を迎えます。ジローナ戦とブレスト戦は2日連続で行われるため、メンバーを完全に入れ替えることになるでしょう。ジローナは昨季ラ・リーガで3位、ブレストはリーグ1で3位と躍進しました。開幕前の最終試験としては理想的な相手です。

 

守備陣ではラッセルズとボトマンを怪我で欠くものの、戦えるメンバーが揃いました。横浜FM戦を観る限り、シェアのコンディションは悪くなさそうですし、ケリーもヒヤリとする場面はありましたがまずまずの出来でした。ティノ・リヴラメントとルイス・ホールの若き両サイドバックも楽しみです。日本ツアーで出場機会のなかったGKドゥブラフカはこのままお別れの可能性が高く、トリッピアーにも中東への移籍の噂がありますが、彼らの代役は何とかなりそうです。一方でハウ監督はセンターバックに主軸となる選手を加えたいようで、イングランド代表DFマーク・グエイ獲得へ向けて交渉を行っているとの噂があります。グエイは多くのクラブから注目を集める選手で、クリスタルパレスとの契約も2年残しているため、獲得のためには多額の移籍金を要します。果たしてどうなるのか、今後の進展に注目です。

 

中盤はジョエリントン、ブルーノ・ギマランイス、ジョー・ウィロック、ショーン・ロングスタッフの4枚が軸となり、9月からはトナーリも復帰します。L.マイリ―も怪我から復帰すれば間違いなく試合に絡むことになるでしょう。ハウ監督は中盤に凄まじい運動量と強度を求めるため、長いシーズンの中で複数人の選手が疲労や負傷により離脱することは不可避。しかし、中盤の補強の噂は特になく、現有戦力で戦うことになりそうです。今夏の移籍市場で生え抜きのアンダーソンが移籍したことも踏まえると、あと1~2選手は欲しいところですが…。ただ、主力選手の流出を最小限にとどめた点はポジティブに評価すべきなのでしょう。特に、移籍が心配されたB.ギマランイスは試合後のインタビューで"We have the best fans in the world. Thank you to them for always being there for us. We are so grateful to them being with us all the time."とコメントしており、今季も世界一のファンと共に戦ってくれることでしょう。

 

前線にはバーンズ、ゴードン、マーフィー、ミゲル・アルミロンと、両ウィングにレベルの高い選手が揃います。一方でセンターフォワードは、イサクとウィルソンがいるものの、後者は今夏に背中を負傷しており、イサク1枚になっているのが現状です。イサクも怪我がちであることを踏まえると、優先順位の高い補強ポイントといえるでしょう。シェフィールド・ユナイテッドのU-21デンマーク代表FWウィリアム・オスラの噂が挙がっており、それなりに実現可能性はありそうですが、昨季のプレミアリーグではノーゴールに終わっており、活躍できるかは未知数です。その他、イタリア代表FWフェデリコ・キエーザやトルコ代表FWバルシュ・アルペル・ユルマズの名前も挙がっていますが、いずれもウィングを主戦場とする選手です。彼らは、ゴードンやアルミロンが退団した場合に備えたものでしょう。

 

一方で、ハウ監督の構想に入らない(ことが濃厚な)選手もいます。まず、昨季レンタルされていたMFアイザック・ヘイデンとFWライアン・フレイザーは、トップチームで練習を行っておらず、今季もレンタル移籍か完全移籍で活躍の場を移すことになりそうです。日本ツアーに帯同しなかったDFマット・ターゲットも残念ながら構想外の様子。2021/22シーズンの冬の移籍市場で加わり、降格の危機から救った左SBも新天地を探す必要があるのでしょう。また、日本ツアーでインパクトを残せなかったルイスも、今季多くの出場機会を望むことは難しいかもしれません。

 

昨季のニューカッスルは多くの怪我人に悩まされました。20年ぶりのUEFAチャンピオンズリーグではグループリーグで最下位に終わり、国内のカップ戦でもトロフィーに手が届きませんでした。リーグ戦では最後までヨーロッパのコンペティション出場を争いましたが、FAカップでマン・ユナイテッドが優勝したことにより実現せず。今季は国内での戦いに集中することとなります。今季も強度の高いサッカー故にある程度の負傷者を覚悟する必要がありますが、日程的には昨季よりも格段に楽になります。こうした点を踏まえて、ハウ監督がどのようなメンバーを揃えるのか、残りの移籍市場での動きに注目です。

 

試合に臨むニューカッスルのイレブン。今季もアグレッシブな戦いを披露してほしい。

 

 

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ニューカッスル・ユナイテッドの日本ツアーは1勝1敗で終了(その1)

UEFAユーロ2024とCONMEBOLコパ・アメリカ2024をもって白熱の2023/24シーズンが終了したのも束の間、ヨーロッパの各クラブチームは新シーズンへ向けて始動しています。既に開幕を迎えたリーグもありますが、イングランド、スペイン、イタリアなどといった主要リーグのクラブはプレシーズンの真っ只中。強豪クラブは、アメリカやアジアでツアーを行っています。

 

ニューカッスル・ユナイテッドは、5月にオーストラリア、8月に日本でツアーを行いました。リーグ戦終了直後の5月に行ったオーストラリアでのツアーでは、主力選手のほか、シーズンではレンタルに出されていたDFハリソン・アシュビーや元オーストラリア代表FWガラン・クオルも参加。今夏の移籍市場で退団したMFエリオット・アンダーソンも含まれていました。初戦のトッテナム・ホットスパー戦は、主力選手が出場し、1-1の引き分け。PK戦も実施され、ニューカッスルが勝利しました。続くAリーグ・オールスターとの一戦は、若手主体で臨み、まさかの8失点。大敗を喫しました。

 

■ニューカッスルにとって18年ぶりの日本ツアー

1996年以来、実に18年ぶりとなった日本ツアーでは、ユーロで決勝戦を戦ったDFキーラン・トリッピアーとFWアンソニー・ゴードン、負傷中のDFスヴェン・ボトマン、ジャマール・ラッセルズ、MFルイス・マイリ―、FWカラム・ウィルソンを除く主力選手が来日。ユーロでの活躍が記憶に新しいスロヴァキア代表GKマルティン・ドゥブラフカとスイス代表DFファビアン・シェア、今夏の移籍市場で加入したばかりのギリシャ代表GKオディッセアス・ヴラホディモス、元イングランド代表GKジョン・ラディ、イングランド人DFロイド・ケリーのほか、出場停止中のイタリア代表MFサンドロ・トナーリも参加しました。

 

個人的にニューカッスルの来日メンバーで印象的だったのは3点。まずはGKが5選手招集されたことでしょう。昨季はイングランド代表GKニック・ポープが正GKを務め、ポープの負傷離脱中はドゥブラフカがゴールマウスを守りました。いずれも素晴らしい選手ですが、主力級のGKを2人抱えておくのは難しいこと。今夏はドゥブラフカに移籍の噂があり、ユーロ前後にはスコットランドのセルティックFCへの移籍も取沙汰されました。ベテランGKラディの獲得は、マンチェスター・ユナイテッドのGKトム・ヒートンやマンチェスター・シティのGKスコット・カーソンのような、頼れる第3GKとしての色彩が強いところ。一方で実力派GKヴラホディモスの獲得は、間違いなくドゥブラフカ退団に備えてのものでしょう。

 

出場停止中のトナーリがメンバー入りしたことも少し驚きでした。トナーリは昨年10月に賭博による10か月間の出場停止処分を受けており、今年8月27日まではいかなる試合にも出場することができません。そのため、日本ツアーの2試合でも起用される可能性がないにもかかわらず、トップチームに帯同しました。エディ・ハウ監督としては、トナーリを他の主力選手とトレーニングさせることで、出場停止明けからスムーズにチームに入ることができることを狙っているのでしょう。昨季は開幕戦でゴールを決め好スタートを切ったものの、その後はプレミアリーグの激しいスタイルに苦戦していた印象がありました。今季はフルスロットルで活躍するトナーリに期待したいところです。

 

新シーズンのメンバー入りの当落線上の選手についても、明暗が分かれました。昨季はチャンピオンシップ(2部相当)にレンタルされていた北アイルランド代表DFジャマール・ルイスは日本ツアーのメンバー入り。2020/21シーズンにニューカッスルへ加入したルイスは、ノリッジ・シティ時代のような輝きを見せることが出来ず、近年はレンタル生活を繰り返していました。今季も同様の扱いが濃厚ですが、ハウ監督はルイスにチャンスを与えたようです。一方で、昨季はエールディビジのFCフォレンダムへレンタルされていたクオルはメンバー入りせず。一昨年のFIFAワールドカップではアルゼンチン代表相手に見せ場も作ったクオルですが、どうやら今季もチームの構想には入っていないようです。

 

■日本ツアーは1勝1敗…攻守両面で課題が浮き彫りに

ニューカッスルの日本ツアーでの相手は浦和レッドダイヤモンズと横浜F・マリノスの2クラブ。いずれもJリーグが誇る名門クラブです。両チームともAFCチャンピオンズリーグでの実績も充分で、とりわけ浦和レッズは過去3度のアジア王者に輝き、昨年のFIFAクラブワールドカップでの奮闘も記憶に新しいところ。ニューカッスルの新シーズンの仕上がりを確認するにはピッタリの相手です。

 

7月31日に埼玉スタジアム2○○2で行われた浦和レッズ戦は、ニューカッスルの良さが随所に出た試合でした。前半3分にFWアレクサンデル・イサクのゴールで幸先よく先制すると、前半23分に同点に追いつかれるも、前半45分にはFWジェイコブ・マーフィーが再びリードを奪うゴール。後半にも2点を加え、攻撃陣は4ゴールと奮起。守備陣もGKポープのPKセーブもあり、最少失点に抑えました。ハウ監督体制になってからの持ち味である強度のあるプレッシングは抑え気味でしたが、要所を締めて日本ツアー初戦を白星で飾りました。

 

一方で、本日国立競技場で行われた横浜FM戦は、ニューカッスルにとって厳しい90分となりました。立ち上がりこそ相手に圧力をかけることができていましたが、その後は暑さや疲労もあってか、思うような試合運びができず。前半34分にはDFラインからボールを受けたFW西村拓真選手がワンタッチで右サイドの裏へ流し、DF榊原彗悟選手の折り返しをFWエウベル選手が合わせ、横浜FMに先制ゴールを許しました。メンバーを大幅に入れ替えた後半も、早々にMF天野純選手にゴールを許し、結局0-2の完敗に終わりました。

 

横浜FM戦は攻守両面で全体的に重さが見られました。守備では、中盤で相手のボールを奪うことが出来なかったため、両サイドの裏を突かれる場面や、長短のパスで簡単に前へ運ばれる場面がありました。最終ラインでの軽率なプレーもあり、集中力を欠いていた印象です。攻撃では、前半には縦へ速い攻撃も幾つか見られましたし、決定機も作りました。一方で、イサクが退いた後半は殆ど見せ場がありませんでした。

 

イサクを欠いた場面での攻撃の組立ては、ニューカッスルにとって大きな課題でしょう。昨季プレミアリーグで21ゴールを叩き出したイサクは、チームの攻撃をけん引するエース。しかし、怪我が多く、リーグ戦で10試合程度の欠場は覚悟しておかなければなりません。そのような中、同じく得点源のウィルソンも離脱中となると、彼らの穴を埋めるストライカーが必要でしょう。MFジョエリントンは元々ストライカーの選手ですし、ゴードンも昨年のUEFA U-21欧州選手権でセンターフォワードを務めましたが、いずれも中央での得点力という点では限界があります。補強は急務です。

 

試合前に記念撮影をする両チーム。ニューカッスルにとっては厳しい試合になった。

 

 

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