ウクライナのための歌(新作替歌) | ビフリュオレ通信<BIFLUORESQUEMENT VOTRE>

ウクライナのための歌(新作替歌)

バルバラ Barbara の名曲「ゲッチンゲン」Göttingen の曲にのせて、シルヴァンが作詞。歌詞大意は動画の下に掲載します。

 

 

歌詞大意:

セーヌ河からさほど遠くない

長い平野が広がる大きなあの国

それにしても何という狂気

彼らは何故、ウクライナに侵攻したのか

 

花は絶え平穏は失われ

仕事もバカンスもなくなった

戦争が苦しみの数々をひきつれて

ウクライナまでやってきたのだ

 

いつか最悪の事態を覚悟しなければならないのか

歴史は繰り返す、とはいえ何を言えばいいのか

ウクライナのように、警報が夜に鳴り響くなら

 

ヨーロッパが顔をしかめたところで

気をつけろ、戦火は拡大し

憎しみを詰め込んだ爆弾が

ウクライナを破壊するかもしれない

 

もちろん私たちはフランスに住んでいる

何と運がいいんだろう

けれど人生は何と美しかったことか

ウクライナ、キーウでは

 

もちろん私たちの胸は痛む

ひっきりなしに届くニュース

どのチャンネルに変えても

ウクライナからの恐ろしい生映像

    

けれどこの人たちは何と勇敢なのだろう

嵐に負けず立ち向かう

その血管に流れる血は、ウクライナの血

 

無言で歩く女たち、子供たち

あの避難民たちが近づいてきたら

受け入れよう 同じ人たちだ

シリアからでもウクライナからでも

 

元歌「ゲッチンゲン」を書いたバルバラは、ユダヤ人であったため、第二次大戦中ナチスの手を逃れるため隠れ場所を転々とした辛い子供時代の思い出を持つ。そんな彼女が、ドイツの町ゲッチンゲンでの公演を悩みながらも引き受け、会場設営に力を尽くしてくれた現地の若者たちと触れ合う中で心に生まれた思いをもとに書き上げた歌。