新作替歌「友達メランション」
アルバム未収録の新作替歌 L'ami Mélenchon(友達メランション)がYouTubeにアップされた。メランションとは今年大統領に就任したエマニュエル・マクロンの政敵、ジャンリュック・メランションのこと。今確認して気づいたのだが、公開後3日しか経ってないのに、再生回数が2万回を超えている!(動画の下に歌詞大意)
歌詞大意:
僕は屈しない男、金のことしか頭にないずるい銀行家たちの敵
あいつらに気に入られるにはネクタイ締めて
ゆるい演説をしなきゃいけない
僕らを狙ってる緊縮財政に僕は屈したくない
だから経営者はみんな僕を見ると指さして言うんだ
あれは友達メランション
あまり社会党的でないところがある
夜にばったり出会うと怖い
おかしな男さ、政界のチェ・ゲバラだ
拳を打ち付ける
友達メランション、本当に強情な奴だ
記者達はみんなマクロン支持者で
僕をみかけると軽蔑のそぶり
いいさ、明日かひょっとして今夜にでもバリケードの上で
あいつらは僕に会いに来るだろう
そしたら平手打ちをくらわせてやろう
僕のサンダルの感触を思い知るだろう
そして僕らはあいつらの呆然とした目の中に
僕らが変えようとしている世の中を読むだろう
おかしな男さ、まさしくサパタ(メキシコの革命家)
無駄話しないで説明する
友達メランション、あいつが言うにはもうすぐ革命だ
元歌は1930年代の流行歌 C'est un mauvais garçon (あれは不良少年)。下町の若者達がブルジョワから「不良」「素行があまりカトリック的じゃない」「夜には出くわしたくない」と指さされ、ご婦人方も俺たちを見るなり軽蔑するけど、今夜にでも俺達に会いに下町のダンスホールへやってきて、夢中で踊るその目に俺たちは、彼女らが言いたくても言えない愛の囁きを読むだろ、と歌う。この図式がそのまま替歌に流用されている。当時のアイドル、アンリ・ガラ Henri Garatの歌声でどうぞ。