【一口馬主】雑談・セレクト&セレクションセール~210731 | 一口馬主(個人的出資馬)中心の備忘録 by BostonRiku

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先週今週と出資馬の出走もなく書き留めておくこともない今日この頃。

そんな中でも日々いろいろ起きており、思うところはあったりなかったり。

 

今日は、雑談記録ということでとりとめもないことを記録しておく。

 

・セレクト&セレクションセール

 

ノーザンホースパークで開催されたセレクトセールに続き、HBA日高軽種馬農業協同組合主催のセレクションセールが行われ、こちらも大盛況で幕を閉じた。

売却率、購買価格ともに高水準で昨今のウマブームを感じた次第。

 

馬が高くしかもよく売れるのは生産界にとって間違いなくプラスだ。

そして、こういったセリ市の成功は社台系のみならず日高系の牧場も切磋琢磨し経営努力でいい馬を作ろうとしている表れだろうと思う。

個人的には、競走馬ファンドに出資することや馬券を通じてしか関わることはできないわけだが何にしても競馬・馬産が盛り上がるのはいいことだと思っている。楽しいしね。

 

とはいえ、このところの盛り上がり方はやや過熱気味な感じもしている。

 

地方競馬においては、売り上げ増加に伴い各主催者は賞金・手当を増額し、能力が高い馬を集めて魅力あるレースを企画している。このことは、調教師やジョッキー・厩務員さん、馬主側にプラスに作用するし、魅力ある楽しいレースが増えることは馬券を購入する側にもいい方向に働いていると思う。

 

一方、JRAにおいては馬価格の上昇割合ほど賞金総額が増えているわけでもなく、また、レース数が増えているわけでもない。

つまり、馬代金の高騰がレースの賞金と見合わず、アンバランスではないかということ。

また、馬代金だけでなく、馬をレースに使おうとすると、育成場やトレセン在厩時の預託料・保険料などの経費も莫大にかかる。特に保険料は馬代金に比例するので、高額馬であれば保険料も高額だ。

例えば1000万円程度の馬でも、競走期間3年として経費を含め回収しようとすると3000万円以上稼がなくてはならない。

JRAで3000万円稼ごうと思うと2勝クラスで掲示板の常連にならないと稼ぎ出せない数字だ。

ノルマンディーOCで多く募集されている1000万円程度の馬は安い馬の部類だと思うが、損をしないという観点から見ると、そういった馬で2勝クラス上中位の能力を持った馬を選ばなくてはならなくなり非常にハードルは高い。

 

一口馬主は競走馬ファンドという金融商品というくくりだから、損もすれば利益が出ることもある。

とはいえ、このまま馬代金が高騰してしまうと、出資判断の前提となる利益期待値は大幅に下がってしまい、大多数の参加者が負けるという恐ろしい金融商品になってしまう。

ただ、実のところ競走馬ファンドの出資者は損をある程度織り込んだうえで参加している人もいるのではないか。

普通、損すると分かっている金融商品に出資する人間はまずいない。

しかし、金融商品である競走馬ファンドは、賞金獲得による配当という実利だけでなく、競走馬という生き物がレースにむけて成長していくというドラマ、ロマンや体験(命名・口取り・ゼッケンプレ・懇親会・見学会など)がファンドの表面にコーティングされていて、その結果として「儲からない」ということをある種受け入れさせてしまう なんとも不可思議なものなのである。

 

ここまで書いているうちに、タイトルとだいぶ離れてしまったが、個人的な結論は馬代金があまり高くならないほしいという個人的願望だったりする