2016.12.31 | ∞ Virgo × Virgo ∞

∞ Virgo × Virgo ∞

ふまえて渋谷 (・_・|

こんばんわ。
もうすぐ2016年が終わろうとしています。
今年は皆さんにとって、どんな一年でしたか?



年の終わりに、ひとつ。
昔話をします。















1994年の夏。

客先から会社に戻る途中のこと。

たまたま、日本武道館の前を通り過ぎた。

汗が滴るような暑さのなか、大勢の女の子たちで武道館前は大変賑わっていた。

“こんなクソ暑い中、何がそんなに楽しいんだよ!”


その時の私、22だったかな?
新卒で入った会社、二年目の頃。
仕事以外の事に時間を割く余裕など微塵もなかった頃で、生きながらにして心が死んでいた時代。

誰にでも、そんな時期はあると思う。

そんな時に見た、武道館前の女の子たちは、とにかくキラキラしていた。
オシャレして、キャッキャうふふして、とにかく楽しそうで、嬉しそうで…。




一方では、フンってなる自分もいた。

“あ〜、私が汗水たらして働いている時に、貴女たちは、ノンキで羨ましいわ!!”


そして、その反面では。
強烈に、彼女たちのキラキラが羨ましく。

あんな風に笑ったのって、いつ以来無いかな…なんて思ったり。


好きで入った音楽関係の出版の仕事だったけど、お仕事マシーン化してた私にとって、その光景はとにかく眩しく見えた。

それが一番最初の“彼ら”に関する記憶。





そこから、2年後。
初めてアイドルのコンサートに行った。
何もかもが楽しくて。
あぁ、あの武道館の前にいた子たちの気持ち、良くわかった。

本当に、楽しいんだよ。
明日からも頑張れるって。












それから、ン10年。
私はあいも変わらず、そのキラキラに埋もれたくて、いわゆるジャニオタをやっている。


普段は、まったくの素爪だけど。
前日から、何度も塗り直して、失敗して、普段からやらないからとにかくヘタクソすぎるネイルを深夜に塗る。




はみ出し、お構いなく。


もうこの段階から、
「日常とは違う 異空間」は、始まっているのだ。






今年は、あの時のままの記憶が。

崩れないように。
ただの夢の残骸にならないように。
必死で両手で抑えて。

崩れ落ちないように…。
こぼれ落ちないように…。



どうか、あのままの記憶のまま。
終わらせてほしい。





私は。

ライブに行きたくて、行きたくて。
チケットを「取る」という目的で関ジャニ∞の扉を開いた。


それは、真実でもあるし、嘘でもある。






結局のところ。

私はあの武道館前にいた「女の子」たちになりたかったんだ。



勉強、仕事、家庭…。
そんな場所から、逃げ出したかったというのが、ファイナルアンサー。


だと、思った。

2016年。




あの子たちは、今日、この日、この時間。

何を思って、何を感じて、2017年を迎えるのだろう。










あの子達の、楽しそうな顔が。
今も頭の中から、消えない。