前記事の続きです。
年代ごとに[Heavenly Psycho]の変化をまとめました。
レコードデビューした後の映像を元に、確認しています。
2004年 大阪松竹座
2005年 大阪城ホール
2009年 東京ドーム
2009年のPUZZLEツアーまで、横雛は楽器ノータッチです。
あとは、すばるがアコギorエレキ、亮ちゃんがアコギでの参加をしたり、しなかったり、弾き語りやったり。
2009年から一気に飛んで。
渋谷:YAMAHA アコギ
錦戸:Gibson レスポールJr.
村上:YAMAHA CP5
横山:ボンゴ ウィンドチャイム
年数があいたため、イッッッキに変化が訪れます。
まずは、
7人全員が楽器演奏になったー!

このスタジアムのでっかいメインモニターに、2004年当時の映像と、リアルタイムの映像とが並列されて、だだだ~んと映るわけですよ。
下手(しもて)側から、上手(かみて)側に、パノラマで7人の姿が映るところで、まず感涙ですよね・・・。
客席サイドの人間の頭の大きさから、今、どれだけ大きい『ハコ』でやっているかが、よくわかります。
(大倉さんの表情の対比は、本当に・・・涙)
以下、大きな変化ポイント
1)アコギのアルペジオ音(Aメロ・Bメロ)の被せがなくなった(イントロは音源のまま)
2)安くん、Aメロ 「キュルキュル音」の方のパート
3)亮ちゃん 間奏のギターソロパートを担当
私、ヘブンリを初めて聴いたのが、このDVDだったんですよ。
この映像の音源を手始めに、過去のライブ映像やCDにまで手を広げて行ったので、私のヘブンリはこの8ESTの映像が原点なんですね。
だから、過去に行けばいくほど、この形になるまでの変化を感じるのです・・・。
中古のシングルCD(大阪レイニーブルースのカップリング)を手に入れてから、最初に再生した時はびっくりしました(笑)。
サビメロのギターの歪み音がうるさくて(爆)。思わずボリュームを下げてしまうような、存在感でした。
(その蒼さは、まさにあふれんばかりの‘若さ’の象徴なのか)
サビのギターの歪み感と対極にあるような、イントロの荘厳さ(?)と綺麗なアコギのアルペジオ。
♪サ~~~~イコーーーー、サ~~~~、イコーーーー
のコーラスがちょっと怖かったりもします(笑)。
CDの音源と聴き比べて。この8ESTの演奏の変化点を見ていきます。
1)
すばるのアコギは、カポなしのコードストロークになりました。
(メインボーカルが、アコギを演奏しながら歌うというスタイルに、生音で決着できるのは、この形がベストであるということなのでしょう)
イントロだけは、音源同期だと思われます。
コーラス・シンセ音・打ち込み音・アコギ音がCDのイントロ。
そこにピアノ音が入ります。PUZZLEツアーの時から、このピアノ音が追加になっています。
おそらく、その当時から、ヒナちゃんがキーボード演奏で参加した時のスタイルを考えて、アレンジに加えていたのではないかと推測します。
PUZZLEツアーの時は、まだそこにまで達していなかった・・・と。
そして、8ESTより、ヒナちゃんのピアノの音が追加された形になっています。
その演奏の様子は、映像では抜かれていませんが、おもちゃのピアノを弾いているような…硬さがあるように思えて。
ヒナちゃんが弾いているであろう、と推測できるわけです(笑)。
Dメロ部分にも、ピアノの音入ってます。
2)
安くんが、キュルキュルって鳴くような音を弾いている。
「キュルキュル」って、なんとも分かりずらい例えですが。トリッキーとでもいいましょうか。
通常、エレキギターが2パートある場合って、ギター1がリード、ギター2がリズムっていう風に分けますよね。
今回、安くんと亮ちゃんのエレキギターの担当が途中で入れ替わる形になっています。
オフィシャルのバンドスコアを見ながら、追っていくと
エレキギター1→ A・Bメロ(亮) → サビ・Cメロ(安) → 間奏(亮) → Dメロ(?) →二番サビメロ以降(安)
エレキギター2→ A・Bメロ(安) → サビ・Cメロ(亮) → 間奏(安) → Dメロ(?) →二番サビメロ以降(亮)
このAメロで、キュルキュル言う不思議~なギター音が、安くんの弾いてる「ワウ&ミュートカッティング」という方法なのかと思います。
PUZZLEツアーまでは、間奏のギターソロ以外の部分は、安くんの手元を見る限り、コードバッキングのような気がしました。
ヤンマーで分担できるようになって、安くんがこのキュルキュルをやるようになりました。
最初、音だけ聴いてたら、どーやってやるんだろう?この弾き方・・・って謎だったんですけど、スコアの指定をみると<Wah>って書いてあるんですよ。
ワウペダルっちゅーのが、世の中に存在してることは、知ってるけど。具体的な使用法については知らなかったので、探ってみました。
簡単にいうと、ペダル式のエフェクターを足元で操作して、変化をつけるってことになるんですけど・・・(説明へたくそ)。
ギターレッスン【ワウペダルを使おう】 ←おなじみ、瀧澤先生のレッスン動画です
こんな感じで(笑)。
それを足元でやりながら、ミュートして、カッティング???なんじゃそりゃ?って感じです(爆)!
現場キャプチャー画像、押えました。
DVDの33:04あたりです。2番のAメロです。
確かに、左足で踏み踏みしてます~~~!Oh!!!!!!!
これが、あのキュルキュルの元なのかー(感動)!
バンドスコアの機材紹介では、すでにFightの時にはワウペダルが紹介されていたので、他のバンド曲でも、使ってるんでしょうね。
どこだー!どこにあるんだー!気になるけど、もう挫折したからいつか調べるー!
そ・し・て!
大きな変化、ラスト!
亮ちゃんが、間奏のギターソロを弾いているってところですね。
この曲以外だと、アコギが多いし、エレキでもリズムギターがメインだったので、このソロパートは『勝負』だったのではないでしょうか。
亮ちゃん自身が「好き」と言っている曲で、あえて自分で名乗り出たのか、今後、ヤンマーでツインギター化できるよう、リードもできるように勧められたのか。
二番サビメロ以降の、リードギターは、安くんにチェンジしているのは、すばると亮ちゃんのボーカルで追っかけがあったり、WOW~のコーラスを亮ちゃんがやっているので、そちらに重きをおいて、亮ちゃんはコードバッキング、安くんはリードのフレーズに回ったのではないでしょうかね。
なかなか、それを踏まえて考えると、バンドでやることを本気で考えて、準備しているなぁ~と感じます。
この曲は、7人のバンドサウンドでやるに「ぴったり」のセレクトではないと思うんです。打ち込み音が各所あるし。
それに原曲には、シンセ音が随所あるけど、生で鍵盤を弾く、というのとは、ちょっと違う感じ。
あきらかにピアノの出番がない(笑)。それを踏まえてでも、やはり「人気の曲」だし、本人たちにも「思い入れ」があるから、続けてきてるのだと思います。
そして、パーカッションもおなじ。間奏終わりのウインドチャイムは効いてるなあ~と思うけど、ほとんどボンゴの音聴こえない~(爆)。
そのあたり、やっぱり最初から7人でやることを設定したLIFEの完成度は高いと思います。
こちらもやはり、過去の映像からは、横山さんのボンゴは「どこ?」って感じでしたけど。
JUKEBOXを経て、トランペットという新しい楽器にチャレンジした彼のボンゴは、変わったと思います。
十祭直前に見たLIVEmonsterの横山さんは「違う!」って思いましたもん、今までのLIFEの時の表情とは。
長くなってしまったので、続きはまた次の記事にて。