- 縄文土器の技法 (考古学研究調査ハンドブック)/可児 通宏
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佐倉市の民俗歴史博物館に行ってきました。めちゃくちゃ大きかったです。
見ごたえ十分な博物館でした。
そこから、気になって仕方がないのが「縄文土器」
縄文時代にできた土器は、その後の土器や焼き物とは違い、非常に装飾がゴテゴテ。
ゴテゴテでないものもありますが、それにしてもかなり独創的。
使いにくいのでは?すぐに壊れちゃうのでは?と心配するほど私からみると変形的。
どのように作ったか知りたくて、この本。
成形の方法
1.紐作り法---輪積み法(粘土紐を一段ずつ積み上げて作る)
2.手捏ね法---底部から立ち上がりの部分を作成、ミニチュア時の類
3.型起こし法---籠などの型に粘土を貼り付けて成形
文様の施文
1.沈文---土器の表面よりも凹の状態に記された文様
2.浮文---土器の表面よりも飛び出した凸の状態に施された文様
・土器本体の素地とは色の異なる色違いの素地を用いてつける
3.塗彩・彩文---顔料のほとんどが焼いた後に塗られている(種類も赤色、黒色、白色の3色)
・赤色(酸化鉄〔ベンガラ〕---比較的容易に入手、酸化鉄を多く含んだ粘土使用、
硫化水銀〔水銀朱〕---辰砂という鉱石にふくまれる、縄文時代の後・晩期の時期にしよう)
・黒色(煤や灰を粉にしたもの)
・白色(白色粘土---非常に珍しい)
<使い方> 土器の表面に固定するために、漆などのような植物の樹脂か膠などに混ぜて塗った
なんか本当にすごいな!って感心しました。
一番興味深かったのは、今の焼き物にある窯場ごとの特徴と同様に同じ縄文土器でも地方によって特徴が違うということ。 使われている粘土の違いは当然としても、成形、施文などが土地によって違うということです。
それと、もともと興味があった、文様に関して。
自然界から形をとる、というのは昔学校で学んだ記憶があります。 貝で後をつけた「貝殻文」、ニシンなどの魚の骨を押し付けて肋骨状の文様「魚骨押捺文」、回転してつけた「魚骨回転文」。 また植物(オオバコの穂)を用いたものなど。 縄目だけではなかったんだ!とかなり驚き。 縄文と似た道具として「竹管文」もあり、かなり凝って作っていたんだなと思いました。
縄目の模様とかほかのもので模様つけるとか、きっと好きな人がいたんだろうなって思いました。
好きじゃないと、これで模様つけてみよう!とかなかなか思わないだろうし。 きっとそれをみて素敵だな!と思う人たちがまねをして広がるから、その土地その土地での特徴が土器に現れたんだろうな。と思いました。
たまには、こういう本も面白いのかも。 興味が広がるっていいことなのかな?