第57回ビブリオバトル 2021/06/17
ようやく、一年ぶりに開催できました。第57回ビブリオバトル。
zoomでのオンライン開催にてようやくです。
今回の参加者は4人。もうちょっといてもいいですね。。。。
発表順
1:きっしゃん
2:リッキー
3:コーディー
4:たつ
チャンプ本はリッキーさんの紹介した
「スマホ脳」アンデシュ・ハンセン著作
平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか? 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。
ここ最近、世界中で増える精神病。ひどい国では9人に一人が精神の薬を処方されている
生存本能をハイジャックされていると主張する著者。
人類の武器ともいうべき集中力と時間をスマホに吸い取られている危険を警鐘。
一旦スマホを手元から離して運動をすることをお勧めします。
1:きっしゃん
「世界のいまを伝えたい フォトジャーナリスト久保田弘信」久保田弘信著作
2016年2月、イラク北部でのIS掃討作戦に、外国人として唯一従軍取材を行うなど、世界で活躍中の久保田弘信。
なぜジャーナリストは危険を顧みず戦地等に赴くのか、自らの半生を振り返りながら、その理由を語る。
元々は物理学を勉強したかったが、カメラ屋でバイトしてカメラマンになった。
書いてある文字に鬼気迫るものがある。
戦場を駆け回っているおかげで精神的な病も患っている。
狭い日本では知り得ない、世界を知って欲しい。
3:コーディー
「望郷太郎」山田芳裕著作
大寒波襲来、壊滅的打撃、世界初期化。人工冬眠から500年ぶりに目覚めた舞鶴太郎(まいづるたろう)は、愛する家族も財産も全て失った。絶望の淵から這い上がり、理想の暮らしと生きがいを求めて、祖国「日本」を目指す。ヒトと文明の歴史をさかのぼるグレートジャーニー。人類よ、これが未来だ。
大きく変わった価値観、その違いに戸惑いながら、
歩いてイラクから日本へ帰るロードムービー。
4:たつ
「薬屋のひとりごと」日向 夏著作
大陸の中央に位置する、とある大国。その皇帝のおひざ元に一人の娘がいた。
名前は、猫猫(マオマオ)。
花街で薬師をやっていたが現在とある事情にて後宮で下働き中である。
そばかすだらけで、けして美人とはいえぬその娘は、分相応に何事もなく年季があけるのを待っていた。
まかり間違っても帝が自分を“御手付き"にしない自信があったからだ。
そんな中、帝の御子たちが皆短命であることを知る。今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。
美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。
人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。
きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀事欠かず。
壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。
稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。
薬の知識を武器に謎を解き明かし、誰もが傷つかない事態にするにはどうするかを考え、解明していく。
上層部に言われ、仕方なく取り組むが、全編から滲み出る全方位に気を遣う主人公とその相棒。
二人のやりとりは恋愛要素のかけらも見当たらないまま、時を重ねていく。
ファンタジーの世界は政治と戦争とミステリをトッピングして味わいを深めていく。
まだまだ終わりの見えない新型ウイルスの世界。
様々な本から知見を得ているビブリオバトルメンバーも手探りで生きています。
この一年で大きく世界が変わり、あなたの世界はどのように変わったでしょうか?
世界の変化はまだまだ激動するという意見が多いですが、
あなたの世界を広げる手助けとして、紹介された本を手に取ってみてください。