第56回ビブリオバトルをようやく開催しました!
自粛やら、緊急事態宣言やらを耐え、オンラインビブリオバトルです。
Zoomというアプリを使用し、iPadやらMacやら(全員Apple信者!)を駆使して半年ぶりの開催です!
本日の発表者は4人。
1、リッキー
2、コーディー
3、たつ
4、きっしゃん
チャンプ本はたつの紹介した
「SPY×FAMILY」遠藤達哉著作です。(実は二回連続、間隔が空きすぎて忘れてます。)
いつも通り全ての本が読んでみたい本で、読んで欲しい本です。
1.リッキー
「私はなぜイスラーム教徒になったのか」中田考著作<URL>
世界の5人に1人がムスリム(イスラーム教徒)なのに、日本人は誰もイスラームのことを理解していない。
数少ない日本人ムスリムにしてイスラーム政治学の世界的権威である著者が、
イスラームの信仰と生活と文化と思想を、自らの半生とともにイスラームの精髄を語る!
さすがリッキーさん。新しい価値観、新しい見方、新しい世界を見せてくれます。
みなさんムスリムの友達、いますか?いる人少ないですよね。という問いかけから始まるプレゼンも秀逸でした。興味のないイスラム社会の本を読みたいという気にさせます。
私はなぜイスラム教徒になったのか?キャラクターが濃い著者が紡ぎ出す、イスラムから見た、西洋文化に毒されてる日本の価値観に疑問を呈します。
神のルールVs 人間のルールというフレーズも惹かれました
世界三大宗教の一つであるイスラム教、しかも拡大率は一番です。
そのイスラム教の世界を紹介している日本では珍しい本です。
2.コーディ
「怪談えほん (3) いるの いないの」京極 夏彦著作/町田 尚子作画/東 雅夫編<URL>
子供たちは、おばけが大好きです。
不思議な話、怪しい話、怖い話が出ると、いきいきと目を輝かせて聴き入ります。幼いころから怪談に親しむことによって、子供たちは豊かな想像力を養い、想定外の事態に直面しても平静さを保てる強い心を育み、さらには命の尊さや他者を傷つけることの怖ろしさといった、人として大切なことのイロハを自然に身につけてゆくのです。そんな思いから始まった怪談えほんシリーズ第3弾。天才京極夏彦のつむぎだす物語を町田尚子が腹の底から「こわい」を描き出す。
内容はおばあさんの住む古い家でしばらく暮らすことになった。家の暗がりが気になって気になってしかたない。
ここまでしか紹介できません。絵本なので短いお話です。是非手にとってみて下さい。怪談としてわかりやすい怖さです。
アイテムも「古民家」「屋根裏」「いないはずの人」など、じわじわ来る怖さです。
大人でも震え上がります。(私は叫び声を上げました)
3.たつ
「SPY×FAMILY」遠藤達哉著作<URL>
名門校潜入のために「家族」を作れと命じられた凄腕スパイの〈黄昏〉。だが、彼が出会った“娘”は心を読む超能力者! “妻”は暗殺者で!? 互いに正体を隠した仮初め家族が、受験と世界の危機に立ち向かう痛快ホームコメディ!!
敵国に潜入して擬似家族を作り、重要人物に接近し情報を収集するミッション。
スパイとして生きる主人公を中心に、殺し屋の妻、読心能力を持った娘、未来予知が出来る犬と濃いキャラクターが活躍するギャグ漫画。
物語の中心はギャグに彩られて軽く読み進めることができます。
しかし、たまに出てくる熱い気持ち。「二度と戦争なんかごめんだ。」
平和のために生きる熱い男、エージェント黄昏。
是非心の潤いにご一読ください。既刊で4巻まで発売中。まだまだ続きます。
4.きっしゃん
「剣道の極意と左足」小林 三留著作<URL>
左足が剣道の根幹だ。まずは足腰を鍛え、剣道の土台づくりをすることが大切だ。著者が半世紀以上かけて体得した剣道極意を1冊に凝縮した。
著者の小林/三留は昭和12年岡山県生まれ。鏡野高卒業後、大阪府警察に奉職する。世界大会団体・個人優勝、全日本選手権大会3位、全国警察官大会団体優勝8回・個人優勝、全日本都道府県対抗大会優勝3回、国体優勝2回、明治村剣道大会優勝2回など。剣道範士八段の現代の生ける剣豪。
剣道を嗜むきっしゃんと同郷の出身の尊敬する同じ剣道の先達。
世界を教えて回ってる。現代に生きる剣の達人による剣道の極意。
剣道に限らず何かの達人というのは示唆に富む言葉を残してくれています。
是非達人の言葉に触れてみて下さい。
初めてのオンライン開催。
投票の方法もプレゼンの順番も試行錯誤で決めていく、初めてづくしの試みでしたが、楽しく開催できました。
在宅勤務への移行や、離職なども踏まえてまたどんどん変化していけると思います。
でも、根本的に変わらないのは「本を通して人を知る、人を通して本を知る」です。
是非、覗いてみてください。