気づいたこと | ビビリジョンのブログ

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ワンちゃん大好き人間ですが 最近はサッカーネタ中心になってます
そして由布川SSSの準公式ブログになりつつあります

養老孟司さんは私が信頼する方のお一人で かの感染性が流行した数年間に youtubeで多くのご講演を拝聴しました


とても生きづらい世間を目の当たりにした私の人生史上 一番きらいな数年間でしたが 養老さんの生の声を多く聞くことができたのは 良かったように思います


いいことがあれば 悪いこともある 真理です


もうお一人は武田邦彦さんですが お二人とも著作権を放棄されてるので いろんな方がお二人の講演などを編集してアップしていて 多くの動画を目に、耳にすることができます


自分が考えつくことなんて 世界の誰かが考えつくはずなので 著作権を主張しないんだということを 養老さんの本で読んだ記憶があります


そもそも著作権は 物語とか歌曲とか絵画とかが思い浮かぶのですが 最近は事実の報道にも著作権があるらしく ちょっとビックリしています


その話は本題ではなく 本題は養老さんの講演の中に出てくる 正規分布曲線(ベルカーブ)のことです


身長、体重、足の速さ、絵や字や歌のうまさ、算数、国語、理科、社会の成績、などいろんな指標を取り出して 統計をとると基本的にはベルカーブを描きます


そして、それは血圧もそうなんだそうです


平均が120ぐらいで、高い人は140

、低い人は100


そして、歳を取ると血圧は平均的に上がるので、血圧が高いと死亡確率が上がるとよくいわれますが 実はこれは歳を取ると死亡確率が上がると言っているにすぎないと おっしゃっていました


そこで 今日の気付きですが 学校の成績や 足の速さ 歌、絵、習字などは ベルカーブのはしっこをよし あるいは悪いとするのに


健康診断では 血液検査や他の検査も ベルカーブの真ん中をよしとします


これは学校の国語、算数、理科、社会、体育、音楽、図工の成績は真ん中がいいですよと言っているのと同義だと気づかされました


考えてみたら 健康診断の項目の数値が全部 標準値内であることと その人の健康状態が健全であるかとは そもそも無関係ではないのかと思うのです


養老さんの解説では 血圧が高いのは その人が生物として 個別の個体として必要性があるので 血圧をあげているとのことでした 


私にはその理屈の方がしっくりします


何がいいたいかというと みんな違うし違っていいといいながら なぜか健康診断のときの いろんな指標の数値だけは 平均値を推奨するのは どうも納得いかないわけなんです