最近読んだ小説の感想を書いていく。
2015/12/23に五十嵐貴久の「リターン」という小説を購入した。
購入した理由は、五十嵐貴久が創り上げた作品、「リカ」の続編だからだ。
小説「リカ」の感想は前回ブログで綴ったとおり
非日常生活を味わえる非常に刺激的な作品だった。
ぜひ、みんなにも読んでほしい作品である。
※グロ、ホラーが嫌いな人は読まないでね。笑
さて、そんな「リカ」の続編である「リターン」を購入する際は、
期待と、不安といった何とも言えない思いを抱きながら購入した。
なぜ、「不安?」と思う方もいるかもしれない。
単純な理由だ。
続編は初編(第一作品)の内容以上に高いクオリティを求められるからである。
初編が楽しければ、楽しいほど、
読者は、続編に大きな期待をする。
その期待は、もちろん
「初編よりも楽しい作品」だ。
続編がいくら楽しくても、
初編を超えられない内容であれば、
読者は期待を裏切られた気持ちになり
感想は「イマイチ」「初編のほうが楽しかった」となってしまうからである。
ちなみに、「リカ」はホラーサスペンス大賞を受賞しているが
「リターン」は受賞していない。
このことから
「リターン」は「リカ」の内容を超えられないのではないかと若干の不安はあったが、
初編(リカ)を超えてくれ。といった期待がどうしてもぬぐえなかったので
迷わず購入した。
今回も、非常に読みやすい作品で、
購入日から2日で読み終わった。
が、、、やはり、「リカ」と比べると
物足りなさを感じる。
「リカ」ではリカの怖さを次から次へと感じるストーリーだった。
主人公が出会い系サイトでリカと出会って、
主人公やその関係者が恐ろしい体験をすることになる。
恐ろしい体験をした人数は主人公含め7人である。
この7人のストーリーがしっかりと描かれているので、
どの場面でもドキドキしながら読み進めることができた。
また、リカとの出会いが「出会い系サイト」といった点も
妙にリアリティがあった。
それと比べて
「リターン」の内容は、「リカ」の恐怖をあまり感じられないストーリーだった。
刑事がリカを逮捕するために、
必死に捜査を進める中、刑事が恐ろしい体験をしていく。
恐ろしい体験をした人数は、刑事2人のみである。
内容を簡単にまとめると
前半は、リカがどんな人物なのかを解説するシーン
後半になって、リカと刑事が接触し、刑事がリカを殺害して完結となる。
読みやすさはあるものの
ホラー度、グロ度、リアリティ度はあまりないので
個人的にあまりお勧めはできない作品であった。