前回は、年齢とともにうねりが増える理由として、
・髪の細化
・毛穴の変化
・髪内部の変化
が関係していることをお話ししました。
今回はその中でも、髪内部の変化についてもう少し詳しく見ていきます。
少し専門的な内容になりますが、
「昔はまっすぐだったのに、最近うねる」
「雨の日に髪が変わりやすくなった」
「縮毛矯正をしても昔と同じ感じになりにくい」
という方には、関係の深いお話です。
髪内部のバランスとうねりの関係図
髪の内部には2つの組織があります
実は髪の内部には、
オルトコルテックス
パラコルテックス
という2つの組織があります。
普段の会話ではあまり聞かない名前ですが、どちらも髪の強さや形を支える大切な部分です。
髪はただ一本の糸のように見えますが、内部にはいくつかの構造があり、そのバランスによって、まっすぐに見えたり、うねって見えたりします。
つまり、髪のうねりは表面だけの問題ではなく、髪内部の状態も関係していることがあります。
オルトコルテックスとパラコルテックスの役割
水分の持ち方の違いが、髪の形に影響します
オルトコルテックスとパラコルテックスは、それぞれ水分の持ち方や性質に違いがあります。
まっすぐな髪は、この2つの組織のバランスが比較的整っている状態です。
ところが年齢とともに髪が細くなったり、水分バランスが変化したりすると、髪内部の環境にも少しずつ変化が起こります。
その結果、オルトコルテックスとパラコルテックスの働き方にも差が出やすくなると考えられています。
すると、髪の左右で水分の吸収量や膨らみ方に違いが生まれます。
この左右差が、髪のうねりやまとまりにくさにつながることがあります。
なぜ髪はうねるのか?うねり発生メカニズム
片側だけ膨らむと、髪はまっすぐに戻りにくくなります
髪は湿気を吸うと、わずかに膨らみます。
左右が同じように膨らめば、髪はまっすぐな状態を保ちやすくなります。
しかし、片側だけが大きく膨らむと、髪は均一に伸びることができません。
その結果、髪がわずかに曲がろうとし、うねりとして現れることがあります。
これが、うねりが生まれる原因のひとつと考えられています。
特に雨の日や湿度が高い日は、髪の中に入る水分量が増えるため、この差が出やすくなります。
そのため、
「朝はまとまっていたのに、夕方になるとうねる」
「雨の日だけクセが強く見える」
「表面や顔まわりだけ動きやすい」
という状態につながることがあります。
年齢による変化と髪内部のバランス
エイジング毛では、内部の差が目立ちやすくなります
特にエイジング毛では、
・髪が細くなる
・水分保持力が変化する
・キューティクルの状態が変わる
・髪内部の構造バランスが変化する
といった変化が重なります。
そのため、若い頃よりも髪の形が安定しにくくなり、以前は気にならなかったうねりが目立ちやすくなることがあります。
「昔はまっすぐだったのに最近うねる」
という変化は、単なるダメージだけではなく、こうした髪内部の変化が関係している可能性があります。
縮毛矯正にも関係する大切なポイントです
実は、こうした髪内部の変化は縮毛矯正にも関係しています。
若い頃の髪と比べると、エイジング毛は薬剤への反応が変わりやすくなることがあります。
特に、髪が細くなったり、水分保持力が変化したり、キューティクルの状態が不均一になったりすると、薬剤の効き方にも差が出やすくなります。
そのためエイジング毛の縮毛矯正では、以前と同じように薬剤を使うと、
・伸びが甘くなる
・ダメージが出やすくなる
・毛先が硬く見える
・ペタッとしすぎる
といったことにつながる場合があります。
エイジング毛の縮毛矯正が難しいと言われるのは、こうした髪内部の変化や薬剤への反応の違いも関係しているからです。
まとめ
オルトコルテックスとパラコルテックスは、髪の形を支える大切な内部組織です。
この2つのバランスや水分の持ち方に差が出ると、髪が均一に伸びにくくなり、うねりにつながることがあります。
年齢とともに髪が変化するのは自然なことです。
大切なのは、若い頃と同じケアを続けることではなく、今の髪の状態に合った方法を選ぶことです。
「最近うねりが増えた」
「縮毛矯正をしても昔と違う」
「年齢とともに髪が扱いにくくなった」
そんな方は、お気軽にご相談ください。
しっかりカウンセリングさせていただき、今の髪の状態に合わせてご提案させていただきます。
美容室 envie(アンビー)
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