隆:あ、○○!………と臣?
臣:さっきそこで会った
隆:ふーん
○:待たせちゃって…ごめんね?
隆:んーん!帰ろ…?
○:…うん!
隆:臣じゃあな
臣:おぅ(頑張れよ)
隆:(ありがと)
隆二は歩き始めるとすこし後ろを向いて広臣となんかしてた。
なにかはわからなかったけど…。
それから、歩き続けたけどあまり話せなくてすこし無言が気まずかった。
○:明後日…大会だね
やっと出てきた言葉はサッカーの事でさっきも話してたこと。
隆:あー…うん
○:先輩達も引退しちゃうね
隆:俺が部長かぁ…
○:隆二ならいい部長になると思う!
隆:俺は臣の方がいいと思ったんだけどな
○:私は…マネージャーとしてしか見てないけど…
隆:うん
○:隆二は周りをきちんとみて自分が何をすべきなのかいつも考えてると思う。広臣は周りを見る…と言うより自分がなにかをして周りに影響を与えるんだとおもう。だから、隆二と広臣が部長、副部長で私はいいと思うよ
隆:そっか…なんか○○に言ってもらえて安心した!
○:そ…かな?
隆:うん!!
○:大会…頑張ってね?
隆:おぅ!あのさ…?
○:ん?
隆:○○は…好きな人とか……いる?
○:ぃ…るよ
隆:えっと………
○:?
隆:俺…ね……○○の事好き……なんだ
○:え……
隆:明後日の大会…絶対ゴール決めるから……だから…ゴール決めたら付き合って……くれない…?
○:ゎ……たしっ……
"私の好きな人は隆二だよ"
きっとそんなことを言ってしまえば隆二の気持ちを…踏みにじってしまう事になる。
こんな、嬉しい状況でも不思議と冷静に考えられた。
隆:ん?
○:大会……隆二の事見てるから…ね?
隆:おぅ!
○:あ…着いた。ありがとう…誘ってくれて
隆:んーん!また…明日ね
私が家に入るまで手を振っててくれた。
急いで二階の自分の部屋に戻って外を見る
○:やっぱり……
隆二は今まで歩いてきた道を戻って行った。
入学したての時に、自己紹介で中学校とかを発表する時に隆二の中学校を聞いて遠いなぁって思った記憶がある。
ゴールなんて決まらなくたって、私は。
いつも笑顔で、練習も人一倍頑張ってて…誰よりも優しくて…そんな隆二が好きなんだ。
その日は隆二と一緒に帰れた事が嬉しくてドキドキして眠れなかった。
次の日は明日の大会が緊張して眠れなかった。
○:んぅー……ゴール…決まりますように
朝起きて一番にゴールが決まるようにおねがいする。
いつもより…髪を頑張って巻いて、お守りをもって…隆二が大好きな蜂蜜レモンを作った
隆:あー!緊張する!!
臣:隆二が緊張するなんて珍しいじゃん笑
先:俺らが引退だから?笑
隆:それもあるんですけど……っ//
先:え、なになに笑
先:○○ちゃん今日隆二が変なんだけど、蜂蜜レモンある?
○:へっ……あっ!あります!
先:なんか○○ちゃんも変だし笑
冷やしておいた蜂蜜レモンを先輩に差し出すとみんな"おいしい"って言いながら食べてくれた。
後ろの方で隆二は"いいなぁ…"って顔をしてて。
本当、なんでも顔にでるなぁって思いながらバックに手をかけた
○:隆二…これ
隆:え?
そこには小さなパックに入れられた蜂蜜レモン