※「奇譚」(珍しい話。不思議な物語。伝承)
「ほんとうに不思議なこと」は
言えない&書けないもの。
そして
わたしたちのプレイ「生きている」は
誰のそれもそれだけでもう、
<中略>
何が不思議って、
伊良部島には野犬が多いの。
…と思ってたらそれは違うよ違った
あれはみな飼い犬。
放し飼いなんだと。
生まれて最初の「飼い生きもの」は金魚だった。
わたしたちは心が通じあっていて、
夜中目が覚めると直後に
金魚が水槽からびゅっ!!!
ジャーンプして床に落ちた
あわててすくってお水に帰して
事なきを得た。
そして今、目の前に<犬>
師走感皆無の、島の年末2016
「メーテルとお犬物語」を
お話しましょうね〜🌈
☆ ☆ ☆
2016年冬至過ぎたある日のあさのこと。
バーン!
当たった的な音に続いて
クンクン、キュイーンキュイーン(´Д` )
悲痛なお声で目が覚めた。
外に出るとすぐ近く
大きな木の下
お犬様が横たわっている。
轢き逃げた車の姿は既にない。
ち
が出てる
しばらくすると
誰かが電話したのか
「業者」のクルマ到着。
「呼ばれて来たんですけど
まだ生きているから
我々はどうにもできません」
とお帰りになり
わたしは鳴き続けるお犬様のそばに
「この辺動物病院ありますか?」
と誰かに問うと
平良(宮古島。橋を越えて20分はかかる)
にしかないと
私の行動の選択肢には
そのお犬様を病院に連れて行く
というものはなかった
ただ
わん子に寄り添い
掌をお腹に置き
語りかけた
「いのちがあるなら起き上がりなさい
起きて歩いて
生きなさい」
「いのちがないなら
安らかに
どうぞこのままいきなさい」
掌をそえしばらくそのまま
しばらくそのまま
わんこの悲痛なお声が変わってきた
楽になってるのか
それとも終わりが近いのか
わからないけど
私の仕事は終わった
ように感じたので
コトを見届けることなく
その場を離れた
次にその場に戻ったとき
お犬様の姿はなかった
どっちだろう
と思ったら
おじいが教えてくれた
「あの犬なら自分で起き上がって
歩いていったよ」
わたしはとても
嬉しかった
すっごく
生きて欲しかったから
自分に言い聞かせるように
祈っていたから
その日
これでわたしも大丈夫だと
確信をした
底辺から
いのちが上向きになった
切り替わりの日
だった
いのちのソコヂカラにたすけられた
冬の伊良部ちょっといい話🌈
次回は島キャラ「あいちゃん」の物語です
