こんにちは。Bibako です。
今回は面白い記事で、一息ついてくださいね。
私の記事って結構、内容を明るく書いてるつもりなので、心の負担は少ないかも?ですが、よぉ〜く考えてみると、しんどい重たい記事多いので、読み手の方々の心が疲れてしまう事、よくあると思います。
裏を返せば、私は人よりも悲惨な経験が多いって事かも?
同じ事が、あなたに起こったら、私のように、その酷い現実と向き合って、考えて、明るく前向きになる人や笑い飛ばせる人って、少ないのかも?ですからね。私って凄いでしょ?
おい、ドヤ顔すんなよっ!
そこで、今回は、あまり、読む方々の心の負担にならないように、時々は他愛もない話で笑ってみましょうね。
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みなさんは、シングリッシュってご存知ですか?
そう、シンガポール地元の英語です。シンガポール語と呼んでもええのかな?そんな感じの言葉です。
これの凄さってゆーのか、面白い話があるんですよぉ…。
現代の日本人の方々って、英語を真面目に学習するので、みなさん、うまく英語をお使いになられますが、日本語には、日本語特有の含み言葉や侘び寂び的な言葉や擬態語、擬音語による、深い表現があり、英語で表現するのがとても難しい、日本語特有の言い回しがありますよね?
特に、海外でお医者さんにかかると、本当に困りますよぉ…
例えば、お医者さんに行くと、日本だと….
お医者さん『どうされました?』
患者さん『あのぉ〜、お腹が痛んです。』
お医者さん『いつから、どの辺りがどんな風に痛みますか?』
患者さん『昨日の夜から、この辺りが(位置を手で示す)、キリキリと痛みます。』
キリキリ痛む=刃物で刺すような痛みだとお医者さんに伝わりますよね。
しくしくと痛む…というと、時々やんわりとした痛みがある…と伝わりますし、ドーンと重く痛む…というと、何か重い石で推すような痛み…だと普通に誰にでも伝わりますよね?
でも、これらを英語でどう表現しますか?私でも、困ってしまいます。
さらには、これらを表現するためには、英語圏内で英語が母国語である、イギリス人やアメリカ人、カナダ人、オーストラリア人は、日常的にそれに代わる英語の語彙があるそうで、何か難しい聞いた事がない英語の単語で、それぞれ表現できるそうです。
でも、シンガポール人って、英語が第一言語なだけで、母国語も持ってる国民達なんですよ。
英語が第一言語だからと、なんでも英語の語彙を知ってるわけではないんです。
つまり、日常の中で、独特の使い回しをする英語については、知識はない方々の方が多いですよ…。
じぁあ〜、シンガポール人は、キリキリ痛むとかしくしく痛むとか、ドーンと痛むとか、痛みの表現をどうやって、お医者さんに伝えるのですか?
ってところが、私や友人は疑問を持っていました。
だって、私もお医者さんで困った事ありますから。なんとか、ジェスチャーで乗り切った事もありますよ。
だからね、シンガポール人への疑問として、この間、教会の友人達と教会の会合をしていたときに、話題に登ったんですよ。
そこには、私と同じくらいシンガポールに長く暮らす、通訳業を本職にしていらっしゃる方が2人おられました。
ひと方は、通訳業界では少し名前が知られた方で、日本人の裁判や日本の要人がシンガポールにいらしたときの通訳も仕事になさる、みんなが一目置く、凄腕の通訳業の方と、もうひと方、仕事上、日本人の方々をビジネス上でサポートをなさる通訳業の方がおられて…
お二人にその見解を伺ったんですよぉ…。
あっ、因みにこのお二人は、私の教会で日本語礼拝や英語の礼拝で我々が参加する時に、英語の礼拝の内容を、日本で同時通訳してくださる、我々にとって大変有難い方々なんです。
すると、そのひと方の日本人の裁判や政府要人の方々の通訳を専門になさってる方からは、なんだか、聞いた事もないような難しい英単語をスラスラとお応えになられたので、みんなで…
って感じで、笑いあってました。
だって、覚えられそうにない、英語の単語だったので、そんな、あーた!ただでさえ痛い時なのに、そんな単語覚えられるわけないじゃないですか!
因みに、私、去年のいつだったか?腎臓結石(胆石)が見つかり、死ぬほど痛い思いをしました。それは、まるで陣痛を彷彿させるような産みの痛みで、冷や汗💦物の痛みでした。
もちろん、近くのクリニックでは、話す事すらできないので、お医者さんもとにかく、痛み止めの注射を2本打ってもらい(たぶん、モルヒネ系の強い痛み止め)、痛みを数時間止めてもらい、即、病院へ。すると、薬では散らせないので、即、開腹系の手術を受けましたが…。
その時は痛みの説明するまでもなく、お医者さんがテキパキと処置して、私を触診しただけで、『Kidney stone(肝臓からくる腎臓結石)』と言い当てて、病院にいくと診断通りでした。しかも、肝臓からきたものでした。 流石、T町の名医『赤髭先生』ですね!私の家族全員のかかりつけのお医者さんです。
この方、シンガポール人の中国系の男性のお医者さんで、歳は私よりも2つ上のとても良い先生なんです。
その時も含めて、私と、このお医者さんとは、かれこれ20年以上のお付き合いですから、痛みや痒み、あらゆる身体の不快感を伝えるときも、言葉だけでなく、コミュニケーションの良さで、私は、身体の不調について、先生にそれを伝える不便を感じることは全く無く、この先生には、下手な英語でも伝わるのです。💕💕
英語苦手な私でも、私は、この先生だと不自由は無いのです。有難い事です。
この先生がここにいらっしゃる限り、身体の不便についての心配は何もないのです。私には…。
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さて、この間の教会の会合では、私達、英語があまり得意ではない3人と、通訳の仕事をなさってる2人の方々に、痛みの英語表現について伺っていたとき、もう一人の方が…
あっ、シンガポール人だとね、その表現はVery (大変)と言う言葉を遅くいったり、早くいったり、何度も重ねて言うよ…例えばね…
Very V・ery pain!すごく、すっごく痛いとか…
と、教えてくださいました。
シンガポール人って、シングリッシュって、便利な言葉があって、こんな風に知ってる言葉を、まるで、日本語の擬音語表現のように使うらしいんですよ。
知らなかったです。だって、うちの夫、痛みに強いのか?この手の話は私達夫婦にはないんですよぉ〜。
流石、シンガポール人って感じでしょ?
しかし、それを受け取る側のシンガポール人も凄いわぁ〜。
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ところで…
シングリッシュの言葉の由来は、シンガポールって、3種類の異なる民族が仲良く暮らしている国です。その方々の暮らしの中では、それぞれ、母国語を持つ民族の集まりですから、共通語でコミュニケーションを図らなければなりませんでした。
だから、みんなの共通語として英語が選ばれました。ただし、インドの言葉は難しいので、それを除く、中国語とマレー語が混ざって形の英語が出来上がり、それが、シングリッシュの由来だそうですよ。
シンガポールでは、ざっくりと言うと、中国系国民が70%、マレー系国民とインド系国民を合わせて30%くらいの国です。
ただし、インド系の方々は、インド本土を含むその周辺諸国の貧しい国民の方々が、シンガポールに出稼ぎ的に働きに来てますから、周辺にインド系の方々が多く目につきますが、この方々は国民ではありません。
そして、インド以外でも、インドネシアやタイ、フィリピン、ベトナム、ミャンマー、中国の田舎の地方からも、多くの出稼ぎ労働者の方々が、シンガポールの土木工事・作業や建設作業などインフラの発展やゴミ収集、下水処理、ホーカーセンターの清掃や皿洗い、ビルの清掃、トイレ掃除、メイド業などの我々の生活も支えてくださってます。
マレーシア人も多くシンガポールで働いておられるのですが、マレーシア人の仕事は、ブルーカラーの仕事の中でも、比較的シンガポール人と同じレベルで、工場の倉庫やデリバリー関係、あとは、ホワイトカラーの方々も多くおられます。
マレーシアの中国系の富裕層の方々やインド系のお金持ちの方々は、シンガポール人になられる方々も多くいるのは、国の事情があります。
マレーシアはムスリム国家ですから、国教がイスラム教です。
国民の中でも、イスラム教徒でなければ、いろんなところで暮らし辛い現実もあり、中国系の富裕層は、国内ではペナン島に住み着いたようでした。
そこは中国文化とマレー文化の融合である、プラナカン文化が栄えていて、多く中国系マレーシア人もお暮らしになられておられます。あとは、マラカッカも、港の関係で、マレーシアの中では、比較的外国人が多く住み着いている地区だそうです。
それから、なんといっても、JB(ジョホーバル)は、シンガポールと陸続き(コーズウェイとトゥアースのセカンドリンク)ですから、シンガポールには多くのマレーシア人が働きにいらしておられますし、富裕層的な中国系マレーシア人は、シンガポールにご家族で移住して、シンガポール国民になられる方々も多くおられます。
そんな方々にも、シングリッシュって、有り難い存在らしいですよ。😊😊
だってね、シングリッシュって、文法は英語と同じで、なんと!中国語の文法は英語と同じ、マレーシア語の文法は日本語に近いものがあり、英語とは異なるようです。
で、シングリッシュと呼ばれるシンガポールの英語は文法は英語と同じ使い方でも、中国系の国民が多いので、出来上がった時には、英語で話しながら頭の中の語彙が中国語なんですわ…。
しかし、日本語や中国語は語彙数が英語よりもかなり多く、人の感情部分の表現になると、日本語や中国語は情緒豊かに表現できるのです。
つまり、シングリッシュは中国語発想のベースでできた英語なので、人が細かい感情を表すときや人が日常的によく使う単語は、その部分が中国語やマレー語の表現(語彙)に置き換わるのです。
例えば、日本語で『もう、ご飯食べたぁ〜?』の表現を…
《シングリッシュ》
You(你)、Makan(マレー語で食べると言う動詞)(吃)already(经・过・了)Ah〜?(吗)
《中国語》
你已经吃过了/你吃了吗
《マレー語》
Awak sudah makan
《英語》
Have you taken your meal already?
または…
Have you eaten a something food already?
ですが、シングリッシュをみると、マレー語の語彙やシングリッシュでは、語尾が中国語独特の発音からくる、Lah, Leh,Loh (ラー、レー、ロー)などもそうです。
シンガポール人がシングリッシュを発明して、使う人の頭が中国人頭、或いは、マレー人頭でスタートしたのがシングリッシュですからね、ネイティブな英語表現とはずいぶん異なるのです。
また、英語圏内ではかなりの国民が使う言葉でも、シンガポール人はその語彙は使わず、他の言葉に置き換えるので、ネイティブ英語がシンガポール人には通じないことも、ビジネスの場でもありますよ。そんなに多くはないですが…。
それは、シンガポール人の英語は、シンガポール人の日々の生活から発祥した英語がベースにあるので、イギリス人やアメリカ人、オーストラリア人、カナダ人の方々が日常的に使っている英語の語彙であっても、シンガポールではあまり聴かない事が多くあるからです。
英語力がないのではなく、あまり、聴かない英語の語彙があるからなので、決して、シンガポール人の英語がいい加減だと言うわけではありません。
それは、英語圏内の方々でも同じ事が言えますしね…。イギリス人とアメリカ人で英語で話していても、話が通じていない事もビジネス以外の場では普通に起こるのですから…。
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ところで…
日本語の表現には、独特の擬音語の表現がありますよね?
例えば…、雨が降る様子でも、
雨がしとしと降っています。と、雨がザーザー降っています。
この表現で、どれくらいの雨の振り方か?は、日本人だとみんなわかりますよね?
ここがわかるのは、日本人だけであり、日本語を知らない人には、全くわからないんですわ…。
外国人には、『しとしと』と『ザーザー』の違いなんて意味不明ですわ。
しかも、日本語を勉強した外国人の方々は、知識としての擬音語はわかっていても、使う事がかなり難しいのです。
どの言葉を使って良いのか?わからなくなるのです。うちの夫でも、この擬音語はうまく使いこなせてはいませんよ。時々、変な使い方をして、私を笑わせてくれますが…。
しかしながら…
映画 シンガポール人って、本当に いいもの 面白い人達ですね。
それでは、また、次回お会いしましょう!