両手で耳を塞ぎ、嫌がっているＤさん
全身で拒否しているのが見てわかる
その脇をささえ、なんとか歩かせようとしている先生
次から次へとテンポよく名前を呼ばれ
卒業証書を受け取っている中
先生も、それに合わせようと必死なのが伝わってくる
半ば強引に歩かせ、引きづられるような感じで
花道を歩き、登壇
校長先生から卒業証書を受け取ることも出来ず
補助の先生が受け取っていた
その間もＤさんは耳から手を離すことはなく
その場から隙あらば逃げ出そうとしていた
そんな姿のＤさんを見て
ただただ切なかった
きっと聴覚過敏があるんだろうな、、
なんでイヤーマフしないんだろう？
目立つから？
障害があるって周りに思われるのがイヤだから着けないの？
モヤモヤ
もしかして感覚過敏でイヤーマフが着けれないとか？
支援級ではその辺りの指導は受けれなかったのか？
支援学校でイヤーマフが着けれなかった子が
着けれるようになって過ごしやすくなったのを
見てきたから余計にモヤモヤした
（あくまでも私の想像で、事実とは異なるかもしれない）
あんなに嫌がってるのに、Ｄさん苦しんでいるのに
皆んなと同じようにさせることが、そんなに重要？
そんなに普通に見せたい？（そもそも普通って何よって思うけど）
モヤモヤモヤモヤ
保護者もＤさんの様子を見て辛かったとは思う
でも、私はどうしても保護者の気持ちには寄り添えなかった
やっぱり親ファーストなんかクソくらえだ！
とモヤモヤした
中学校の入学式にＤさんの姿はなかった
人づてに支援学校の中学部へ入学したと聞いた
新しい場所でＤさんが楽しく学べていることを切に願う