和紙のちぎり絵 | <山梨> ビアン美術教室

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山梨にある小さな美術教室のブログです。
絵画や工作など、子どもたちの創作活動のヒントになる記事を気ままに更新中。

日本古来の紙、和紙 を使ったちぎり絵をしました。

和紙には色々な種類がありますが
今回使用する和紙は“雲竜紙(うんりゅうし)”
 
楮(こうぞ)という樹木の幹を砕いた繊維を漉き込んだ和紙で
その繊維が雲のような模様でもあり
空を翔ける龍のようでもあることから
このような名前が付いたとか。
黒い台紙に下描きを転写して
ちぎった和紙を水の糊で丁寧に貼り合わせていきます。
和紙の中に樹木の繊維が隠れているので
ちぎるのは少し大変。
ハサミで切るより難しい。
 
 
仕上がった作品は、色淡く ふんわり。
 
柔らかくて優しい色合いの和紙は、色紙とはちょっと違う紙。
生活の西洋化で
子どもたちが身近に和紙を手に取る機会も少なくなりましたが
その感触を楽しみながらの制作となりました。