そう、何を思ったか、いい歳をした私の父親が購入したんです。
しかも4ドア。なんで4ドアなんだ?と疑問に思ったのを覚えています。
当時はスポーツタイプの車は2ドアまたは3ドアと相場が決まってましたから。
もちろん我が家は自動車修理・販売業を営んでいましたので、昔から乗る車には不自由しませんでした。
ですから新車を自家用におろす、なんてのはすごい事で、このインテグラが二度目だったんです。
一度目はシティターボだったのですが、この話は別の機会に。
このインテグラ・タイプR、ホンダ製のチューニングカーと言っても良いような代物で、
エンジンは手作業でポート研磨とかされてるは、ボディーは執拗に補強されてるはetcetc(内容を忘れた!)
要するにとんでもなく速い車だったですね。
黄味がかった白、チャンピオンシップホワイトの塗装も美しくて、赤いホンダマークはなんだか
誇らしかったものです。低められた車高のおかげでフロントリップスポイラーも良く擦ってましたね。
なんでいまさらスポーツカー?なんて斜に構えて見ていた私もなんだかんだ理由をつけてはこれを引っ張り出し
乗り回していました。なんたって速い車は単純に気持ちい良いですから!
東京にいる当時の彼女(現・嫁)に会いに行く途中、中央道で覆面に捕まったり、(上信越道はまだ無かった)
箱根の山を走り回って気持ち悪くなったりしましたね~自分で運転して車酔いしたのはあの時が初めてですね。
コーナーの限界が高すぎて横Gでやられてしまうんです。
自分で運転しながら助けてくれー何処まで峠続くんだー降ろしてクレーって感じでした。
3年ほど我が家の一員として活躍してくれたと思うのですが、自動車屋の宿命、
『欲しがる人が現れた時が売り時』という法則にしたがって手放してしまいました。良い車でした。
あれから長い月日が経ったある日。
オークション画面に突如現れた4ドアタイプR。
・・・思わず競り落としてしまいました・・・・馬鹿ですか・・・
ABS付き・4ドア・白・8年式。当時とまったく同じ仕様。
新車当時を良く知る私、ちょっとした経年変化も許せなくて思い切り磨き上げてしまいました。
しかし。。。 う、売れるのか??これ?