生後5ヶ月の娘、転落事故③
(「生後5ヶ月の娘、転落事故②」からの続きです。)
救急で診てもらった翌日、
紹介状を書いてもらったT大学病院に精密検査に来ました。
昨晩のやり取りがあったので、すごく行きたくなかったのですが、
やはり備えている設備は良いということは事実です。
まずは、整形外科に受付。
ものすごく、混んでいます。
90%以上、ご老人ばかりです。
そんな中、パパがだっこした小さな赤ちゃんは、
ものすごく目立っているようでした。![]()
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「あら~、今日はどうしたの~?
」
「かわいいわねえー
」
「ほいっ
ほいっ
だぁ~
ねぇ~![]()
」
かなり注目を浴びています。![]()
50人以上が、みんな見ているような。。。
そんな状況で待つこと、約2時間。
看護師さんが来ました。
:「白キノコさ~ん!白キノコさ~ん!」
:「あ、はい!」
:「お父さんですか?赤ちゃん、高いところから落ちたってことで?」
:「・・・はい」
:「ソファーから?ベッドから?」
:「・・・あ、僕が立った抱っこの位置からです。。。はい。」
:「60cm以上の高さから落としちゃったのかな?」
:「・・・はい。」
(あの・・・看護師さん、少し声大きくないですか・・・)
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待合室: し ~~~ん
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さっきまで、あれほどざわついていた待合室が、静まり返りました。![]()
そりゃ、そうですよね。。。
:「もう一時間位は待ちそうだからね。先に脳外いっちゃおっか?」
:「お・・・お願いします。」
というわけで先に、脳神経外科で診てもらうことになりました。
脳外にいくと、またまたすごい患者さんの数。。。
:「赤ちゃんですからね!優先で診ましょうね。」
なんと!
一番に通してもらい、診察してくれることになりました。
診察室に入ると、キャスター安藤優子さん似の腕の立ちそうな女医さん。
笑顔で、テキパキと診察してくれて、
レントゲンもすぐに撮ってくれ、またすぐに再診察してくれました。
結果・・・
女医さん
:「良かったですね、頭の骨も首の骨も大丈夫よ
」
良かった・・・
とにかく、頭だけが一番心配でしたから。。。
女医さんもも、看護師さんたちも皆さん、とっても親切で明るくて、
レントゲンが出来る間、ベッドも貸してくれて赤ちゃんを寝かせてくれたり、
小児科と連携して、ミルクも用意してくれたりと、感動するような対応をしてくださいました。
しかも、たくさんいる看護師さんが、そばを通るたびに、
全員が笑顔で声をかけてくれるんです。。。![]()
昨日の当直の医師と、
不快な電話対応をした同じ病院とはとても思えません。。。
なんて、良い病院なんだ。
と思いました。
いや、病院じゃなく、”人”なんですよね。
きっと、人間味のないそういった一部の方の対応が、
病院の評判となって広がったりするんですね。
「くそ病院」なんて思って、申し訳ないと思いました。
ふと、脳外の待合室に貼ってある当番医師の表をみると、
昨日のN医師の名がありました。
週に一度、しかも夜だけ来ているようでした。
大学病院などでは当たり前ですが、
きっと都内のどこかの病院から当番で来ているのでしょう。
その後、再び整形外科に。
整形外科では、急を要することがないことが多いためだとは思いますが、
こちらでは、とにかく待たされました。
待つこと、さらに2~3時間。
診察。
こちらは、若い男の先生
。
同じ頃の娘さんがいるみたいで、気さくに、そして親身に話をしてくれました。
素人にも分かる、とっても的確な説明と明快な診療結果を頂きました。
先生
:「大丈夫です。もう落としたりしないであげてくださいね!![]()
」
精密検査終了。
何もなくて、本当によかったです・・・。
だいぶ昔の話ですが、
当時、僕が運転する車で交通事故にあったことがあります。
そのとき、僕は、
僕自身の頭で、フロントガラスをぶち破ったんです。
フロントガラスが、僕の頭が突っ込んだ位置を中心に全面クモの巣状態。
内側からボコッと飛び出したガラス。
ガラス片が、頭に大量に突き刺さっていましたが、
頭蓋骨は無傷。
(その事故の後遺症で、ガラスで切った右手小指の感覚がいまだにありません。)
白キノコの石頭にも程がありますが、人間の体って不思議です。
姫3号。。。僕に似てか、石頭で本当に良かったです・・・。
とにかく。
これからは、気を引き締めて、育児をしていくことを肝に命じます。
最後に、ご迷惑をおかけした、仕事の皆様、
奥さんの職場の皆様、本当にすみませんでした。。。
そして、ブログを読んでくださっている皆さま、
本当にご心配をおかけしました。。。
元気になりました。
生後5ヶ月の娘、転落事故②
(「生後5ヶ月の娘、転落事故①」からの続きです。)
T大学病院の宿直医は、脳神経外科の専門医でした。
脳外科医
:「はいはい。電話変わりましたけどね~、あなたね~、救急のね~、
病院は決まってるって知らないんですかね~?」
白キノコ
:「今日の救急病院に連絡確認したんですけど、
外科医と内科医しかいないので、頭ということであれば、
脳外科の先生に診てもらってくれってことだったんですよ・・・」
脳外科医
:「あ、そうですか。 でも頭って言っても、肩や腕も打ってるんですよねぇ?」
白キノコ
:「はい。。。」
脳外科医
:「それだと、看れないんですよ。頭だけなら診れるんですが。」
白キノコ
:「・・・はい?
」
脳外科医
:「肩とかになると、整形外科になるからね~。今日は当番じゃあないから、いないんですよ。」
白キノコ
:「え? じゃ・・・じゃあ、頭がとにかく心配なので、頭だけでも診てください!!」
脳外科医
:「というかね~、頭だけでは診れないわけ。肩も打ってるってことなわけだから。」
白キノコ
:「はい?
意味がわかんないんですけど!」
脳外科医
:「同時に看ないといけないわけ。頭だけじゃ~判断できないでしょう?だって。」
白キノコ
:「とにかく頭だけでもいいので診てください! お願いします!!」
脳外科医
:「救急はまずは当番の所でみるって決まってるわけ。
これね、全国共通なわけ。」
ここまでのやり取りで、かなりの時間を浪費してしまっています。
(ぷちっ![]()
)
白キノコ
:「あっちでこっちでって、あなた病院にいる訳でしょ?!
なんで診てくれないんですかっ?!」
脳外科医
:「そういうルールなわけですよ。
救急当番に配置されるのは全て診れるようになってるはずだからね。
じゃないと、ルール違反ってことになるなー、その病院は。」
白キノコ
:「病院の事情は知りませんが、子どもが大変なんですよ
」
脳外科医
:「じゃあ、救急士を呼んでみたらどうですか?」
白キノコ
:「救急士って、救命救急士ですか?救急車呼べば解決するんですか?!」
脳外科医
:「急ぎであれば、救急士が判断できるんじゃないんですか~?」
白キノコ
:「つーか
脳外の専門医のあなたより、救急士さんの方が詳しいってことですか?!
」
脳外科医
:「あのですね~。 とにかく呼んでみたら、いかがですか?って言ってるんですよ。」
白キノコ
:「そんなわけないでしょ![]()
いわゆる・・・たらい回しってことですか?!
」
脳外科医
:「・・・。
たらい回しってねー。。。そういう問題じゃないですよ。全国決まってるわけですから。」
白キノコ
:「もういいですよ!!
明日病院へ相談にあがるかもしれないので、お名前伺ってもいいですか?
」
脳外科医
:「Nですけど。」
このっ・・・くそ病院めっ!!!!
電話をすぐさま切り、
車をぶっ飛ばして、救急の当番病院に向かいます。
白キノコ
:「さきほど、電話した・・・」
G病院受付
:「あ、赤ちゃんの。」
受付を済ませます。
待合室で待つこと、1時間。 (なに待ちッスカ?
)
ようやく呼ばれ、診察です。
外科の先生が診てくれました。
若い先生でしたが、感じのよい診察。
待っている間は、
弱っているのか、泣き疲れているのか、眠いのか分からなくも、
あまり動かなくなっていた様子の娘。
先生に診てもらうために、洋服を脱がされて触診されると・・・
娘:「へぇ![]()
」
(・・・へ?)
(・・・笑ってる?)
G先生
:「あ、笑ってるね?(笑) 大丈夫そうだね~?(笑)」
G先生
:「肩動かしてみよっか? ものすごく痛がらないね?」
G先生
:「赤ちゃんは、骨折れてたり、脱臼してたりしたら、泣き方がこんなもんじゃなくて、
ずーっと泣き止まないんですよ。」
G先生
:「笑ってるって事は、取り合えずの急な心配はいらないようですね。」
良かったーーーー![]()
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白キノコ
:「あ・・・ありがとうございますっ!!
」
先生
:「でも、頭は打ってるし、腕も心配ですので、連携をとって詳しく診てくれる、
大学病院クラスの所で精密検査したほうが良いと思います。」
先生
:「紹介状書いておきますので。 お大事に。」
というわけで、なんとか一安心です![]()
この時点で、22:30。
落ちてから、2時間半も経っています。
首の骨が損傷してどうのとか、頭部内大量出血とかだったら、
もしかして、処置が遅くて死んでしまっていたなんてこともあったかも知れません。。。
そう考えると、本当に恐ろしい。。。
まだ精密検査してみないと分かりませんが、
今のところ、不幸中の幸いの状況です。。。
病院さん、マジでお願いします。
”はじめから”迅速に診てください。。。
その③へ続く
生後5ヶ月の娘、転落事故①
久しぶりの更新になってしまいました。
更新していない間、色んなことがありましたが、
12月3日、白キノコ、やってしまいました・・・。
20時ごろの話です。
僕の不注意で、生後5ヶ月になる娘を、立って抱っこしている位置から、
なんと、転落させてしまったんです。
僕が、娘二人を抱きかかえていた所(そもそも、これがいけませんでした。)、
最近背筋がついて仰け反るようになってきていた娘が、
タイミング悪く、強くグイっと仰け反りました。
上体が後方にそれ、僕の手から離れそのまま落下。
「あっ!!」っと、とっさに空中に出した手で、キャッチできず、
その手に当たり、落下と手の当たった位置の具合で、空中で勢い良く一回転し、
そのまま床に落ちてしまいました。
赤ちゃんが頭と右肩から思いっきり落ちました。
「やってしまった。」
一瞬、頭が真っ白になりました。
頭。。。首の骨。。。腰の骨。。。
だ・・・だいじょうぶ!?
頭を強打しているし、
手をみると、右腕の動きがなんか、いつもと違っていました。
握りも弱々しく、ギュっと掴んでくれません。
右肩を動かすと、ものすごい泣きかたをします。
これは、まずい。
急いで病院で診てもらおうと思い、
先日肺炎で入院していたT大学病院に電話。
脳神経外科もあるし、整形外科もあるし、
診察券も作ってあるし、すぐに診てくれるはず!!
すぐに診察券を出して、
慌てて、電話しました。
電話対応
:「はい、T大学病院です。救急ですかぁー?」
白キノコ
:「いつも掛かりつけで診てもらっている白キノコです。
あのっ!赤ちゃん落としてしまって頭と肩を強打させてしまったんです!!
今から行きますので、急いで診てください!!」
電話対応
:「はぁー。こちらですねぇ~、今日は夜間救急当番医じゃないんで~、
救急当番の病院に電話してください~。」
白キノコ
:「え?! だって上の子も喘息なんかで、夜いつも診てもらってるんですけど?」
電話対応
:「あ~、そう言われても、まずは他の病院の当番医に診てもらってください。それでは。」
白キノコ
:「え?! 先生どなたも、いらっしゃらないんですか?!」
電話対応
:「あー、今日はですね~、脳外科の先生がいますね。」
白キノコ
:「・・って、専門じゃないですか!!診ていただけませんか?」
電話対応
:「まずは、当番救急に電話してください。」
白キノコ
:「・・・わかりました。じゃあ、電話番号教えてください!」
電話対応
:「はぁ。え~っと、待ってくださいねーー。。。22-○○○○です。」
白キノコ
:「こちらに電話して、専門医がいなかったらまた電話しますね!」
電話対応
:「当番病院でお願いしまーす。お大事に。」
ガチャ! ←「に」が終わるか終わらないかぐらいで、勢い良く電話を切られる音。
(何なんだよっ!!)
急いで、教えてもらった電話にかけます。
すると・・・
自動音声
:「こちらは、、、、
○○市役所、、、、
夜間救急診療、、、、
テレホンガイドです。
救急センターの、、、
診療時間を、、、
お知らせ、、、
します。」
なんと、「今晩の救急病院」ではなく、「自動音声ガイダンス」の電話。![]()
あの・・・電話対応したやつ・・・
わざとこの番号案内したんかっ!?![]()
ふざけやがって。。。
しかも、この録音された自動音声・・・
役所らしいというか何と言うか・・・
ものすごくスローに喋る上に、
ものすごく間隔をあけて、ノロノロノロノロと、しゃべります![]()
自動音声
:「救急センターの、、、
問い合わせ、、、
時間は、、、
午後、、、」
白キノコ
:「い~から、早く、病院名を言ってくれ!!!!!」
当番の病院と、病院の電話番号が案内されるまで、
なんと3分40秒。
救急に行く人って、急患が急いで電話するに決まってるだろがっ!!
アホか!!![]()
ようやく病院名を聞くと、なんと地元でも評判がかなり悪い、
いわゆる「やぶ」といわれる病院・・・。
(よりによって~!!
)
もしかしたら、打ち所が悪くて一刻を争う状態かもしれません。。。
しかたなく、救急当番のG病院に電話。
白キノコ
:「これこれこういう訳で・・・今から診てもらえますか?!」
救急G病院
:「今ですね、内科と外科の医師しかおりませんので、
来てもらっても何も出来ないと思いますけど。」
白キノコ
:「かかりつけのT大学病院に電話したら、
当番医でって言われて電話したんですが。。。」
救急G病院
:「やはり、脳外科の先生がいるのなら、
そちらの病院で観てもらった方が良いと思いますよ。」
白キノコ
:「分かりました。もう一度確認してみます。そして、また電話します。」
救急G病院
:「はい。」
再び、T大学病院に電話。
電話対応
:「はい、T大学病院です。」
白キノコ
:「さきほど、電話しました白キノコと申します。」
電話対応
:「はい。どうしましたかぁ~?」
白キノコ
:「さきほど、これこれこういう事情でお電話したんですが。。。」
電話対応
:「こちら、今日は救急病院ではないのでぇ~、今晩の救急病院にお願いします。」
(聞き覚えのある声。。。
)
白キノコ
:「あの・・・先ほどの方ですか?」
電話対応
:「はい。」(その後、し~ん。)
(同じ人に同じ話してんだから、一から全部聞くんじゃねーよ!初めて聞くような対応しやがって!)
白キノコ
:「・・・。 念のためお名前伺ってもよろしいですか?」
電話対応
:「無理です。」
白キノコ
:「む・・・無理って何ですか?!」
電話対応
:「そういうことは、言えないことになってるんですよ。」
白キノコ
:「なんですか、それ。。。」
電話対応
:「なんですかって言われても、言えないものは言えないんですよ。」
白キノコ
:「分かりました。話が平行線になってしまうので、先生お願いしてもいいですか?」
電話対応
:「はぁ。じゃ、お待ちくださいねー。」
②へ続く
