生後5ヶ月の娘、転落事故②
(「生後5ヶ月の娘、転落事故①」からの続きです。)
T大学病院の宿直医は、脳神経外科の専門医でした。
脳外科医
:「はいはい。電話変わりましたけどね~、あなたね~、救急のね~、
病院は決まってるって知らないんですかね~?」
白キノコ
:「今日の救急病院に連絡確認したんですけど、
外科医と内科医しかいないので、頭ということであれば、
脳外科の先生に診てもらってくれってことだったんですよ・・・」
脳外科医
:「あ、そうですか。 でも頭って言っても、肩や腕も打ってるんですよねぇ?」
白キノコ
:「はい。。。」
脳外科医
:「それだと、看れないんですよ。頭だけなら診れるんですが。」
白キノコ
:「・・・はい?
」
脳外科医
:「肩とかになると、整形外科になるからね~。今日は当番じゃあないから、いないんですよ。」
白キノコ
:「え? じゃ・・・じゃあ、頭がとにかく心配なので、頭だけでも診てください!!」
脳外科医
:「というかね~、頭だけでは診れないわけ。肩も打ってるってことなわけだから。」
白キノコ
:「はい?
意味がわかんないんですけど!」
脳外科医
:「同時に看ないといけないわけ。頭だけじゃ~判断できないでしょう?だって。」
白キノコ
:「とにかく頭だけでもいいので診てください! お願いします!!」
脳外科医
:「救急はまずは当番の所でみるって決まってるわけ。
これね、全国共通なわけ。」
ここまでのやり取りで、かなりの時間を浪費してしまっています。
(ぷちっ![]()
)
白キノコ
:「あっちでこっちでって、あなた病院にいる訳でしょ?!
なんで診てくれないんですかっ?!」
脳外科医
:「そういうルールなわけですよ。
救急当番に配置されるのは全て診れるようになってるはずだからね。
じゃないと、ルール違反ってことになるなー、その病院は。」
白キノコ
:「病院の事情は知りませんが、子どもが大変なんですよ
」
脳外科医
:「じゃあ、救急士を呼んでみたらどうですか?」
白キノコ
:「救急士って、救命救急士ですか?救急車呼べば解決するんですか?!」
脳外科医
:「急ぎであれば、救急士が判断できるんじゃないんですか~?」
白キノコ
:「つーか
脳外の専門医のあなたより、救急士さんの方が詳しいってことですか?!
」
脳外科医
:「あのですね~。 とにかく呼んでみたら、いかがですか?って言ってるんですよ。」
白キノコ
:「そんなわけないでしょ![]()
いわゆる・・・たらい回しってことですか?!
」
脳外科医
:「・・・。
たらい回しってねー。。。そういう問題じゃないですよ。全国決まってるわけですから。」
白キノコ
:「もういいですよ!!
明日病院へ相談にあがるかもしれないので、お名前伺ってもいいですか?
」
脳外科医
:「Nですけど。」
このっ・・・くそ病院めっ!!!!
電話をすぐさま切り、
車をぶっ飛ばして、救急の当番病院に向かいます。
白キノコ
:「さきほど、電話した・・・」
G病院受付
:「あ、赤ちゃんの。」
受付を済ませます。
待合室で待つこと、1時間。 (なに待ちッスカ?
)
ようやく呼ばれ、診察です。
外科の先生が診てくれました。
若い先生でしたが、感じのよい診察。
待っている間は、
弱っているのか、泣き疲れているのか、眠いのか分からなくも、
あまり動かなくなっていた様子の娘。
先生に診てもらうために、洋服を脱がされて触診されると・・・
娘:「へぇ![]()
」
(・・・へ?)
(・・・笑ってる?)
G先生
:「あ、笑ってるね?(笑) 大丈夫そうだね~?(笑)」
G先生
:「肩動かしてみよっか? ものすごく痛がらないね?」
G先生
:「赤ちゃんは、骨折れてたり、脱臼してたりしたら、泣き方がこんなもんじゃなくて、
ずーっと泣き止まないんですよ。」
G先生
:「笑ってるって事は、取り合えずの急な心配はいらないようですね。」
良かったーーーー![]()
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白キノコ
:「あ・・・ありがとうございますっ!!
」
先生
:「でも、頭は打ってるし、腕も心配ですので、連携をとって詳しく診てくれる、
大学病院クラスの所で精密検査したほうが良いと思います。」
先生
:「紹介状書いておきますので。 お大事に。」
というわけで、なんとか一安心です![]()
この時点で、22:30。
落ちてから、2時間半も経っています。
首の骨が損傷してどうのとか、頭部内大量出血とかだったら、
もしかして、処置が遅くて死んでしまっていたなんてこともあったかも知れません。。。
そう考えると、本当に恐ろしい。。。
まだ精密検査してみないと分かりませんが、
今のところ、不幸中の幸いの状況です。。。
病院さん、マジでお願いします。
”はじめから”迅速に診てください。。。
その③へ続く