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なぜ朝から泣いてるのかと言うと、それくらいガツーンとくる映画を見てしまったから。
タイトルは、
「ライオン 25年目のただいま」
~あらすじ~
1986年。インドのスラム街で暮らす5歳の少年サルーは兄の仕事に無理強いをして付いていくが、その途中で迷子になり、無人の回送列車で家から1600キロ離れたカルカッタまで行ってしまう。路上生活を経て施設に保護されたサルーは養子に出されオーストラリアで成長。おぼろげな記憶とGoogle Earthを頼りに、本当の母や兄が暮らす故郷を探しはじめる。
2000人の中から選ばれたこの子は、インドの貧しいエリアに住んでいた子供だそうです。
自分の苗字もわからず、住んでいた地名もはっきりせず、最終的にオーストラリアへ養子に出されたサルー。
その25年後・・・Google Eirthで世界中どこでも見ることができる時代になり、育ててくれたオーストラリアの両親に後ろめたい気持ちを持ちながらも、サルーは来る日も来る日もPCで故郷を探す。
普通に養子に出されたわけではなく、迷子からの養子なわけで、親や兄弟が心配しているという強い想いをずーっと持ち続けていたサルー。
彼の心の揺れ動くさまや焦燥感がビシビシ伝わってきて、心が震えました。
さらに胸を締め付けるのは、これが実話だということ。
貧しくても、大好きなお兄さんと一緒で幸せだったサルー。
オーストラリアの新しい両親が優しければ優しいほど、インドのお母さんやお兄さんへの想いが募る。
私も以前途上国でボランティアをしていたことがあり、思うところがいろいろありました。
スラムの生活は想像を絶するし、どんなに小さな子でも学校に行かず家族のために物売りをしたり、ゴミを拾ったり、物乞いをしています。
私が手伝っていた施設で生まれた赤ちゃんも、欧米に養子に出されていました。
今でも、その子の名前と顔はっきり覚えています。
あの子たちは今ごろどうしているんでしょう。
↓「ライオン 25年目のただいま」の主題歌です。
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