
社債の種類
6月15日
前回の投稿では、中小企業の社債での資金調達で最も現実的な資金調達として少人数私募債についてご案内しました。
今回は社債の種類についてご案内いたします。
社債は、企業が資金調達のために発行する債券であり、投資家から資金を借り入れる際に、満期まで利息を支払い、償還期限には元本を返済する金融商品です。
◆社債の種類
社債には様々な種類がありますが、主なものは以下の通りです。
①普通社債(ストレートボンド:SB)
一般的に「社債」というとこれを指します。
あらかじめ設定された満期までの間、投資家に対して利息が支払われ、満期に元本が返済される最もシンプルな社債です。
ほとんどの場合、固定金利が設定されます。
信用格付に応じて利息が高くなる傾向があります。
②転換社債(転換社債型新株予約権付社債:CB)
一定の条件において、発行会社の株式に転換できる権利(新株予約権)が付与された社債です。
株式に転換せずに社債として保有し続け、利息や償還金を得ることも可能です。
株式に転換できるという特別な条件が付帯するため、普通社債に比べて利息は低めに設定されるのが一般的です。
③ワラント債(新株予約権付社債)
通常の社債に加えて、「社債を発行した企業の株式を一定金額で購入できる権利」が付帯しているものです。
転換社債とは異なり、ワラント債の権利を行使する場合は別途支払いによって株式を購入する必要があります。
株式を購入する権利だけを第三者へ売却することも可能です。
④劣後債(ジュニア債)
元本や利息の返済順位(弁済順位)が低い社債を指します。
会社の経営破綻など、特約で定められた劣後事由が生じた際、元本の返済や利息の支払いがなされないことがあります。
普通社債と比較すると高リスクですが、その代わりに利率が高く設定されています。
⑤募集範囲による分類
・公募債
不特定多数の投資家向けに発行される社債です。情報開示が充実しており、個人投資家でも購入しやすい特徴があります。
・私募債
特定の投資家向けに発行される社債です。一般的に発行規模が小さく、流動性が低い傾向にあります。
機関投資家や特定の大口投資家向けが多いですが、次回の投稿でご案内するする「少人数私募債」もこれに含まれます。
中小企業の資金調達としては、少人数私募債以外は現実的ではないかもしれませんが、ご案内させていただきました。
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