非営利法人の資金調達は株式会社よりも難しい | 思うように資金調達ができない方へ

非営利法人の資金調達は株式会社よりも難しい

5月10日
最近、今まで経営していた株式会社を売却され、新規事業を非営利法人で行おうとされる案件の資金調達の相談を受けました。
 
はっきり言って、非営利法人の資金調達は、一般的に株式会社と比較して難しいと言えます。
その主な理由は、以下の通りです。

 

◆株式会社との違い

・利益の分配

株式会社は株主への利益分配を目的としていますが、非営利法人は利益を構成員に分配することができません。このため、投資家からの資金調達という選択肢が限られます。

 

資金調達の目的

株式会社は事業拡大や収益向上を目的とした資金調達が主ですが、非営利法人は社会的な課題解決や公益目的の活動に必要な資金調達が中心となります。  

 

・信用力

一般的に、株式会社の方が事業規模や収益性において信用力が高いと見なされる場合があります。特に設立間もない非営利法人は、実績がないため融資や助成金の審査で不利になることがあります。

 

資金調達手段の制約

株式会社は株式発行という強力な資金調達手段がありますが、非営利法人にはありません。

 

 

◆非営利法人の主な資金調達方法

非営利法人は、以下のような方法で資金調達を行うことが一般的です。 

 

・寄付金

個人や企業からの寄付は重要な資金源です。単発の寄付だけでなく、継続的な寄付(マンスリーサポーターなど)を募ることもあります。

 

・会費

正会員や賛助会員からの会費は、安定した収入源となります。

 

助成金・補助金

国や地方自治体、民間の助成財団などが提供する助成金や補助金は、事業の目的に合致すれば有効な資金源となります。ただし、使途が限定される場合が多いです。

 

事業収入

法人の目的を達成するための事業から得られる収入です。物品販売、サービス提供、イベント開催などが該当します。非営利法人でも収益事業を行うことは可能です。

 

・融資

金融機関からの融資も選択肢の一つですが、非営利法人の場合は担保や返済能力などが厳しく審査される傾向があります。

 

クラウドファンディング

インターネットを通じて多くの人から少額の資金を集める方法です。寄付型や購入型などがあります。

 

 

◆資金調達を成功させるためのポイント

非営利法人が資金調達を成功させるためには、以下の点が重要となります。

 

明確なミッションと活動内容

何のために活動しているのか、どのような社会貢献を目指して透明性の確保: 集めた資金の使途や活動状況を отчетность し、支援者からの信頼を得ることが重要です。

 

・多様な資金源の確保

一つの資金源に頼るのではなく、複数の資金調達方法を組み合わせることで、安定した運営を目指すことが大切です。

 

・効果的な情報発信

ウェブサイト、SNS、イベントなどを活用し、法人の活動や成果を積極的に発信することで、認知度向上と支援の輪を広げます。

 

関係構築

寄付者、会員、ボランティア、企業、行政など、様々なステークホルダーとの良好な関係を築くことが、継続的な支援に繋がります。

 

このように、非営利法人の資金調達は株式会社とは異なる難しさがあります。

 

今後展開する事業資金に対しても自己資金が潤沢、あるいは寄付金や会費などで十分賄える場合は問題ありませんが、事業資金を融資などで調達する必要のあるときは、非営利法人ではなく株式会社で事業展開されることをおすすめします。

 

 

 

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