
商品在庫担保融資の担保になりづらい商品
2月20日
今回は前回投稿しました商品在庫担保融資を難しくしているポイントについてご案内させていただきます。
商品担保融資は、企業が保有する在庫商品を担保に資金を調達する方法ですが、すべての商品が担保として適しているわけではありません。
担保として評価されにくい商品には、次のような特徴があります。
1. 換金性が低い商品
・市場での需要が少ない商品
需要が少ない商品は、買い手が見つかりにくく、換金性が低いため、担保として評価されにくいです。
例:ニッチな商品、季節性の強い商品
・価格変動が大きい商品
価格変動が大きい商品は、担保価値が大きく変動する可能性があり、金融機関はリスクを懸念します。
例:投機的な商品、流行に左右される商品
・規格化されていない商品
規格化されていない商品は、品質や価値の評価が難しく、担保として評価されにくいです。
例:手作りの商品、一点もの
2. 保存・管理が難しい商品
・保管スペースが大きい商品
保管スペースが大きい商品は、管理コストが高く、金融機関も担保として受け入れにくいです。
・品質劣化しやすい商品
品質劣化しやすい商品は、担保価値が時間とともに低下する可能性があり、金融機関は融資をためらいます。
例:生鮮食品、医薬品
・管理方法が複雑な商品
管理方法が複雑な商品は、金融機関が担保管理しにくく、融資を受けにくいです。
3. その他
・盗難・紛失リスクが高い商品
盗難・紛失リスクが高い商品は、担保価値が失われる可能性があり、金融機関は担保として評価しません。
・担保権設定が難しい商品
担保権設定が難しい商品は、金融機関が担保権を確実に行使できず、融資を受けにくいです。
・法規制により販売が制限されている商品
法規制により販売が制限されている商品は、換金性が低く、担保として評価されにくいです。
例:美術品、骨董品: 価値の評価が難しく、偽物リスクもあるため、担保として評価されにくいです。
・生鮮食品
品質劣化が早く、保管・管理が難しいため、担保として不向きです。
・衣料品
流行に左右されやすく、価格変動が大きいため、担保として評価されにくいです。
・特殊な機械
専門知識が必要で、買い手が見つかりにくいため、担保として評価されにくいです。
ただ、上記に該当する商品でも、保管・管理方法や保険の付保状況によっては、担保として評価される場合があります。
金融機関によって、担保として認められる商品の種類や条件が異なる場合があります。
商品担保融資を検討する際は、時間のゆとりを持てるタイミングで、複数の金融機関に相談し、担保として評価される商品の種類や条件を確認することをおすすめします。
また、担保とする商品の市場動向や価格変動、保管・管理方法について、十分な情報収集を行うことが重要です。
商品担保融資は、企業の資金調達手段として有効ですが、担保として適格な商品であるかどうかを慎重に検討する必要があります。
この部分が不動産担保融資や上場株式担保融資のよりも難しいところがあるとご理解下さい。
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