資金調達で1番大切なのは、分かりやすくシンプルなことと提出書類が充実していること | 思うように資金調達ができない方へ

資金調達で1番大切なのは、分かりやすくシンプルなことと提出書類が充実していること

10人、海、ビーチの画像のようです

 

 

 

 

8月14日

今回の投稿の内容は、何度も投稿させていただいてる内容ですが、該当する典型的な案件が、最近繰り返しありましたので、またかと思われるかも知れませんがご案内させていただきます。

 

それは、資金調達において、エクイティファイナンスやアセットファイナンスと違い、デットファイナンスは、分かり易く、シンプルなことが現実的な資金調達につながります。

 

①不動産融資 担保不動産と借主の関係がシンプルでない

ノンバンクの不動産融資。

不動産の所有者と融資を受ける主体が、両方とも本人、あるいは不動産所有者が融資を受ける法人の代表者なら、何ら問題がありません。

この間相談のあった案件は、借主と担保不動産の所有者が違う、いわゆる第三者担保提供案件ですが、何と債務者の不動産を担保に債権者が融資を受けたいという案件でした。

この様な案件は原則融資を行うまっとうな金融機関はありません。

 

②提出書類の不備

会社の状況、代表者の金融履歴はもちろんですが、提出する資料のイメージは非常に重要です。

銀行、ノンバンク、ファクタリング会社、すべての金融機関において新規案件の時は、資料がお客様を代表する顔となります。

言わばプレゼン資料のようなものとご理解下さい。

 

例えば、ファクタリングのお客様は、そのほとんどの方がお急ぎの資金調達を希望されています。

ところが必要資料をご案内すると、資料が多すぎると言う方が、時々いらっしゃいます。

結局この様なケースは資料が提出されず時間切れとなってしまうことがあります。

 

また、銀行融資の場合、

さすがに決算書を出し渋る方はいませんが、それでも貸借対照表と損益計算書と経費明細だけ提出してこられる方がいらっしゃいます。

また中には、決算書は申告部分から勘定科目明細までのフルバージョン

が必要と言ったら、

貸借対照表と損益計算書と経費明細だけで審査してもらい、通るようならフルバージョンを送ると言った変な方がいて、この段階でお断りしました。

 

また別の方ですが、勘定科目明細の貸付金が部分的に黒塗りになっている非常識な方もいらっしゃいました。

 

決算書以外では、金融機関が必要とする売買契約書の相手が上場企業だからと、その名前が特定されないように黒塗りとなっていたり、この様な方が実際存在するこに驚いてしまいます。

 

資金調達の必要資料は基本的なところは決まっています。

その決まっている、例えば、3期分の決算資料については、資金調達が必要と思われているなら、日頃からいつでも、必要なときに金融機関やファクタリング会社にすぐに提出できるように準備し、請求があればスムーズに提出されることが重要です。

 

特に決算期から半年以上経過しているときは、試算表の提出が必要になることがほとんどですので、日頃から準備しておかれることです。

 

また決算資料において、あるページだけ欠落していたり、順序が申告部分、貸借対照表、損益計算書、経費明細、そして勘定科目明細となっていないケースも稀にあります。

 

この仕事を始めて、20数年経ちますが、ずっとあるのは、今回ご案内しているような、常識では考えづらいお客様の②に書いたようなことが、少なからずずっとあることです。

①については、実例を挙げたような内容はめったにありません。

 

第三者担保提供については次の2つの投稿をご参照下さい。

https://www.facebook.com/share/p/GsgCToQrr9tSMjff/

https://www.facebook.com/share/p/nZndF1FKmQa6G5Df/

 

資金調達において、

登場人物や権利関係などがシンプルであること。

そして、資料の内容が分かりやすく、奇麗で、欠落がなく、決算資料のようにペース数が多い資料は、ページの順番も違っていないことは重要です。

 

でも不思議なもので、必要資料に欠落があったりすぐに提出できない会社はほとんどの場合、資金調達に失敗することが多く、ただ提出しとけば良いと、見にくいあるいはコピーされた画像が判読しづらい書類を提出するお客様の資金調達は上手くいかない傾向がありますので、提出資料は出せば良いというわけではなく、資料の質も大事なのでご注意いただきたいと思います。

 

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