「融資の提出資料が見にくい、コピーが汚い」NGポイントになるか?
7月16日
この問題はこの仕事をしているとよくあることなのですが、ご相談時にいただく資料に問題があることがあります。
それは、だいたい次の各項目に該当します。
・必要な資料が足りない。
・不必要な資料も多く資料の分量が膨大。
・整理されていない五月雨式の資料。
・画像やコピーが不明瞭で判読がしづらい。
資料が見にくい、理解しにくい資料は資金調達の観点から言うと最悪です。
本気で資金調達する気があるのか?
日々の経営でもこの様な状況なのか?
どうしてもこの様な印象を持たれるのでご注意いただければと思います。
資金調達の資料が不備な場合の問題についてまとめてみました。
融資の提出資料が見にくいやコピーが汚いということは、審査においてマイナス要因となる可能性があります。
以下にその理由をまとめてみました。
①プロフェッショナリズムの欠如
提出資料が見にくい・汚い場合、企業や個人の印象が悪くなります。
金融機関や投資先が求めるのは信頼性や信念を持ったプロフェッショナルな取引相手です。
②情報の正確性や完全性の確認の困難
融資審査では提出資料に記載された情報が正確であることや、必要な情報が不足していないことが重要です。
見にくい資料や汚いコピーだと審査担当者が情報を読み取るのに困難が生じ、情報の不備や曖昧さが問題視される可能性があります。
①②については、とにかく資金の出し手の心象が悪くなります。
③プロセスの効率性の影響
審査担当者が見にくい資料や汚いコピーを読むのに時間がかかると、審査プロセスが遅延する可能性があります。その結果、融資の審査や承認が遅れたり、取引の効率性が損なわれる可能性があります。
月末など案件が立て込むとき、金融機関でもファクタリング会社でも、コンサル会社にしても、資料が見にくかったり、案件のアウトラインがつかめない、あるいは複雑だったり理解するのに時間がかかりそうな案件は、どうしても後回しになったり、急ぎの案件で希望日に間に合わないと思われるときは断られることも多くなります。
したがって、融資を申請する際には、提出する資料はきちんと整理し、見やすく・読みやすい形式で提出することが重要です。
コピーが汚れている場合は、きれいなコピーで再度提出するか、資料をデジタルで提出するなどの対策を検討することをお勧めします。
写メによる資料の提出もできるだけ避けた方が安全です。
整理整頓された資料は、プロフェッショナリズムを示すだけでなく、審査の円滑さや信頼性の向上につながります。
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