【2社間ファクタリングの基礎の基礎】 | 思うように資金調達ができない方へ

【2社間ファクタリングの基礎の基礎】

風車、サントリニ島の画像のようです

 

 

 

7月5日

今月の中旬に、古くからの仕事仲間が主宰する、主に資金調達のコンテンツをコンサルタントや士業の方々に提供している会で、ファクタリングについて、次の内容で講演(リモート)いたします。

ご一読いただければ幸いで

す。

 

①ファクタリングとは?

「ファクタリング」とは、事業者が保有している売掛債権を期日前に一定の手数料を徴収して買い取るサービス(事業者の資金調達の一手段)であり、法的には債権の売買(債権譲渡)契約です。

利用者の目線で言うと、支払の確定した売掛債権を手数料を支払って売却し資金調達する方法です。

 

ここでご注意いただきたいのは、日本では主流の2社間ファクタリングにせよ、本来のファクタリングと言える3社間ファクタリングにせよ、お金の貸し借り(融資)ではなく、売掛債権の売買であることです。

 

ややもすると、2社間ファクタリングの場合、既にファクタリング会社に売却済みなのに、便宜上、売掛先からファクタリング利用会社の口座に入金があり、その入金を、あるいはその入金の中から約定額を、売掛金の入金日にファクタリング会社に送金しなければならない約定があることが、期限一括返済融資と混同されてしまうことがあるのではないかと思いますが、ファクタリングは融資ではなく、売掛債権の売買です。

 

②ファクタリング活用の注意点

◆まともなサービスをするファクタリング会社を利用することです。

そして、まっとうなファクタリングサービスを利用する上での注意点についてご案内します。

なお、ここで取り上げるファクタリングとは,コストが高いけれど、取引先(売掛先)には知られないで行われる、2社間ファクタリングを指します。

 

◆ファクタリング活用の注意点

(手数料率が高いからファクタリング利用は慎重に!)

・1回か2回のスポット的な利用に向いていて、何回も繰り返し長期間の継続的利用には向いていません。

それは、手数料が高いことから長期継続利用すると間違いなく、財務内容を傷つけ資金繰りの悪化を加速させるからです。

・手数料が高いから、利益率にもよりますが、できるだけご利用額を抑えることが重要。

できれば平均月商の50%位までに抑えることが理想的です。

・長期のご利用になる際は、実行額を少しずつ減らしていくことが大切。

(未確定債権のファクタリング利用はNG!)

・支払額と支払日の確定していない未確定や架空の売掛債権のファクタリングは絶対にしない。

架空債権をあたかも本当に存在する売掛債権のようにしてファクタリングした時、その時は良くても、精算時がたいへんになります。

売掛債権の入金がないため、本来のファクタリング精算の金額に、ファクタリング手数料をプラスした額の新たな資金調達が必要になります。

1回か2回と同じファクタリング会社や新しく取引をするファクタリング会社から、同じ方法で資金調達できたとしても、ファクタリング手数料分が新たに加算されていくから、繰り返すと毎月のファクタリング精算時の額はすぐにとんでもない金額に膨れ上がります。

この様な事態になると、経営の継続も難しくなる懸念が出てきます。

入金が確定していない売掛債権や架空債権でのファクタリングは危険です。

 

③ファクタリング会社の選び

どんなに厳しい条件でも、希望通りに実行してくれるファクタリング会社が良い会社ということではなく、法令順守、かつ利便性もあるというバランスの良さ、そして何よりも誠実な会社を選択されることをおすすめします。

 

2社間ファクタリングを利用するときのファクタリング会社の選択のポイント

◆ファクタリング対象の売掛債権が利用者が説明する内容(金額、支払日、反対債権の有無、検収完了など)が真実かどうか?を調べるファクタリング会社かどうか?

 

◆売掛先からファクタリング債権の入金がファクタリング利用者の銀行口座に入金されるから、他の資金使途に流用される懸念のない会社かどうかを調べるファクタリング会社かどうか?

 

簡単に言うと、この2つのポイントを詳しくチェックされるかどうかが、利用して良いファクタリン会社かどうかのポイントになります。

新規取引の利用者にこの2つのポイントについてよく調べないで実行するファクタリング会社は、ファクタリングとしてのサービスでの収益以外に何かメリットがあるんじゃないかと疑義が出てきます。

もちろんファクタリングの実行額を抑えて、簡単な審査で実行する利便性をセールスポイントにする優良なファクタリング会社があるのも事実ですが、何が何でも少ない資料で簡単に短時間で実行すると強調し過ぎるファクタリングは要注意です。

 

◆何よりも重要なのはファクタリングの担当者が誠実な人物がどうかです。  

相性が合わない!

怪しいな!

質問にちゃんと応えてくれないなあ!

最初と言うことが違うな!

偉そうで感じ悪いな!

と感じたら取引を止めることが大切。

そして、他のファクタリング会社にチェンジして打診できる時間的なゆとりを持つことも大切です。

 

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