手形割引の初期審査はかなり適確
5月9日
最近は手形の流通量が減ってきているから、手形割引の案件の相談も減りました。
もちろん手形割引は取引銀行に持ち込むのが普通ですし低いコストでご利用になれます。
ただ、取引銀行との日常の取引の中で手形割引を断られるケースもあり、その時はご相談いただきますと、2社の手形割引を行うノンバンク(手形割引業者)で手形割引ができるようアレンジさせていただいています。
手形割引をご利用になる時は、次の資料をいただいております。
・割引対象の手形の表裏のコピー
・手形の成因が分かる請求書、売買契約書など
手形割引の場合、取扱が可能かどうか、ノンバンク(手形割引業者)に打診したとき、回答の速度は早く、即日、あるいは即時回答があります。
もちろんの私は見たことがありませんが、回答の根拠となる手形割引に関する顧客のデータベースがあると思われます。
回答の速度も速いですが、その精度も高く、ここでNGになった会社はその大半が半年から1年以内に不渡り事故や法的整理が行われていることが多いです。
取引銀行からスムーズに調達できていたり、資金繰りに余裕がある場合は別ですが、売掛金の早期回収はファクタリングよりも手形でできるなら圧倒的に手形で回収した方が有利です。
割引可能な振出人の手形であれば、ファクタリングと比較すれば、シンプルな手続きで即日、そして圧倒的に低いコストでご利用が可能です。
手形割引業者の場合、銀行よりは高いものの、案件により年利換算 2.80 % ~ 15.00 %でご利用になれます。
だから、売掛金の早期回収の必要がない場合は別ですが、銀行振込ではなく手形で売掛金の回収ができるなら、手形で回収した方がベターです。
その様な場合、そもそも取引手形割引が可能な取引先かどうか確認することが大切です。
手形で回収したけれど割引ができないといけませんので、その確認はご相談下さい。
ただし、手形の銘柄は問題なくでも、ご利用者側の問題でNGになることもありますのでこの点ご理解下さい。
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