ファクタリングが可能となる要件の復習と資金調達の冷静な判断② | 思うように資金調達ができない方へ

ファクタリングが可能となる要件の復習と資金調達の冷静な判断②

前回の投稿の続きです。
今回のファクタリングの復習について何回かに分けて投稿して参りましたが、一番重要なことは2社間ファクタリングを安全にどうしても埋めれない資金繰りの谷間を埋める短期資金の調達としてご利用いだくことです。
ですから、ファクタリングの要件をクリアできない状況では利用されないことが重要です。
 
信用度の高い売掛債権の3社間ファクタリングのように、2社間ファクタリングの手数料は低くないため、何度も何度も利用すると、どんでもなく高い手数料を負担することになり、一時の資金不足の谷間は埋めることができでも、長期では取り戻すことができない資金不足になってしまい経営の継続の危機にまでつながるリスクが出てしまいます。
 
また、ファクタリングは融資のように長期で期限の利益を持っているわけではなく、長期でご利用になる場合も毎回毎回違う債権を繰り返すファクタリングすることになるため、ファクタリング実行日から売掛債権の入金までの期間しか続けて資金を利用することはできないため、売掛債権の入金日にファクタリング精算をすると赤字になるような状況で利用すると、資金繰りのために別の資金の調達が必要となります。
 
この時、ファクタリングで売却した売掛債権の入金を、本来売却済みで自分の所有物ではない他人物のお金をファクタリング精算に使わず他の資金使途に流用するようなことになると、ここで事故が起きてしまうのです。
 
まっとうなファクタリング会社でもこのような事態が起きると、回収作業をしなければなりません。
 
この時、ご利用者と話し合いをしなければなりませんが、連絡が取れなくなったり、真摯に対応されないと、ファクタリング会社は売掛先に譲渡通知して回収しなければならなくなります。
 
このような事態が起きると、売掛先との取引に悪影響を与え、場合によっては取引ができなくなる場合があります。  
 
この取引先がもしも売上に占める割合が高い取引先となると、会社の売上は激減して経営不安を起こしてしまうことになってしまいます。
 
たから、入金が確定していない売掛債権や架空債権を2社間ファクタリングをすると、事故となるケネンガタカク、場合によっては経営不安、そして経営破綻にまでつながることになってしまいます。
 
目の前の資金調達を思うあまり、ここだけ何とかなれば何とかなる!大丈夫!と、入金が確定していない債権を無理矢理ファクタリングすると、このことが経営不安や破綻のとどめを刺すようなことになる場合もあるのでご注意いただきたいと思います。
 
支払先のことを考えれば軽々しいことは言えませんが、支払う約束日を守ることは会社として絶対に必要なこととは思います。
 
でも、支払を優先するあまり、架空債権などで、無理矢理調達してしまうと、後々大変なことになる場合もあるので、冷静に判断して、危ない橋を渡らないと資金調達が難しいと判断された場合は、支払を先に猶予してもらうよう支払先に誠意を持って話をされることをお奨めします。
 
1回の無理な精算ができないと思われる懸念があるときの無理な調達はできれば避けていただきたいと思います。
 
次回以降では、最後の手段と思ってファクタリング利用を検討したけれど、ファクタリングも利用不可の時の、現実的な資金調達についてお話をさせていただきたいと思います。
 

ご連絡 ご相談 

 

ルガーノインベストメントHP