ファクタリングの健全な利用を妨げているポイントとは?ご利用者にお願いしたいこと | 思うように資金調達ができない方へ

ファクタリングの健全な利用を妨げているポイントとは?ご利用者にお願いしたいこと

ファクタリングの健全なご利用のため、ご利用者にお願いしたいことがあります。
 
それは現在のように資金調達が難しい経済状況、その結果、急な資金調達が必要なときの銀行の利用が難しい現在では、致し方ないことではありますが次の2つのポイントにはご注意いただきたいと思います。
 
①本来無理な実行までの時間がないタイミング、あるいはそもそもファクタリング利用が難しい状況なのに利用を考える。
 
この投稿でも何度も取り上げていますが、これはよくあることです。
確かに会社を経営していると急に必要となる資金があるのは事実です。
 
確かにファクタリングは最後の手段として利用者が捉えていることと思います。
 
だから様々な金融機関に打診したものの上手く行かず、コストは高いけれどファクタリング会社に打診されているご利用者は少なくありません。
 
だからファクタリングが急ぎの資金調達になるのは理解できます
 
でもファクタリング会社にしても、いくら競争が激しいと言っても、最低限チェックしなければいけないポイントは、会社により違いますがあります。
 
このポイントをクリアしないとファクタリング会社にしてもリスクが高くなりますし、ファクタリング会社自体、資金調達をしている相手(会社、個人)との取り決めた条件があります。
 
少額ならファクタリング会社の資金を出せるとしても、1000万円を超える、あるいは数千万円や億を超える額の資金となると案件ごとの調達になりますから、ファクタリング会社の一存で実行することはできません。
 
だから、要件となるポイントはクリアしなければなりませんし、ファクタリング会社に資金提供する会社や個人の承諾を得る時間も必要となります。
 
だから、ご利用者のご希望にできるだけ沿うのは当たり前としても、まっとうな会社ほど、必要となるステップを踏まないと実行をすることはできないのです。
 
ここで少しまっとうでないファクタリング会社とはどの様な会社のことかという話をさせていただきます。
 
少し分かりやすくするために話をシンプルかつ極端な例になるかもしれませんが、ご参考までにお付き合い下さい。
 
使わない方が賢明なファクタリング会社の目的は、とにかく実行することが最優先になります。
 
評判の良くないファクタリング会社は当然集客が難しいことが一つ。
 
実行した場合、よろしくないファクタリング会社は手数料が高いから、事故なく回収できれば儲かります。
 
問題はここです。
回収できない場合の、異常な不法も厭わない無茶苦茶な回収にあります。
 
ご利用者の実例では、自宅に押しかけて家族にプレッシャーをかけたり、親族にプレッソャーをかけて回収したようなことがありました。
 
そもそも、ファクタリングはノンリコースで、売掛先(第三債務者)からの入金がない場合は遡及できません。
 
売掛先から入金があるのにファクタリング会社への精算をしない場合は、売掛先から入金があった時、直ちにファクタリング会社に転送する事務委任契約違反にすることで遡及される訳で、よろしくないファクタリング会社の中には、さすがに最近では貸金業法に抵触することで訴追される懸念からか稀になりましたが、事実上売掛先から入金がない場合も遡及される金消契約でやるとんでもないファクタリング会社もありました。
 
このような場合は弁護士を立てて対応すれば解決可能です。
 
以上、少し長くなりましたが、まっとうなファクタリング会社では物理的に不可能なタイミングの資金調達は危険がつきまとうことをご理解いただきたいと思います。
 
次回はそもそもファクタリングが可能となる要件の復習と次のテーマで話を続けたいと思います。
 
②調達することを優先しすぎて冷静な判断ができない。