ルサンチマン・プロパガンダとは | 思うように資金調達ができない方へ

ルサンチマン・プロパガンダとは

2月10日
現在の日本、ショックドクトリンやルサンチマン・プロバガンダによって日本と日本国民のためにならない政策がけっこう強行されています。
 
誰のため?何のため?というと、
それは、1に緊縮財政しか頭にない財務省とその一派。
そしてメリットを受ける財界とその背後にいる外国権力層。
 
「ルサンチマン・プロバガンダ」とは、フランスの作家、アルベール・カミュが提唱した概念であり、主に人々の感情や行動に関連して使用されます。
カミュは、「ルサンチマン・プロバガンダ」という言葉を、人々が本来の問題から注意を逸らし、かわりに不正確で攻撃的な主張を行うことを指すために使用しました。
つまり、この言葉は、合理的な議論や建設的な解決策を追求するのではなく、感情的な動機に基づく攻撃や意図的な誤解を伴う主張をする人々を批判するために使われます。
 
ルサンチマン・プロバガンダは、社会や政治の論争、不満のある状況、競争の激しい環境など、様々な場面で見られることがあります。この概念を理解することで、人々の感情や行動をより客観的に評価し、より建設的な解決策や議論を追求することができるかもしれません。
 
最近の日本で起きた、公務員バッシング、生活保護バッシング、公共事業悪玉論などはすべてルサンチマン・プロパガンダです。
 
また、最近日本でルサンチマン・プロパガンダを提唱した三橋貴明さんが言うように、構造改革や規制緩和もルサンチマン・プロパガンダを利用して行われています。
 
ここからは「進撃の庶民」と言うサイトから転載します。
◆ルサンチマン・プロパガンダの実際の手法
 ここでは一例を出して、ルサンチマン・プロパガンダの構造を理解しましょう。
 
 たとえば、公務員バッシングを引き起こしたルサンチマン・プロパガンダは、公務員の給与が高いことに端を発しています。
 なお、大卒率や男女率などを考慮すると公務員給与は決して高くありません。まず、このことは付言しておきます。
 
 それは、さておき。
 
 公務員給与が国民の平均所得より高いことは事実です。ルサンチマン・プロパガンダは給与が高いことを喧伝し、大衆の嫉妬を煽ります。
 次に、公務員の給与は税金から出ているという道徳的物語をぶつけます。
 我々の税金を使って、我々より高い給与をもらうなんてけしからん! というわけ。
 さらに、効率化・合理化という道徳上、反論しがたい概念で攻撃します。
 
 高い給与をもらっているくせにこんなこともできないのか! もっと効率化するべき! 合理化に考えればもっと少なくてやれるはず!
 不祥事だ! 不正だ! エトセトラ、エトセトラ――。
 
 こうしてバッシングし、攻撃を煽るのがルサンチマン・プロパガンダです。
 結果、公務員は大幅に削減されて我が国のマンパワーは常に不足しています。
 
 同じ構造は生活保護バッシングでも見られます。
 
 生活保護バッシングは、2012年の芸人親族不正受給疑惑に端を発しています。後から判明しましたが、正当な手続きによる受給でした。
 売れっ子芸人の親族なのに生活保護なんてけしからん! 不正受給に違いない! とバッシングが始まりました。
 バッシングは生活保護全体に波及していき「不正受給のある生活保護は、もっと厳しく取り締まるべきだ」という論調にまで発展します。
 ちなみに、生活保護の不正受給はわずか0.4%程度です。
 
 生活保護バッシングの根底には「楽してお金をもらえるなんて!」という嫉妬があり、不正受給を許さないという道徳的な理由から攻撃されました。
 嫉妬を隠して道徳的にマウントを取り、攻撃するのがルサンチマン・プロパガンダの特徴です。
 
ルサンチマン・プロパガンダはいじめに似ています。
 いじめの構造は全体主義と酷似しています。ルサンチマン・プロパガンダは容易に全体主義に転換します。』
 
ルサンチマン・プロバガンダの結果は、能登半島地震においても、公務員削減による復興のためのマンパワー不足は深刻な状況になっています。
 
また、公共工事悪玉論により建築土木業者の数の減少も、復興事業の時間へ大きな悪影響をもたらす懸念を露呈しています。