資金調達が難しいイメージの会社の特徴 差別化が難しい器用貧乏懸念の会社 | 思うように資金調達ができない方へ

資金調達が難しいイメージの会社の特徴 差別化が難しい器用貧乏懸念の会社

資金繰りが厳しい会社でよく見られる傾向は次の通りです。
 
①売上と比較して多くの事業を行っている会社
同じ5億円の年商の会社でも、一つの事業に特化している会社と、年商が同じ5億円でも1億円の事業が5つある会社を比較すると、後者に資金繰りが厳しい会社が多く見られます。
もちろん、5つの事業でも関連性があって、シナジー効果がある場合はまだしも、まったく異なる分野の事業が集まる会社は、資金調達も難しいです。
 
②当時に複数の新規事業に進出している会社
③流行りそうな事業ばかり追いかける会社
 
①でもそうですが、そもそも自己資金が少ない、あるいは調達力の高くない会社が複数の事業に進出するのには無理があります。
 
どうしても自己資金(親族や知り合いの個人や法人などからの調達も含む)が豊富でない会社は銀行や政府系金融機関、あるいはVCなど第三者からの調達が必要となる訳です。
 
大変失礼は承知で言います、第三者から見ると、年商が50億円、100億円超えの会社ならともかく、イメージで言いますと、100億円未満のと関連性のない複数の事業に進出している会社に対して資金提供側の金融機関などは、良いイメージを持つことはありません。
 
実際、現在の会社の状態でもそうですが、関連性のない複数の新規事業に同時に進出しようとされている会社を見ると、経営者の経営者としての資質に疑義を持ってしまいます。
 
成功されている多くの会社で関連しない数多くの違う業種の事業に進出されている会社はありませんと言っても過言ではありません。
 
このような会社は第三者的見ると、差別化された優位性の高い事業をしているとは見えにくく、儲かると聴いたら、ノウハウがなくても経営資源が不足していても、介護事業、太陽光発電と腰の落ち着きのない経営者のレッテルを貼られて、資金調達が非常に難しくなるとご理解下さい。