年内余裕で間に合う資金調達 売掛金担保融資1 | 思うように資金調達ができない方へ

年内余裕で間に合う資金調達 売掛金担保融資1


12月3日

資金調達の話題は正直なところ、毎日何か新しい目を引くようなことが書けるかと言えば、それは無理です。

なぜなら、そんなに200も300も新しい資金調達の方法があれば、お客様のアレンジに苦労しないからです。

でも、切り口を、案件によって、あるいはその時々の時期や、あるいは説明する側面を変えると、一度説明した資金調達でも真新しい発見があったり、そういうことだったのかとご理解していただけることがあるようです。

実は昨日、手形割引の話を書いたのも、「年内余裕で間に合う資金調達」と言う切り口で、具体的な資金調達方法に1つとして説明したかったからです。

昨日の記事のように手形割引は、振出人与信がしっかりしていて、融通手形でない成因の証明ができれば、数千万円レベルの話であれば、即日現金化することができます。

今日は、1週間もあれば、条件させ合えば、5000万円ぐらいまでの資金調達が可能な売掛金担保融資を取り上げます。

本当は、売掛ファイナンスと言えば、売掛金担保融資よりもファクタリングやでんさい割引の方が簡単でコストも低く抑えられるのですが、販売先に通知すると聞いただけで、条件反射的に拒絶反応を起こす経営者が多いので、経営者の説得だけで時間がかかりそうなので、年内余裕で間に合う資金調達などと言えない側面があります。

だから、あくまでも御社とファイナンス会社の2者間で資金調達が完結する売掛金担保融資をご案内します。

 

何度も書いていますが、初めてご覧いただく方もいらっしゃると思いますのでご寛容下さい。

売掛金担保融資と聞いただけでも、中には、うちの会社の売掛金には譲渡禁止条項が付いているから無理なんです。と、待ってましたとばかりネガティブな反応をされる経営者は多いですね。

最後まで話を聞いて、よく理解される方ももちろんいらっしゃいます。

でも、中には、せっかく縁あって相談に来られているのに、多分ですが、どうせ資金調達なんてできないとあきらめている経営者もけっこういらっしゃいますね。

残念ながらこのような経営者の案件はお断りすることにしています。

もちろん、最後まで説明はしますし、お話も聞きます。

でも、ネガティブ思考の経営者の案件を取り扱うほど、私も暇ではありません。

非生産的な方の相談を受けていても何も起きないので、偉そうですがお断りしています。

少し話が売掛金担保融資から離れましたが、本来、年内余裕で間に合う資金調達なんて、取引銀行から必要な資金が調達できるのであれば、何ら問題ではありません。

でも、相談に見えるのは、ほとんどの場合、銀行から融資を謝絶された。

あるいは、設立間もなくて、取引銀行自体まだお持ちでない場合です。

後者の場合は、まだ銀行や政府系金融機関へのトライも可能だと思いますが、年末に間に合うのかと言われれば、初回取引と言うのは、創業支援でも、保証協会、政府系金融機関どちらも、1週間で融資実行まで完了するなんて性格の資金調達とは言えません。

だから、短時間で資金調達ができると言う意味で、条件さえ合えば1週間で資金調達可能な売掛金担保融資をご案内するのです。

少し、何が言いたいんだと思われている方もいらっしゃると思いますが、今日ご案内する売掛金担保融資にトライする場合、今までの銀行取引と言う種々の概念から頭を切り替えていただきたいのです。

あなたの会社は、複数の取引銀行から謝絶されたぐらいですから、業績も財務内容も良い訳はないと思います。

だから当然調達コストは低くありません。

年率で14%台です。

そして、売掛金担保融資ですから、譲渡登記は不可欠です。

もちろん、法務局で調べれば、ノ銀行ではないノンバンクから売掛金(債権)を担保にお金を借りていることがばれてしまう懸念もあります。

さらに初回取引の場合は、5か月返済です。

もちろん、約定通りの返済を3ヶ月継続していただければ、借換えや売上が増加基調にある場合は追加融資も可能です。

さらに、あなたのご自宅が持家の場合は、仮登記を条件にされる場合もあります。

多分、銀行借入でしか資金調達を経験されていない場合、非常に厳しく怖いと思われるかもしれません。

でも、銀行融資ができなくなったら、ノンバンクからの借入は概ねこのようなものなのです。

だから、冷静かつアグレッシブな気持ちを持つ経営者でないと、銀行取引ができなくなった途端、非常に憂鬱な精神状況に陥られる方が多いのです。

だから上述したような、あきらめの境地になってしまっているケースも出てくるのだと思います。

実は、私も前職、もう20数年前ですが、同じ体験をしているからよく分かります。

でも、取引銀行、それも複数行からすべて融資が断られてしまったら、次はノンバンクしかないのです。

しつこいようですが、この現実を現実として受け入れることが再生のための第一歩になります。

つまり、事業も資金調達も発想の転換をしないとやっていけないと言うことを強く、でも前向きに認識していただきたいのです。

そして、ノンバンクからの借り入れを駆使して、また銀行から融資が再開されるようにしていただきたいのです。

銀行からの資金調達とノンバンクからの資金調達の違いなど、手練れの経営者なら、屁でもないことです。

でも、普通に健全な経営をされてきた経営者に限って、けっこう、銀行とノンバンクの受取るイメージの段差は大きいと思います。

特に、銀行から融資ができなくなった前提として、経営が上手くいかなくなった現実があるわけですから、多くの経営者は精神的にナイーブになりがちです。

そんな時、冷静に判断したら、この売掛金担保融資って、よく見れば、実質上の無担保だから、金利は高いのは当たり前。

仮登記ぐらいはつけるよね。

これぐらいの余裕がある経営者なら未来は明るいです。

なぜなら、しつこいようですが、銀行借入ができなくなったら、売掛金担保融資に限らず、ノンバンクしか、次の手立てとして安心な資金調達はないのです。

もちろんノンバンクと言っても街金規模のところもありますから、まずこの辺りの抵抗力を持っていただくことが大切です。

次回は、今日お話ししたことを念頭に、銀行取引と比較すれば条件は厳しいように見えるかもしれませんが、銀行からの融資がNGでも、条件さえ合えば1週間で5000万円ぐらいまでの資金調達が可能な、売掛金担保融資の具体的な説明をさて頂きます。 

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