日本の財政「差し迫ったリスクない」 IMF専務理事 | 思うように資金調達ができない方へ

日本の財政「差し迫ったリスクない」 IMF専務理事


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7月1日

菅首相が日本は今のまま行くとギリシャの二の前になると馬鹿なことを言いましたが、朝日新聞、それこそ大マスコミの記事で、何でそんなに性急に消費税を上げないといけないのと疑問を持たずにはいられない記事があったので紹介します。多分、多くの方がすでに読んでいらっしゃるとは思いますが、ぜひお読みください。

 

日本の財政「差し迫ったリスクない」 IMF専務理事

国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は28日、朝日新聞など一部アジアメディアの共同インタビューで、日本の財政の持続性について「日本の公的な資金調達で、差し迫ったリスクがあるとは思わない」と述べた。

 一方、中国・人民元については「依然として過小評価されている」として、対ドル相場でのさらなる切り上げを求める考えを示した。

 前日27日に専務理事も出席したカナダ・トロントでのG20サミットの首脳宣言では、2013年までに先進国が財政赤字を半減させる目標を設定。ただ、日本については、他国と比べて政府債務が大きすぎることなどから、例外扱いとなっている。 (この部分は正確な表現ではないと思います。)

 ストロスカーン専務理事は「日本の資金調達は他国とは異なっている」とし、日本国内から資金の大半を調達している日本は状況が違うとの見方を示した。
   

この記事、もっと平たく言えば、「日本政府の債務は、民間が政府に金を融通する代わりに、安全で比較的高利回りな優良資産を持っているだけで、他の国のように、海外からお金を融通してもらわないと資金繰りがつかない状況とはまったく違う金持ちだから、勝手に好きなようにやってください。」と言っているわけです。

そりゃそうですよね。日本政府の対GDPの債務比率や債務の額だけ見れば悪い数字かもしれませんが、日本政府は、アメリカ政府の2倍も超える金融資産を471兆円も持っています。おまけに、膨大な所有不動産は含まれていないのだから、日本政府は債務も大きいけれど資産も半端じゃない巨大な資産を持っていて、多分世界一の資産額だと思います。さらに、民間企業・金融機関・家計などを含めた日本国家と言うことで言えば、世界に冠たる対外資産を持ち、国際収支でも、貿易収支だけでなく所得収支(対外資産・債務の利子や配当の収支)も貿易収支を超えるくらいの黒字の状況で、借金大国日本なんて、まさに財務省や、その一派の大新聞がなぜか一所懸命吹聴しているインチキ情報なのだから、金持ちは勝手にやってくださいとIMFの専務理事が言うのも当たり前です。実際、IMFに、例えばギリシャへの援助の為の融資をしているのは、誰あろう日本なのだから、そりゃ例外にするのは当たり前です。

 

実際、金余りの上、世界経済の経済のリスクが高くなればなるほど、次の朝日新聞の記事のように、投資資金は日本の国債に向かっていて、実際長期金利は最低レベルになっています。ともかく、世界の国債で一番利回りが低いのは日本の国債で、このあたりの状況も、菅首相や財務省や大マスコミの話とはまったく違っています。世界で一番利回りが低いこと=世界で一番安全と言う意味だから、ギリシャの二の前なんて、何を狂ったことを言っているのと言いたくなりませんか?関連記事をどうぞ。


世界経済の減速懸念が再び台頭し始めている。米連邦準備制度理事会(FRB)は23日の声明で、昨年夏以降、前進させ続けてきた景気判断を、やや後退させた。欧州ではいくつかの大手銀行が資本不足ではないかとの情報が飛び交っている。この結果、投資資金は「安全資産」とされる日本の国債に向かい、日本の長期金利が低下する事態になっている。


住宅ローンの固定金利などに影響を与える長期金利が23日、2日連続で低下(国債の価格は上昇)し、1年半ぶりの低水準になった。銀行の金余りやユーロ圏の財政危機による投資資金の安全志向に加え、政府が消費税増税など財政再建にむけた姿勢を鮮明にしているためだ。

 

補足を加えると、とって引っ付けたように書いてある、「政府が消費税増税など財政再建にむけた姿勢を鮮明にしているため」と言う部分は、ウソとは言いませんが、ほとんど比率から言ったら大した話ではありません。

ともかく、金融機関(機関投資家)は良い投資・運用(融資などファイナンス)が景気低迷でないし、リスクの高い金融商品での運用もできる環境ではないから、逆ザヤにならないよう、必死になって国債で運用しているのであって、この消費税云々の部分はほとんど意味がない話です。やはり、財務省の機関紙だからこうでも書かないと機嫌が悪いから書くのだとしか思えません。

 

ともかく、今は日本の内需、要は国内の景気を本気で浮揚するのが一番大切なことで、景気を冷やす効果のある消費税増税などの話を今一所懸命、悪徳ペンタゴンの政党自民党ならいざ知らず、民主党まで一緒になって
馬鹿なことを言い出しているから、正直なところ、日本の政治にはもう期待できなくなってきたのが一番やばいことだと思います。

小沢さんが、今の民主党の執行部に対して、「去年の選挙で、また政権とった鳩山内閣で、4年間は上げないって言ったんですから。そして無駄をまず省くと。私個人としては、国民皆さんとした約束はどんなことがあっても守るべきだと、そう思っております」と批判したことは当然で、これに対して、トッチャン坊やの口先幹事長が「無責任な大衆迎合」だと反論したみたいですが、このトッチャン坊やはじめ、今の政権及び執行部の大半が財務省と仲良しになったのかなと、現在民主党を支持する私ですが、失望を感じていて、自民党も駄目、民主党も駄目なら浮かばれないですよね。まったく。こうなったら、民主党惨敗すれば良いとさえ思うようになりました。

 

とにかく気に食わないのは、菅首相のことを、大マスコミが叩かないところで、お仲間までとは言いませんが、何らかの合意があったと思います。ともかく私は、政治改革に乗り出す政治家に対して、大マスコミこぞって叩くような状況にならないと、本当の改革は進まないと思っているので、こうなったら、参院選から民主党代表選挙がある9月ぐらいに政治再編が起きないかなと期待するばかりですね。

とにかく、財政規律も景気浮揚があってこそ実現できることですから、優先順位を間違わないで欲しいですね。それでなくても自殺者が年間3万人も超えているのに、もっと人を殺しても良いと思っているのかと言いたくなります。

  

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