読者の方からのメッセージから 投資家の探し方 | 思うように資金調達ができない方へ

読者の方からのメッセージから 投資家の探し方

11月12日
少し前に個人投資家の話をしましたが、読者の方から投資家を探す方法を教えて欲しいとのメッセージをいただきました。
ご本人に返信しようと思いましたが、メッセージなど、受信を拒否設定されているので、この場を借りて返信に替えさせていただきたいと思います。

読者の方からのご質問の論旨は次ぎの通りです。
①自身の人脈から資金調達することは、知り合いからお金を借りることにはならないか?
②投資家の見つけ方を教えて欲しい。

個人投資家で投資したいけど良い案件がないかと広く情報発信している人はめったにいないから、我々のような仕事でもしていない限り、なかなか積極的な個人投資家を見つけることは難しいのが現状です。だから、弊社にもよくご相談が来るわけですが、我々が関係する投資家、これは個人にしても法人にしても、デフォルトに対して保全がしっかりしていない案件にはお金を出すことはありません。特に、起業資金や運転資金など、不動産担保を取るような目に見えた保全ができないから、弊社のようなコンサル会社を通じて投資家に打診しても、融資の根本である経営者の力量や人格や性格が投資家サイドから見れば分からないし、何よりも無担保融資のよりどころになる信頼構築が全くできていないから判断のしようがないので投資することはありません。
そこで、特にこれから起業するような、将来どのようなことになるのか分からないケースでは、経営者ご自身と信頼関係にある人脈を頼る以外に方法はありません。
ここでお話したいことは、今日のご相談にもあるように、『自身の人脈から資金調達することは、知り合いからお金を借りることにはならないか?』という意識をまず変えていただく必要があります。
確かに自身お知り合いから資金調達をするのは楽しい話ではないかも知れませんし、信用に傷がつくと思う方もいらっしゃるかもしれません。でもその考え方自身が起業する方にとっては駄目なことだと言いたいですね。つまり起業して事業を発展させることは並大抵の覚悟ではできません。だから、もし今起業しようと思い、様々な条件で、第三者である、例えば日本政策金融公庫の旧国金や信用保証協会の創業支援金で調達できないとか、担保となるモノを差し出すか、あるいはVCなどから調達できる実績や具現性の高い計画や経営者にそれなりの投資しても大丈夫と思えるような経歴がなければ、第三者からの資金調達はありえないということをまず強く認識していただきたいと思うのです。ですから、起業するための資金調達は、旧国金など金融機関やVCなどから調達しにくい状況があるのなら、自己資金と自身の知り合いからの調達以外に選択肢はないことを、くどいようですが強く認識して欲しいのです。
ですから、もし自身お知り合いからは絶対に無理と思うのなら、国金や保証協会の保証による資金が使えるように、2年ほどかけて、これらの金融機関から調達できる、まずは収入を申告して条件整備するとか、商工会議所や商工会からの推薦をもらうマル経融資制度が利用できるように勉強会に参加するとか、いずれにしても、今日ご相談いただいた読者の方の場合だと、まず条件整備から入らないと、第三者からの調達は無理なので、もし、すぐに起業と言うことであれば、資金が自己資金内に納まるように事業モデルを変更するか、自身の親族やお知り合いから調達する以外にないと認識いただき、いつどのように起業するかを判断をしていただければと思います。
なお、自身の親族やお知り合いからの調達方法はどうすれば良いのかと言う話については、これと言った特効薬的なノウハウはなく、ともかく、私が見てきた知り合いからの資金調達の上手い方は生まれつきの才能かも知れませんが、何よりも熱意と心臓の強さと好かれる性格、そして憎めない人格と信頼感、そして上手く言えませんが敢えて言うのなら人間的魅力を作ることが、資金調達の達人になれる必須条件だと思います。
知り合いからお金を借りることは・・・・と言われる方が多いのですが、あのソニーだって企業時代盛田昭氏と言う、とても自己調達の達人がいたからと言われていて、決して珍しい話ではありません。
調達の種類は融資以外にも出資とか社債とかで受ける方法がありますが、もちろん寸借的な、ある時払いの催促なしのような話ではなく、目論見書や事業計画をちゃんと作ることは大切ですが、でも何よりも、自身の人脈からの調達は、起業する方の信用と人間的魅力がまず第一です。ご質問いただいた回答になっていないかもしれませんが、投資家の見つけ方は、起業する事業内容が確かなものであることも重要ですが、何よりもあの人なら応援してあげたいという信用と人間的魅力を作る不断の努力が大切だとしか言えません。あとは、投資家が投資しても良いかと思えるような事業計画の策定の表現方法、そして、お金を集める方法、つまり、融資なのか、社債なのか、出資なのかを決めて、投資家への金利や配当等の条件も明解に提示することが大切だと思います。