船場吉兆
やっぱりと言うか、別に潰れることを喜ぶわけではありませんが、
船場吉兆が廃業することを発表しました。
有名な話なので、ご存知とは思いますが、念のために記事をどうぞ。
産地偽装などが相次いで発覚し、経営再建中だった高級料亭「船場吉兆」(大阪市中央区)は28日、経営再建を断念し、廃業することを明らかにした。湯木佐知子社長が同日午後、大阪市内で会見して発表した。大阪府警の強制捜査を受けて一時休止していた本店と博多店(福岡市)の料亭の営業を今年1月から順次再開していたが、客の食べ残した料理を使い回していたことが今月初めに発覚し、客離れがさらに進んでいた。
湯木社長は会見で一連の不祥事について謝罪し、「もはやこのような状況のもとで吉兆というのれんを用いて営業することは、社会的にも許されないものと考え、本日、この名称は自主的に返上することにしました」と頭を下げた。使い回しの発覚後、客の予約状況が半分から3分の1まで減ったことを明らかにした。代理人弁護士によると、本店での使い回しは14年前から続いていたという。
船場吉兆をめぐっては昨年10月以降、福岡市の百貨店内にある天神店で消費・賞味期限切れの菓子や総菜を販売していたことが発覚。11月には本店でも贈答用商品などで九州産の牛肉を「但馬牛」と表示したり、ブロイラーを地鶏として客に提供したりしていた偽装が次々と判明した。
大阪府警が同月、牛肉偽装について不正競争防止法違反の容疑で本店などを強制捜査。営業休止に追い込まれた。
今年1月、民事再生法の適用を大阪地裁に申請。湯木正徳社長が辞任し、妻で女将(おかみ)の佐知子氏が新社長に就任した。大阪と福岡にあった計4店のうち本店と博多店の料亭の営業を順次再開したが、5月には、営業休止前に客が食べ残した料理を別の客に提供していたことが発覚。客離れが加速していた。
「吉兆」は、料理人で文化功労者の故・湯木貞一氏が1930年に大阪市で創業。その子どもたちがのれん分けする形で、船場吉兆のほか「本吉兆」「神戸吉兆」「京都吉兆」「東京吉兆」が91年に設立された。五つの吉兆の間には直接の資本関係はない。
先日も書きましたが、賞味期限のシール張替えや、産地偽装の問題も大問題にしても、
食べ残しの使い回しは致命傷になると思っていたら、
やはり、使いまわしが公になってから、記事にもあるように、
予約状況が半分から3分の1まで減ったみたいですね。
私も刺身を使いまわしていた記事を読んだだけで、
過敏なのかもしれませんが、もどしそうになりましたから、
いくら馴染みの客で応援しようと思っていたお客も、使い回しだけは容認できなかったようです。
今日の記事で本当に驚いたのは、
このような残り物の使い回しが14年前からやっていたと言う事実です。
最初は苦労知らずの二人の息子がのれんに対する責任の欠如やお客をなめ、
阿呆なことをしたのかと思っていたら、前社長(女将の旦那)や現社長(女将)も容認と言うか、
むしろ首謀者として関わっていたようで、これには心底驚きましたね。
たまたま私の生家も大阪の料亭で、私の母が吉兆の創業者とも親しかったし、
時々は吉兆に仕出しをお願いしていたこともあったので、
吉兆のすごさ、料理に対する厳しさ、板場(料理人)に対する厳しい修行については、
けっこう理解している方なので、余計に食べ残しの使い回しを14年もしていた事実には、
驚いてしまいますね。
賞味期限のシールの張替えの頃は、
まだ、あの馬鹿息子(営業時間中に店内で従業員の面接をしていた次男)が、
社会や客をなめたことしやがって、親も馬鹿な息子を持って大変だな位に思っていました。
さらに産地偽装も、次男もアホだと思ったら、長男もアホなんだ、
でも吉兆ののれんの重さを知る両親はもっとよく監視しないとね位の感覚だったのですが、
この時の、記者会見で厳しい質問の答えに窮した長男に一言一句耳打ちしていた女将を見て、
このおばさんも創業者の三女で、もう少しまともかと思っていたのに、
どうしようもない息子のさすが母親だなと・・・・
創業者の厳しい修行に打ち勝った娘婿(前社長)は、女将に頭が上がらないのかな・・・
さらに、使い回しが発覚した時も、すべての責任を前社長に押し付けるから、
娘婿の悲哀でかわいそうだ位に思っていたものです。
でも、今日の記事を読んで見ると、
14年も前から残りものの使い回しをしていたわけですから、
完璧に首謀者としか思えないから、これは根深いなと思いましたね。
今から14年前と言えば、1994年ですが、この頃はバブル崩壊の後遺症が顕著に出てきた頃で、
私も苦しい頃で、取引銀行と交渉を重ねていた頃です。
まあ、この交渉が上手くいかず、この銀行と大変な係争に発展するわけですが、
船場吉兆の使い回しが14年前と言うのが事実なら、
バブル崩壊で船場吉兆でも、かなり厳しかった頃じゃないかと思います。
確かに船場吉兆は他のグループ会社と比較すれば、
規模も業績も店舗も中途半端な感じだったから、
バブル崩壊の余波をモロに受けていたことは想像できます。
だから、経済的なことが食べ残しの使い回しのきっかけだったのかもしれません。
でもね・・・・、それこそ料理とのれんを大切さを、
創業者から厳しくたたみ込まれていた娘婿の前社長が、
経済的に苦しいから、使える食べ残しは次の客に出したって良いと、
短絡的に考えたことが、どうしても私には違和感を感じてしまいます。
でも刺身も嫌だけど、このわたもやっていたと聞いてますます![]()
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多分、綺麗に盛られた八寸の中に小さな器で客に出していたと思いますが、
少しでも客が食べていれば分りますが、
箸の先をちょっとつけたくらいなら、時間が経てばたぶん箸が付つられたかどうかは、
分らないと思います。
私はこのわたが大好物なので、他の吉兆ですが、喜んで食べていましたが、
客の箸がつけられていたと思うと、このわたの見た目や味から考えて、
これは刺身以上に気持ち悪いですね。
だから、船場吉兆が食べ残しの使い回しが致命傷になったことは当然で、
多分私みたいに、思い出して気持ち悪がった客は多いと思います。
こんなことを書くと、船場吉兆以外の吉兆に告訴されるかもしれません。
でも、あくまでも私の想像ですが、
飲食店ではこのような箸を付けられなかった料理の使い回しは、
みんな黙っているけれど、けっこう常態化していることのような気がします。
吉兆も創業者時代から、船場吉兆ほどの状況ではないかもしれませんが、
この習慣は他の店同様あったんじゃないかと思います。
でなければ娘婿が首謀者だと、理屈に合わないと思うのです。
それに、他の吉兆のグループ会社のこの問題に対する声が、
ことの重大性と比較して、どうも小さすぎるように思ってしまいます。
同業他社の声も、マスコミが取材しないのかもしれないけれど、
こちらも声が小さい・・・・・
私が意地悪なのかも知れませんが、自分もまったく白じゃないから言えないのかも・・・・
と思っています。
たまたま、船場吉兆が従業員とのトラブルがあって内部告発されたから出ただけで、
下手のことは言えないなと思っているように思えてならないのですが・・・・・
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