くだらない産経の記事
今日、道路特定財源の暫定税率を含む歳入関連法案が衆院本会議での再議決で成立しました。
多分この暴挙は福田政権、ひいては自民党政権の終幕のきっかけになると思いますが、
まさにこのような民意とそむくようなことに、応援団的な新聞があります。
特定税率の問題点を正面から論じるのであればともかく、
ガソリン価格を下げることは地球温暖化の世界的な流れにそむくと言う、
まったく頓珍漢な理屈を書いていて、この記事を書いた新聞の真意を計りかねます。
まあ、読んでいただけますか。
揮発油(ガソリン)税の暫定税率が復活すれば、1リットル当たり平均130円程度のレギュラーガソリンが5月以降、160円台の史上最高値へと急騰しそうだ。ただ、世界的に二酸化炭素(CO2)排出量削減のためにエネルギー消費抑制を目的とした課税強化が進むなか、国際比較では日本のガソリン税は割安との指摘もある。日本で盛んなガソリン値下げ論は、海外から「環境問題に消極的」と受け取られかねない側面も持つ。
「世界では温暖化対策として、ガソリンに対する税金を引き上げる傾向にある」「(値下げすれば)日本はガソリンの消費を増やそうとしている、という誤ったメッセージを発することになる」
3月末、福田康夫首相は、ガソリン税の暫定税率期限切れを目前にした会見で、こう語った。
首相の頭にあったのは、先進国と日本のガソリン関連の税負担の差だ。石油情報センターによると、日本の暫定税率込みの今年3月第5週時点でのガソリン価格は153円で、税負担率は約40%(61円)。課税強化が進む英国など欧州各国に比べると日本の税負担は軽いことがわかる。
OECD(経済協力開発機構)加盟29カ国の中でも、日本の税負担率、税負担額は2007年4~6月期で6番目に低い。
財務省主税局では、「海外には、ガソリン代が高くなれば車を使わなくなり、CO2の排出が抑えられるという発想がある。欧州各国ではガソリン税の税率が引き上げられる傾向にある」と説明する。
政府内でも暫定税率の復活と道路特定財源の一般財源化を地球温暖化防止対策促進のチャンスととらえ、ガソリン税を環境税へ振り替える論議が活発化しそうだ。ただ、ガソリン再値上げに対しては「実質的な増税」と反発が根強いのも確か。
ガソリン税は家計を直撃する問題に違いないが、「目先の値上げ、値下げにとらわれない議論が必要」(政府関係者)な時期にきているのかもしれない。
私は確かに福田さんが道路特定財源を一般財源化して、
環境税として道路を造ること以外のことに使うとは言っていますが、
そのくせ道路はこれからも、積算根拠が極めてあいまいな、
国交省道路計画の「59兆円」は造っていくと言っていて、
福田さんの言っていることは、自民党の総意とも思えず、
今言っているだけで、来年になればどうなっているか、極めて怪しいと思ってしまいます。
この部分は民主党始め野党が矛盾を指摘していますが、
相も変わらずこの59兆円と言う数字は絶対的なもので、
国交省や道路族や選挙の票田としての地方に配慮しているのでしょうが、
国家財政が悪化しており、福祉、教育などの予算が削られているのに、
なぜ道路の予算だけに10年間で59兆円もつぎ込むのか?
またなぜ59兆円なのか本当にさっぱり分りません。
話を記事に戻しますが、本当に環境のことを考えるのなら、
車社会自体のシステムであるとか技術に焦点を当てるべきで、
そもそも道路を造ること自体、環境破壊の側面があるし、
道路は車が走るところだから、道路をつくればCO2は増えるわけで、
59兆円ありきの道路計画がある以上、この記事も説得性がないですよね。
こう言えば、いや世界のガソリン価格や税率にはこんな意見もあるということを、
紹介したかっただけと言うかもしれませんが、
今日の歳入関連法案の衆議院での再議決のタイミングを考えると、
明らかに自民党政権のエクスキューズの記事としか思えず、
まったくもって産経の言うのは嫌な新聞だと私は思いました。
百歩譲って、59兆円の道路を造ることが必要としても、
今まで道路財源を如何にいい加減な使い方をしてきたか、
もう国民はいやと言うぐらい聞かされてきたし、
歳出の大幅な削減が可能であることも分っています。
だから、今回のガソリンの値上げにしても、歳出削減を十分にチェックすることなく、
国民負担は当然と簡単に戻すところに、
自民党政権の限界と欺瞞を感じている訳です。
なのに、このタイミングで、ガソリン価格が上がることは、
むしろ海外に日本の環境問題を取り組み姿勢としては、
良いメッセージなのだと、この新聞、国民をなめるなよと言いたくなりませんか?
こんな屁理屈を書く産経新聞って、生理的に嫌な新聞と思いました。
私は以前からMSNをホームページにしていて、
なぜかMSNのニュースが毎日から産経に代わったので、
否応なしに目にすることが多いのですが、
もちろん私の勝手な感想ですが、産経の記事って好きになれないですね。
まあ保守系新聞としては有名で、ニューヨーク・タイムスでは“日本の右派系新聞”と書かれたこともあり、
自民党を応援したい気持ちは分ります。
でも今日の記事は、右派系新聞というような次元じゃない、
まったく低次元の自民党応援記事で胸糞悪くなりました。
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