大阪を復活させるには?
昨日の続きになりますが、大阪を復活させるには?について書きたいと思います。
そこで、検索で面白い提言がないか、公にあるのはどんな提言なのかを見てみました。
まずは大阪市長の提言は次の通りです。
★大阪平松市長の大阪市政マニフェスト
「世界のOSAKA」を市民パワーで再生――わが国を代表する大規模自治体である大阪市は、今、いろいろな意味で最悪の閉塞状態に陥っています。経済的な地盤沈下が続き、江戸時代以来繁栄してきた「商売の街」は青色吐息。生活困窮者は増え続け、生活保護費の支給額は全国でも最高です。文化・芸術・スポーツは東京や京都に後れをとり、盛り上がりに欠いています。
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「いつから?」「なぜ?」このような大阪になってしまったのでしょう。40年以上にわたり、「市長は助役から」という構図が続いたことが大きな要因です。この間、市長は市民の中から選ぶのでなく、市役所内で選ばれ続けてきたのです。このため、市政は閉鎖的となり、「官」と「民」の風通しが悪くなりました。市政に対する市民の関心も低くなり、「わが町大阪」という愛着もなくなりました。市長選挙の超低投票率は、このことを如実に物語っています。「官」と「民」の間の大きな壁が多くの政策を形骸化させてきました。これでは市民のための市政は期待できません。
大阪は戦後、市民の創造的なアイデアと結束した市民パワーで発展、繁栄してきました。全国的にも珍しい市民参加の街、市民が主人公の街だったのです。今の市政の停滞、あるいは後退を食い止め、再生するには「官」と「民」の壁を取り払い、市民参加の市政を再生するしかありません。徹底した情報開示や事業の計画段階からの市民参加などにより、市政を「官」から「民」に取り戻すことが先決です。 財政健全化や破たんした第三セクターの処理など緊急課題も多く、市政の停滞は許されません。超高齢時代に入りました。深刻な少子化も進んでいます。経済を活性化させ、長期にわたる地盤沈下を食い止めなくてはいけません。事件・事故を減らし「安心・安全の街」に変えなくてはいけません。お年寄りに安心を与え、若者に生きがいを持ってもらうことも必要です。また、近い将来、南海・東南海地震の発生が危惧される中、市民の命と生活を守る本格的な防災施策はいまだ不十分です。 |
こうした、市政の刷新、市民参加の市政実現に向け、市民代表として最後まで全力を尽くします。
2007年10月18日
平松 邦夫 |
申し訳ないけれど、言っていることは正しいし、その通りだと思いますが、
評論家ならともかく、市長のメッセージとしては、
具体性に欠けるし、迫力がないと思いませんか?
本当に言っていることは間違いではないと思います。
創造的なことなどまったく頭にない、助役上がりのぼっとした人物が、
ただ年功序列で市長になっていたのは大きな問題だと思いますが、
今の大阪の現状は官と民の壁を取っ払い、市民参加の市政しただけで復活できるような、
そんな甘い状況ではないように思うのですが、どうでしょうか?
もっと国も地域も企業なども巻き込んだ、ダイナミックで具体性のあるメッセージが、
必要と思いませんか?
もっと中興の祖的な、リーダーシップを発揮した迫力ある提言でないところが残念ですね。
でも、確かに既存の市政から脱皮しにくい助役上がりの市長よりはマシであることは確かで、
期待はしますが、知事の橋本さんと比較すると、ニュースで取り上げられることも少なく、
既得権益側の人間とよろしくやっているのか、
それとも大阪ではけっこうニュースになっているのかも知れませんが、
この点やばい状況の大阪を復活させる市長としては物足らないですよね。
そして次に目に付いたのは、関西経済同友会という経済団体の提言です。
少し長いですがお読みください。
★関西経済同友会
関西経済同友会は17日、水辺の景観や文化、歴史を生かした大阪の街づくりを目指す提言「『水都・大阪』近未来へのビジョン」をまとめた。大阪市内の主要道路沿いに「水の路」=イメージイラスト=と呼ばれる水路を巡らし、市民や観光客が身近に水と親しめる環境を創出、世界に誇れる“水都大阪“の復活を提案している。
提言では、まず御堂筋の両測道停車帯の一部を水路に改修して水の路をつくり、土佐堀川から浄化プラントでくみ上げた水を流し込む。水の路は幅約1・5メートル、深さ30~40センチを想定。
淀屋橋から道頓堀までの水路建設にかかる費用は50億~100億円程度と試算している。
この水の路の周辺に水のオブジェを設けたり、カフェテラスなどのくつろぎの場を提供し、より水に近い親水の大阪を実現したいとしている。
その後、堺筋、四ツ橋筋、なにわ筋、新なにわ筋の4つの通りに、同様に水の路を拡大し、50年後くらいには市域全体を豊かなせせらぎでおおわれる水都・大阪を完成させる壮大な構想だ。
提言をまとめた関西経済同友会の「水都・大阪推進委員会」の委員長を務める佐藤茂雄・京阪電気鉄道CEO(最高経営責任者)は、「この構想は憩いの街づくりとあわせ、ヒートアイランド対策にもなる」と話した。同友会では、年明けにも大阪市などに同構想を進言する考えだ。
調べてみると、この種の提言が多いですね。
水の都大阪を謳い上げ、水との共生する文化都市構想なのですが、
この提言をもう少し具体化した、「大阪・川からの活性化プロジェクト」趣意書でも、
やはり大阪の川と芸能文化とを結んだ文化都市構想で、
すごくいい事だと思うし、このようなプロジェクトができた大阪は、
素晴らしい都市になるとは思います。
これも長いのですが、お読みいただけますか。
★「大阪・川からの活性化プロジェクト」趣意書
大阪はかつて「水の都」といわれるほど、文化経済面において、川や水路はなくてはならない存在でした。さまざまな航路が縦横無尽に市内を駆け巡り、その川を利用した舟運事業と、独特の風情は、大阪ならではのものであり、世界に誇る「水の都の文化」だったのです。
いつしか物資の輸送手段が水運に代わって、陸運が主流となり、その独特の「水の都の風景」も変わりました。当時の様子を記憶している人も少なくなってきています。しかし、決して大阪の川の魅力がなくなってしまったのではありません。私ども「大阪・水かいどう808」が行ってきたイベントにおいても、人々が川との触れ合いを求めていることは、明らかです。そして、改めて川との触れ合いが、新鮮な感動を呼んでいるのも事実なのです。
この大阪の財産である「川」の環境を整えて「生きた川」とし、大阪のさまざまな芸能文化の融合と活性化をうながす「活きた川」にするため、ここに「大阪・川からの活性化プロジェクト」を提案いたします。
現在の水路の見直しと、利用しやすい水路を新たに開発し、舟運事業を活性化させます。川の水辺に、人々の憩いと安らぎを与える豊かな遊空間を提供し、川の多様な魅力を引き出します。水質を向上させ、子供たちが水遊びでき、多様な生き物が棲息できる川づくりを行います。その他、「水の都大阪」の復活を目指して、さまざまなプロジェクト市民、自治体、経済団体との連携を図りながら推進いたします。 ぜひ、この計画にご賛同いただき、関係各方面のご協力を得られますことを心より願います。
良い綺麗な構想だと思うのですが、私のように資金調達の仕事をしていると、
構想は良いが、そこまでのお金の問題をどうするのか?
それよりもこんな文化都市構想だけで、大阪のような大都市を活性化できるのか、
このような構想は後で良いとは思いませんが、
同時進行させて、経済を活性化させ、人とカネが集まるビジネスチャンスあふれる街に、
どうするのかの具体的な方策が見えないのは残念です。
このような文化都市構想だけで、
本当に大阪は復活するのかと、なんかスカを食らったような印象を持ちました。
私の認識違いかもしれませんが、
単なる人口が100万人にも満たない地方都市であればともかく、
日本で3番目に多い人口を持つ大阪の復興策としては物足りないと思うのですが・・・・
(つづく)
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