今日は期末 明日から新しい期がスタート | 思うように資金調達ができない方へ

今日は期末 明日から新しい期がスタート

3月31日

 

今日は期末で、主な銀行など金融機関の決算日の多い日です。

くだらないことではありますが、この期末と言う日が、けっこう資金調達に影響するんです。


それは、方針が大きくこの日を境に変わることがあるからです。

過去には期を越えたことから融資が決まったような案件もありましたが、

今年に限れば、明日からの新しい期を見ても、

少なくとも私の周辺の情報を聞く限りでは、

特に融資に対して内向きになっている銀行の姿勢が変わるようなことはなく、

むしろより厳しくなるではないかとさえ言われているのが現状です。

 

以前はパチンコ、不動産、貸金業などの業界が厳しかったのですが、

最近は業界に限らず、中小企業に対する融資は本当に厳しい状況に変化しています。

ですから、以前販売していたCDで私が語っているような話は今は昔で、

新規の中小企業の場合、保証協会の保証がないと、

100%とは言いませんが、99%に近い感じで、銀行は融資をやらなくなっています。


おまけに以前と違って保証協会の保証について銀行も20%のリスクを取るようになったからか、

保証協会がOKでも、銀行がNOと言うケースもあり、

本当にこのような馬鹿なことをしていたら、

潰れなくてもいい会社まで潰れてしまうようなことになり、

金融庁も銀行も、何をぼんやりしているんだと、怒りさえ覚えてしまいます。


また融資に至る時間も、以前のビジネスローンの時と比較すると、

少なくとも私の知る限り、すごくかかるようになっていて、

金融庁もくだらない不動産融資に対する総量規制のようなことに熱心にならず、

中小企業に対する銀行の融資に不熱心な姿勢をもっと実態を良く見て、

銀行を指導して欲しいと本当に思います。

銀行の自主判断に任せていたら、今の貸し渋り状況は打開しないと本当に感じますね。


保証協会だって、何度も書いていますが、

トンズラして残債がある会社と、民事再生法に則して債権放棄した会社を、

求償債権がある点では一緒などと、本当に馬鹿なことを言って、

民事再生を終結し、頑張って再建した会社に保証を出さないなど、

本当に何を考えているんだと言いたくなります。

政府の方針は何度でもやり直しのできる社会の構築だったんじゃないかと、

まるで年金問題で総理大臣の言うことさえ聞こうとしない社保庁の馬鹿役人と同じようなことを,

保証協会もやっていると言わざるを得ません。

リスケにしても、ちゃんと保証協会と話し合いをして、

決められた返済をしている会社に対しても、

リスケと言う言葉だけで、保証をしないという単細胞的な姿勢は、

保証協会の債権の保全上もケースによっては逆効果で、

優秀な人もいるんでしょうが、保証協会の役人的な商売下手なところが大嫌いで、

ついつい保証協会不要論のようなことを短気な私は考えてしまいます。
 

また、今一番ひどくなっているのは不動産案件に対する銀行など金融機関の姿勢です。

確かに収益還元に裏打ちされていない投機としか思えないような案件への融資なら、

NGと言うのは理解できます。

でも現状は、収益還元に基づいた正常な案件も、その区別なく、

不動産融資の案件に対してはネガティブで、

思考停止状態のようになっているのには驚きます。

そんな姿勢が原因で、銀行の既存貸付債権も回りまわってやばくなっていることが、

なんで分からないのか、この辺りも不思議です。


もちろんこのような銀行の方針に影響を与えているのは金融庁なのだと思います。

今のような不動産融資の総量規制のような状況が、

不動産の流通に極めて悪い影響を与えていて、

不動産が動かないから、市場原理もくそもなく、不動産価格が下がろうにも下がらないような、

冷凍室のような今の状態が続くと、本当に過去のバブル崩壊の二の舞になってしまうのに、

以前と同じように、不動産融資を締め捲くっている金融庁の動機が私には理解不能です。

ですから、期が変わっても、不動産に対する銀行の姿勢は、

不動産価格が底を打って流通が活性化するまでは、

たぶん今と同じか、もっと厳しくなるのではないかと思います。

以前のバブルの時は流通が活性化するまで3年から5年ほどかかったと認識していて、

過去のことを考えても、金融庁も銀行も、

リーズナブルな収益還元で妥当な価格の不動産取引には、

むしろ積極的に融資をするように方針を変えて欲しいと本当に思います。
 

それから、パチンコ業界ですが、

これもまた期が変わったから好転すると言うような状況ではなく、

厳しい状況が続くと思われます。
 

期が変われば、新規融資が受けやすくなるような論調の記事を書きたいところですが、

残念ながら今年に限ってはとても書けず、

ますます厳しい状況が続くと思っていただいたほうが良いと思います。


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