証券市場 暴力団の資金源化
まずは次の日経の記事をお読みください。
すこし長い記事なので必要な部分のみコピーします。
ベンチャー企業などの新興企業向け株式市場(新興市場)の低迷が長期化している。背景にはグローバル化する経済環境や、世界的な金融市場の混乱の影響もあるが、日本に固有の問題点も少なくない。
不祥事で投資家離れる
ライブドア事件などで損失を被った投資家の市場離れが続き、株価低迷で企業の公開意欲も弱まった。
グローバル化する経済環境も新興市場には逆風だ。国際展開する大企業が高度成長期並みに業績を伸ばす一方、サービス系・非製造業中心の新興企業の業績は内需停滞もあって伸び悩んでいる。BRICs(新興諸国)の現地企業は成長率の高さで世界の投資資金を引き付け、日本でも中国株やインド株を組み込んだ投資信託が人気を集めている。国内新興企業は、大企業とBRICs企業の間で埋没し、投資対象としての魅力が薄れているという問題だ。
一方で、日本固有の問題も山積している。ライブドア事件後も不祥事が後を絶たない。株式公開から間もない時点での業績の大幅下方修正、決算発表の延期、業績予想の頻繁な変更――。真夜中にインターネットで重要情報を開示するなど、投資家の不信を招く事例も多発している。
上場企業の粗製乱造の背景には、上場手数料を得た後は手間を惜しんで企業の面倒を見ない証券会社、上場企業を増やすため審査を甘くする取引所などの利益優先の姿勢がある。個人投資家中心の新興市場では、ネット上で虚偽情報を流す株価操作まがいの行為も横行している。
昨年の「警察白書」は暴力団の資金源と化す証券市場の問題を取り上げた。上場後に経営が悪化し、悪質な投資グループにつけ込まれ、もてあそばれるケースもある。新興市場に上場する企業が玉石混交なのはある程度やむを得ないが、犯罪の温床になるのは言語道断で、規律確保に官民挙げて取り組む必要がある。
弊社の顧客を見ても、この記事と関連した動きはけっこうあります。
まずは顧客の上場準備していた会社が、直近の上場を諦めるケース。
このことは記事の中にもあるように、
「ライブドア事件などで損失を被った投資家の市場離れが続き、
株価低迷で企業の公開意欲も弱まった。」
と言うことで、
新興企業の資金調達としての株式公開という選択肢の幅が狭まっていることを現しています。
それでなくても新しい事業に対してリスクを取りたがらない金融機関が多い日本において、
株式公開が難しくなっている現状は、経済の活力をなくすから、大問題だと思っています。
株式公開が難しくなったのは、株価の低迷だけではなく、
銀行だけではなく過剰反応するのは日本人の体質なのか、
以前と比較すると、証券会社は主幹事になりたがらないし、
監査法人もなかなか監査を引き受けてくれない傾向は、
ライブドアやカネボウなどの事件以降、かなり強まっていると感じます。
でも、今日言いたいのはここからです。
今内向きになる証券会社や監査法人の話しをしましたが、
今の株式公開をした企業の現状を見ると、私は当然だと私は思います。
それは、記事の中にもある、二つのことです。
まずは、株式公開から間もない時点での業績の大幅下方修正、決算発表の延期、業績予想の頻繁な変更。
真夜中にインターネットで重要情報を開示するなどの不祥事が耐えないことです。
もう一つは、証券市場が暴力団の資金源化している問題です。
このような問題がある以上、証券会社だって監査法人だって、
もちろん融資を考える銀行にしても、危なくて積極的になれないのは当然です。
私は世界の株式市場の現状について詳しいわけではありませんが、
今の日本は、暴力団の証券市場に対する介入や悪影響は、
諸外国と比較しても、かなりやばい状況にあるのではないかと思います。
少し話は飛びますが、暴力団が介入するもう一つの問題は不動産です。
某外資の大手証券会社の幹部から聞いた話ですが、
アメリカの本社やヨーロッパのセクションから赴任してきた外国人の社員は、
「日本の不動産で、マフィア(暴力団)と関係のないものはないのか」と、
マジで驚くと言うのです。
確かに私のような者でも、大型の不動産案件になると、
それがファイナンスのお手伝いであっても、仲介であっても、
確かにほぼすべての案件で暴力団の影を感じるのは事実です。
開発案件では、この不動産に一番詳しい人と紹介された人が、
指がない人だったり、いかにもそれらしき会社名の名刺をもらったことなど、
数多く体験しています。
不動産については過去からずっとこんな状態が続いていると認識しますが、
現在、証券市場にも暴力団の介入があるとすれば、
当然ながら、株価が低迷し、外国人が売り逃げする現状も当然かも知れません。
そして、私の周りで起きている事を見ると、
記事の中にあるような
上場後に経営が悪化し、悪質な投資グループにつけ込まれ、
もてあそばれるケースは、新興市場の会社に圧倒的に多いように思います。
株式公開を資金調達の一つとして捉え、
資金調達をしやすくするために作った新興市場かも知れないのですが、
このことが仇となって、逆に株式公開をしにくくしているとすれば本末転倒で、
記事の中にもあるように、規律確保に官民挙げて取り組む必要が本当にあると思います。
事実、札幌、名古屋、福岡の地方取引所に上場している会社の中には、
なんでこんな会社が上場しているのと思える会社があるのも確かです。
過剰反応で、株式公開の手続きや審査基準を煩雑で難しくし過ぎるのも問題ですが、
改革の必要があることだけは確かだと思います。
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