遠交近攻 | 思うように資金調達ができない方へ

遠交近攻

12月29日

いま福田首相は中国を訪問しています。

今後の日本の外交の問題で重要なことは、

アメリカと中国と今後どのように付き合っていくかと言うことではないでしょうか。

 

日本が平和を愛する限り、

世界のどの国とも理解し合え、仲良くできると言うことであれば良いのですが、

こんなことを言うこと自体、平和ボケしている証拠かもしれません。

北朝鮮問題の6カ国協議を見ていても、

世界平和と言う理念だけではとても片付けることができず、

各国それぞれの利害を最優先で動いています。

だからアメリカを一番の同盟国と思っていても、

この会議におけるアメリカの態度を見ていると、

日本の味方とはとても思えないようなことをしているし、

アメリカ自国の事情や利害を優先しているのは明らかです。
 

何十年か先は分かりませんが、少なくともここ十年くらいのスパンで考えると、

日本は外交の選択肢を誤ると、けっこうやばいことになる懸念を、

私のような、ど素人でも感じてしまいます。

 

私は中国人の友人もいるし、決して中国のことは嫌いではなく、

普通の人は良い人もいっぱいいるとは思います。

また東西冷戦時代の考え方から抜けていないと嘲笑されるかもしれないけれど、

でも中国のものすごい軍事費の増加や、

不足するエネルギー確保のため、アフリカや南アメリカのどちらかといえば、

専制的な政治体制の国家と、なりふり構わず手を結んでいる様子や、

あるいは、中国の潜水艦がアメリカの空母に対して、艦長の独断で攻撃訓練を行ったり、

衛星攻撃システムの実験を北京の中央政府の許可を得ずに行ったり、

どうも中央政府が軍部を完全に掌握しているとは思えず、

軍部の暴走に対する恐怖感を覚えないわけにはいきません。


ここで中国の戦国時代の兵法で、「遠交近攻」と言う言葉があります。

遠方の国と親しくして、近い国を攻め取る外交戦略のことで、

これを現在の日米中の3カ国の関係に置き直すと、

日本はアメリカと仲良くして中国をけん制することになりますし、

アメリカは両方とも離れているので、

日中を分断することで、日中それぞれをけん制することができるし、

中国もアメリカと仲良くして日本をけん制することになります。

 

現在の3カ国の関係を見ると、まさにこの「遠交近攻」政策を、

米中2国は取っているのではないでしょうか。

一方日本は、確かにアメリカと親しくはしていますが、

特に戦略的に、「遠交近攻」を考えて親しくしていると言うよりは、

アメリカに戦争で負けたため仕方なく、おとなしくアメリカに従っているだけで、

決して中国をけん制するために取っている戦略とは思えません。

だから、日本はアメリカの言うことに盲目的に従うだけで、

アメリカとの関係も、とても戦略的パートナーのような対等なパートナーとは言えず、

日本の潜在的な反米意識とともに、アメリカの不信を買っているような気がします。

あれだけ思いやり予算を出したり、基地を提供していても、

とても感謝されているようには見えません。

  

以前も書きましたが、アメリカはイラク戦争がうまくいかないことや、

サブプライムローン問題などで景気も減速し、かなり弱ってきていて、

今までのように世界の警察なんてことは考えず、

かなり内向きになってきているように思います。

だから自国のことに軸足をシフトしているから、

この戦略への利害で日本のことも見るようになっていて、

ソ連と対決していた時代ならともかく、

最優先で日本のサポートをすることなどあり得ないと思います。

 

だから、今後北朝鮮からの核攻撃やテロ集団への核の売買さえ懸念がなければ、

日本への核の脅威などなくならなくても、熱心になることはなく、

まして自国に影響のない拉致問題などに熱心になるはずがありません。

むしろ北朝鮮を中心とする東アジアのことには不熱心で、

中国に任せているような気がしてなりません。

 

だから6カ国協議で拉致問題の解決も忘れるなと日本がいくら言っても無視され、

むしろ邪魔もの扱いされている現状があるのだと思います。

本当ならアメリカは同盟国の日本に、東アジアのことや、アジアのことは、

任せるようなことにならないとおかしいと思いますが、、

日本は一国平和主義みたいなことから抜け切れていず、

北朝鮮の拉致問題のように、明らかに日本の国民の生命と尊厳を奪われているのに、

何もできないで、ただ遠吠えしているような状況を見ると、

そりゃ、アメリカが何を考えているか分かりにくい中国を、

アジアについての戦略的パートナーと思うのも仕方がないように思います。

正直言って、アメリカから見れば、

日本は役に立つし利用価値はあるけれど、

頼りないからパートナとしての付き合いはできないなと思っているのじゃないでしょうか。


でもこの状況は非常に危険で、

本来なら、ここ10年くらいはアメリカと対等なパートナーとなり、

本当の意味の同盟関係を築き、

軍部を完全に把握できていない中国の危険な部分をけん制しながら、

中国と親しくしていくことが一番安全保障上はベターで、

北朝鮮との拉致問題も解決できるように思います。
 

今のように、アメリカにはしぶしぶ盲従し、

中国の気に障らないようなことばかりに終始するようなことだと、

本当に日本は外交上、孤立してしまい、極めて危険なことになるような気がしてなりません。

それなのに、今の外務省の官僚を見ていると頼りないとしか言いようがありません。

とにかくアメリカを怒らせず、中国を刺激しないで穏便にやっていくことしか頭にない様で、

これも、外務官僚も官僚社会主義の中で、どっぷり甘い汁を吸える立場だから、

穏便にトラブルを起こさず、自己保身を中心に、

この特権を捨てるような危ない橋は渡らないでやっていこうとするからでしょうね。

また政治家もこのような官僚をうまく使えず、リスクを取ろうとはしないから、

本当に日本の外交は事なかれ主義で戦略的ではなく、

世界から馬鹿にされてしまうのだと思います。

 

今の官僚と仲良しの福田政権では難しい気がしますが、

本当に、リスク覚悟の上、外交上の問題を処理していく政権が必要で、

この意味でも、今まで外務省の官僚と癒着状況にある自民党政権では困難だと思うので、

危ういところもありますが、一度は民主党政権への政権交代が必要なのだと思います。

 

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