野球の話 日ハムの輝きとオリックスの凋落 | 思うように資金調達ができない方へ

野球の話 日ハムの輝きとオリックスの凋落

10月6日

一昨日だったと思いますが、MSNのスポーツニュースサイトで、

次のような二宮清純スポーツキャスターの書いた記事を見ました。

私もまったく同感でしたのでコピーしましたので、ご一読ください。


北海道日本ハムファイターズが球団史上初の連覇を達成した。昨季限りでチームきってのスター新庄剛志がユニホームを脱ぎ、主砲の小笠原道大はFA権を行使して巨人へと去った。貴重な左のセットアッパー岡島秀樹はレッドソックスへ--。相次ぐ主力の離脱を受け、開幕前の下馬評は「Bクラス転落も」。実際、出だしは悪かったが、接戦を確実にモノにする粘り強い野球で、あれよあれよという間に抜け出した。  一方、パ・リーグの最下位は3年前に近鉄球団を吸収合併したオリックス・バファローズ。優勝した日本ハムとのゲーム差は17(4日現在)。数字だけを見れば日本ハムの総本塁打が73本であるのに対し、オリックス119本などいくつかの点で優勝チームを最下位チームが上回っている。にもかかわらず、これだけのゲーム差がついた理由は何か。  私は球団のビジョンの差ではないかと考える。日本ハムが北海道移転を機に道民球団を目指したのに対し、オリックスはいまだに球団名に地域や都市名を入れようとしない。要するに「球団は企業の私物」と捉(とら)えているのだ。  次々とスターが去っても、道民球団・日本ハムの観客動員力に陰りは見られない。一方、地域に軸足を置こうとしないオリックスは、どうしてもスター頼みになる。その典型的な例が清原和博に対する異様とも思える気の遣いようだ。左足の故障で、今季は1試合も出場していない。それでも解雇できないのは「ファン離れに拍車がかかる」との経営判断によるものなのか。球団がタニマチ的な発想を捨て、公共財としての在り方を模索しない限り、日本ハムとの差は埋まらないだろう。

 

私も今年の日ハムの頑張りには本当に驚きましたし、

何よりもすごいのは北海道でカッコたる地位を築き、

観客動員数が12球団中5位、パリーグではソフトバンクに次いで2位( 1,833,054人)であるところです。

 

正直なところ、日ハムが東京ドームを本拠地にしていた頃、

目立った球団ではなく、多分観客動員数もとてもパリーグ2位なんていう状況ではなかったと思います。

 

それに引き換え、オリックスは、

近鉄と合併する前は、阪神大震災の年にパリーグ制覇し、

ユニフォームの袖口に、確か頑張ろうKOBEと言ったスローガンがあり、

明らかに神戸の球団という位置づけが明確で、

イチローもいたし強かったこともあって、

ちょうど今の日ハムやロッテのような人気球団であったと思います。

まさに地域に密着したすばらしい状況があったと思います。

事実日本一になった96年には179万4000人という観客動員があったのですから、

今年の 1,137,186人と言う数字はいかにも寂しい限りです。

  

その頃私は兵庫県の西宮市に住んでいたので、

本来なら阪神ファンで甲子園に行きたいと思うほうが自然かもしれないのに、

むしろグリーンスタジアムのオリックスの方が魅力的な印象があったりして、

忙しかったので行けませんでしたが、本当に行ってみたいと思ったほど、

オリックスには魅力がありました。

 

オリックスが弱くなり人気が無くなったのは、

私の独断かも知れませんが、近鉄と合併した後だと思います。

実力があり人気もあった仰木彬監督の死去も大きく影響したと思いますが、

やはり月とスッポンぐらい性格の違う近鉄との合併と、

また大きく性格の違う神戸と大阪と言う地域にまたがる球団として、

以前のような神戸の球団という明確なアイデンティティーが無くなったことが、

今のように球場の小さい楽天の観客動員を辛うじて抑える程度の、

不人気球団になったのだと思います。

 

それは、まず当時を思い出していただきたいのですが、

数年前に優勝もした近鉄が突然球団経営から手を引いて、

オリックスと合併すると言うことから端を発し、

球団の社会性、公共性が問われ、

球団は企業の私物であってはならないと言う世論形成がなされたことがあったと思います。

 

更に読売や西武と言うどちらかと言えば守旧派のイメージのある球団が、

一リーグ性という明らかに進化ではなく退化というか、

縮小均衡、それも野球は巨人が一番人気があって、

巨人と対戦できるセリーグしか儲からないと言う妄想としか言えない暴論を根拠としたものに、

オリックスが加担しているかのようなイメージを与えたことが、

近鉄の消滅を手伝う悪のイメージと重なって、

一挙にオリックス=神戸市民に愛される市民球団という良いイメージから、

球団を私物化する悪いイメージの球団と一気に人気が無くなったのだと思います。

 

神戸市民にとってみれば、あれだけ愛した球団が、

本拠地を大阪に移し、神戸が準本拠地になり、(3年間だけで神戸は準本拠地でもなくなるはずです)

それもキャラクターのまったく違う近鉄との混成球団となる訳ですから、

神戸市民の熱が一気に冷めたのは当たり前と思い、

この合併に関してのオリックスの経営判断は明らかにミスだったと思います。


事実、どちらかと言えば準レギュラー組みでできた楽天の方が、

地域密着型でイメージ的には数段良く、

着実に人気も力もつけている現在を見ると、

どれだけオリックスのやった経営判断が大間違いであったか分かります。

今年は楽天は堂々4位でオリックスは最下位なんだから、

オリックスファンにとって見ればアホらしくて観にいく気にならないのは良く分かります。 


むしろ、現ソフトバンクのダイエーの地域密着球団としての成功と、

並び称されるほど理想的であった地域に根ざした球団であったのに、

本当に馬鹿なことをやったと思います。

 

そして二宮氏の記事のようなこととなり、

格闘家にでもなった方が良い清原のような、

過去は良い選手ではあったものの、数年にもわたって実績のない、

実力のない選手の個人的人気におんぶに抱っこのような球団経営をするのだから、

人気がなくなるのは当然です。

同じように数年間実績のないローズが活躍したから良いものの、

これが外れていたら最悪だったでしょうね。

 

この二人がいて最悪だった巨人を追われた二人をとって、

帳尻を合わせようとしたオリックスの球団経営は、

ファンにとって見れば、以前は巨人をコテンパにして優勝し日本一になったこともあるのに、

巨人が弱かった原因であったイメージの2選手を取ってお茶を濁すようなことは、

そりゃファンは白けると思いますよ。

いくら清原が関西で人気があるかどうか知りませんが、

セで成功しなかったイメージであることは事実で、

こんな選手に頼る球団を誰が応援するのか、

それも怪我でほとんど出場できないんだから、今の凋落は当然だと思います。

 

日ハムとオリックスのように、

この数年で立場がこんなに変わった球団は珍しく、

二宮氏の記事には非常に共感しました。

 

野球の話なんかどうでも良いと思われるかもしれませんが、

明日も続きます。

私の独断ですが、オリックスの球団の経営判断ミスと、

オリックスが金融機関であることは密接な関係があると思っています。

この辺りを明日も書きたいと思います。

 

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