伊勢丹と三越 2 そして松屋について | 思うように資金調達ができない方へ

伊勢丹と三越 2 そして松屋について

9月11日

少し話題が古くなってしまうのですが、

あまりにも我が国の首相が特異な話題をいっぱい提供してくれるので、

取り上げるのが遅くなってしまいました。

古い記事ですが目を通していただけますか。

国内最古の百貨店で、旧三井財閥の発祥会社でもある名門・三越。伊勢丹との統合を選んだのは、業績低迷が続く中、人口減や消費の多様化という逆風を乗り切るためには、「勝ち組」伊勢丹のノウハウを取り入れなければ生き残りは難しいと判断したためだ。百貨店業界では「伊勢丹による三越救済」との見方が強いが、伊勢丹も市場縮小への危機感は同じで、両トップが認識の共有を図ったことが、統合実現への流れを作った。

 「百貨店業界は難しい状況だ」。こんな会話を、三越の石塚邦雄社長と伊勢丹の武藤信一社長が交わし始めたのは今年初めという。2人は開成高校(東京)の同窓で、かねて親しい関係にあった。

 3月末には、両社長に伊勢丹の小柴和正会長と三越の中村胤夫(たねお)相談役(前社長)を交えた4者による会談が実現。「難局を乗り切っていくためには、抜本的改革が必要だ」との認識で一致し、統合に向けて動き始める。5月中旬には、それぞれのアドバイザーに証券会社を選任し、資産査定を開始するなど、交渉はトントン拍子に進んだ。

 特に強い危機感を抱いていたのは、三越側だった。バブル崩壊後、ゴルフ場会社の損失処理に追われた結果、百貨店事業への投資が後回しになり競争力が低下した。05年に社長に就任した石塚氏は、セールを原則やめたほかショッピングセンターへの小型店出店を始めるなど改革に取り組んだが、低迷に歯止めはかからず、07年2月期は大手で唯一減収減益となった。売上高で大丸に抜かれ業界4位に転落し、株価も低迷した。

 三越は東京・銀座の店舗など1500億円以上といわれる含み資産を持っている。「外資系ファンドが三越株を買いあさっている」(金融筋)とのうわさが年明け以降飛び交い、石塚社長も「他社との統合も選択肢」と公言し始めた。

 一方、足元好調の伊勢丹にも「10年、20年先を考えると、今の規模で良いのか」(武藤社長)という不安があった。他社への優位を保つためには、改装やシステム投資に膨大な資金が必要だ。西武百貨店とそごうの統合に続き、春には大丸と松坂屋ホールディングスの統合協議も表面化。伊勢丹は従来、M&A(合併・買収)に慎重だったが、大型合併にカジを切ることを決断した。

 持ち株会社の会長兼CEO(最高経営責任者)には伊勢丹の武藤社長、社長兼COO(最高執行責任者)には三越の石塚社長が就任する。武藤社長は「規模だけ大きくなっても意味はない」と強調する。両社が掲げた「世界随一の小売りサービス業グループ」を実現するには、いかに両社の強みを発揮し、顧客の評価を高められるかが問われている。

 

以前この話題を書いた時は、破談する可能性を書いたのですが、

両社のトップが高校の同窓と言うこともあって、交渉は上手く合意したみたいですね。

まずはめでたしめでたしですが、

私はこの経営統合と、大丸の松坂屋の経営統合で一番やばくなったのが、

銀座にある松屋と言うデパートだと思います。

 

東京にお住まいの方ならこのデパートについて、

特に何か特長とか、存在感とかを感じた方はあんまりいないと思われるような、

良く分からない特徴の無い、ただ銀座にあるだけが取り得のデパートです。

 

確かに立地は一流ですが、正直言ってこの店で買い物をしたことがありません。

暇つぶしにウィンドウショッピングはしても、

買う気にはどうしてもならないですね。

 

今でもどの程度シェアを持っているのか分かりませんが、

伊勢丹の資本が入っていて、

以前伊勢丹から社長が派遣され、

いずれは吸収されて伊勢丹銀座店になるのではないかと思っていたのですが、

そのようなことにはならず、

むしろ以前より今は、伊勢丹との距離を取っているのではないかと思います。

 

松屋は一時確か、横浜や船橋にも店舗を開いたりしましたが、

いずれも上手く行かず、今は銀座と浅草の2店のみの営業で、

合計で年商は約815億円とホームページの企業情報にはを書いてあります。

 

私も大昔、高島屋に勤務していたこともあって、

デパート業界には常々興味も持ち、業界の変化などにも注意している方ですが、

忌憚ないことを言わせていただければ、

よく潰れずに守っているなというのが松屋に対する印象です。

 

実際行かれたら分かりますが、

何を目指しているのか、さっぱり分からないデパートで、

規模も中途半端、商品構成を見ても、

規模からすれば有名ブランドをよく集めているなと思いますが、

それ以上でもなくそれ以下でもない、

地方の名門百貨店のような店と言うのが感想で、

東京近郊に住んでいる人が、数あるデパートの中で、

この店で真剣な買い物をするのは、余程昔からお馴染みさんか、

社員の家族ぐらいしか思い浮かばないような感じの店です。

ひょっとしたら年齢層の高い女性に何らかの理由で支持されているのかもしれませんが・・・。

 

だから、銀座店の2006年度の売上高は670億円で、

毎月50億もどのような人が買っているのか非常に不思議に思ってしまいます。

 

平日など1階やデパ地下はまだしも、

少し上の階に行くと間違いなく客よりも店員の方が多く、

特にメンズの階などは、見るのが恥ずかしいくらい空いています。

 

ですから、何度も失礼とは思うのですが、

よく単独でこの業態で、よく頑張っているなと思います。

 

ですから、先ほども書いたように、

この店のすぐ並びにある銀座三越と少し離れていますが銀座松坂屋の、

それぞれ経営統合は松屋にとっては、

滅茶苦茶やばいことではないかと思います。

銀座松坂屋は少し離れていてまだしも、

銀座三越とは私の感覚では100メートルも離れていない感じで、

伊勢丹のノウハウが入った上、店舗面積も大型店並みの5万平米を越える店になるようで、

松屋はこれに対抗できるのかと他人事ながら心配になってしまいます。

おまけに地下鉄で数駅行けば高島屋の東京店と三越本店があり、

大丸の東京店もあるのですから、大変と言うどころではない状況です。

 

伊勢丹と松屋の今の関係が良く分からないので、

何ともいえないのですが、

伊勢丹に吸収される以外に何か方策があるのかと、

私のような凡人には打開策が分からないですね。

 

ただ銀座の一等地の店舗の不動産には魅力があるので、

業績が低迷するようなことがあれば、

買収防衛策をどのようにしているのか分かりませんが、

外資や同業他社、あるいは他の業態の流通業各社からすれば、

魅力あるターゲットになる可能性が高いと思っています。

 

外野から見れば、こんな無責任なことが言えますが、

もし松屋の経営者なら、これからどうすれば良いかマジに真剣に悩むでしょうね。


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